イメージ 1

 日本人と釈迦族の縁を語った内容であるけれど、既刊のムーブックスの焼き直しみたいな内容である。

 

 

【シャンバラは、地球内部の空洞にあるのか、亜空間にあるのか】
 あらためていうまでもないが、地球は空洞ではない。地震波の測定によって、内部に物質が充填していることが分かっている。ましてや、両極に開いた巨大な穴など存在しない。地球の地殻の下にはマントルがあり、その下には液体から成る外殻、そして中心部には金属核が存在すると見られている。 ・・・(中略)・・・ 。
 しかし、それでもなお、地球内部にはもう一つの世界が広がっている。物質がぎっしりと詰まっており、どこにも巨大な空間など存在しないにも関わらず、地球内部には理想郷シャンバラが実在するのだ。(p.76)
   《参照》   『失われた地底王国 「シャンバラ」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける 学研
             【プラズマ:亜空間】

 

 

【釈迦族と日本人】
 古代ユダヤ人と釈迦族と日本人は、地底世界アルザル(シャンバラはその中心)を介して繋がっているということが書かれているのだけれど、過去の読書記録の中に書き出しているので、それらをリンク。
   《参照》   『失われたメシアの神殿「ピラミッド」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける (学研) 《後編》
             【釈迦族とチベット族】 【アルザル】
   《参照》   『失われた地底王国 「シャンバラ」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける 学研
             【エイリアンの遺伝子】 【天皇家も釈迦族もガド族】
   《参照》   『ブッダ入門』 中村元 (春秋社)
             【太陽の子孫】

 

 

【ソロモン神殿:国会議事堂:シャンバラ王の宮殿】
 日本と古代ユダヤと地底世界の繋がりは、日本の国会議事堂にも見出せるらしい。
 箱形直方体の上にピラミッドを載せる古代イスラエル人の文化として、もっともシンボリックなのは、ソロモン神殿である。ソロモン王によって建設された古代イスラエルの神殿は、屋根がピラミッド状になっていたことがわかっている。その復元図は、興味深い事に、日本の国会議事堂と瓜ふたつ。実は、何を隠そう、日本の国会議事堂はソロモン神殿をモデルとして建造されているのだ。(p.137)
 日本の国会議事堂しかり。3つの窓が四方にある部屋がある。恐らくソロモン神殿にも同様の構造があったに違いないと思われるが、それよりの驚くべきはジャンバラ・タンカである。同心正方のシャンバラ・タンカが描く立体ピラミッドの頂上にある宮殿には、先述したように四方、それぞれの面に3つの門があるのだ。
 おわかりだろうか。同心正方のシャンバラ・タンカが描くシャンバラ・ピラミッドとは、地球内天体アルザルの神殿、すなわちシャンバラ王の宮殿を意味するのみならず、やがて天空から降臨する新エルサレムをも象徴しているのである。(p.140)
 最後に記述されている「新エルサレム」は、空飛ぶ天空の城ラピュタであり、現在は太陽フレア内に存在している。造ったのはエノクであると書かれている。

 

 

【昇天した新エルサレム(シオン)】
 古来、アラブの伝承では、三大ピラミッドを建造したのはサウリドという王だった。しばしば、クフ王と混同されるが、実際はイドリスという別名をもつ人物で、『旧約聖書』ではエノクと呼ばれた。エノクとはノアの大洪水以前の預言者のひとり。預言によって大洪水が起こることを知ったエノクは、当時の叡智を後世に残すためにピラミッドを建造したという。
 しかも、預言者エノクが建造したのは三大ピラミッドだけではない。彼は、このほかに自らの町、城郭都市を建設していた。これこそ、実は新エルサレムなのだ。(p.143)
 城郭都市、「新エルサレム」とは、ユダヤの中心をなすシオンという名の町のこと。
 「エノクとそのすべての民は神とともに歩み、彼はシオンの中に住んだ。それからシオンはなくなった。神が御自身の懐にそれを迎え入れられたからである」(「モーセ書」第7章69節)
 シオンとは町の名前である。エノクが建設した城郭都市である。その城郭都市が丸ごと昇天したというのだ。 ・・・(中略)・・・ 。
 ノアの洪水以前、この地上から突如、地面ごと昇天したエノクの城郭都市ピラミッドの記憶は、失われた聖典や外典・疑典などを通して残った。やがて、それはイギリスの牧師ジョナサン・スウィフトによって甦る。彼の著作『ガリヴァー旅行記』に登場する空飛ぶ島「ラピュタ」が、それだ。 (p.145-146)
 『ガリヴァー旅行記』に描かれているラピュタは底が円形だけれど、著者は深読みして方形だったのでではないか、と書いている。そして、

 

 

【実在するラピュタ】
 空飛ぶ城郭都市ピラミッドなど、にわかには信じがたいが、実は、もうすでに存在は確認されている。アメリカ航空宇宙局NASAはひそかに太陽観測の過程で、灼熱のコロナの中を平然と飛翔する四角錐をした天体を発見しているのだ。
 まさに、これこそ地上から消えたエノクの城郭都市ピラミッドである。飛翔ピラミッド都市は、やがて地球へと戻ってくる。(p.147)

 失われたイスラエル10支族であるアルザリアンはUFOを製造できる科学技術によって、エノクの飛翔城郭都市、すなわち新エルサレムの存在を知っている。知っているのみならず、密かに交流を続けている。
 だからこそ、彼らはエノクの城郭都市ピラミッドをシャンバラ・ピラミッドとして神聖視し、かつチベット密教の僧侶たちは、その姿をシャンバラ・タンカに描き続けているのである。(p.148)

 

 

【「禁」という字に示されるカッバーラ】
 仏の智慧は「文殊菩薩」と「普賢菩薩」として表現される。なぜ、叡智がふたりの菩薩として立てられているのか。それは叡智が「知恵」と「知識」からなるためだ。カッバーラでは知恵を「生命の樹」とし、知識を禁断の木の実で知られる「知識の樹」、すなわち「死の樹」としたのだ。
 エデンの園において、アダムとイブは「死の樹」の実を口にしたがために、永遠の生命をもたらす「生命の樹」へ近づくことを禁じられた。「禁」という漢字に、それら2本の「木」を指し示す神の字「示」があるのは、このためだ。(p.228)
 カッバーラ(カバラ)は合わせ鏡のシステムが基本。
 「禁」という字は、合わせ鏡の表裏となる二つの樹を(神が)示している。
 仏教にもカッバーラ(カバラ)の象徴はたくさん秘められている。「仏教とキリスト教とユダヤ教は全く別である」という考えは、表の宗教(=顕教)を見た場合の言い草で、神秘主義(=密教)の視点で見れば全世界で通底している。神道の中にも、カバラの象徴は豊富にある。

 

 

【シャンバラ出現?】
 一見すると、突拍子もないような話に聞こえるかもしれないが、実は、近い将来、この地球に肉髷ができる。(p.244)
 肉髷(にくげい)というのは、仏像の頭の上にタンコブみたいなポッコリした盛り上がりのこと。頭頂のチャクラであるサハスラチャクラが完成した時に出現するものと言われている。
 地球内部に収まっていたプラズマが地表に染み出してくるのだ。(p.245)
 宇宙からの波動を受けて地球は励起され続けているから、地表の人類に先駆けて、地球はアセンション(次元上昇)してゆくということか。黙示録にある第5のラッパに関する記述は、このことを意味しているらしい。
 また、『世界王の預言』には、「その時、シャンバラの民が地の底から姿を現す」(p.248) と記述されているという。
 法華経にも「妙法蓮華経従地湧出品第十五」には、人々の心が荒廃する時、菩薩が地面から湧き上がるという意味の記述があるという。
 シャンバラが地上に湧き上がる時があるなら、エノクが造った天空飛翔都市が降臨して合体することもあり得るのだろう。
 『天と地と』 ということである。