イメージ 1

 1999年のある時を想定して書かれた著作で、世紀末書籍の一つ。出版時たまたま書店で平積みになっていたのを見つけて読んだものだった。ムー大陸の沈没を期に、アマテラス一行3千人が船で日本にやってきた航海時の状況と、熊野川河口付近に上陸して、大台ケ原で定住した後、奈良に移動したという過程が書かれていたのを興味深く読んだものだった。なにげに再読。1997年5月初版。

 

 

【本来人間というものは・・・】
 (子供たちが生まれると)ほとんど飲むことも食べることもなかったのに体重は、たった半年で50キロにもなっていました。これはあなた方の未来に、そのような時期がまたくる、ということでお話しておきたいのですが、本来人間というものは裸で、水や食料がなくても大きく成長して生きられるのです。(p.41)
 プラーナという気を摂取できれば、人間は飲食不要である。食を減らせばその分、人体はプラーナを摂取するようになる。但し、地球に届くプラーナの量は、時代によって違いがある。
   《参照》   『続2012年 地球人類進化論』 白峰 (明窓出版) 《前編》
             【人間が五次元化すると・・・】

 

 

【「お金」という呪縛】
 本来「仕事」と「お金」はまったく関係ないものなのです。あなた方は行動する時に、「この行動は自分にどんな利益をもたらすか」と考えていますね。それがあなた方の進化と行動を束縛して、無限の可能性を奪っているのです。早くその「お金」という呪縛から目が覚めるように私は望んでいます。(p.48)
   《参照》   『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《前編》
             【貨幣経済社会からマネーフリー社会へ】
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《前編》
             【2012年以降】
 そういえば、あなた方の争いの一番の原因は「お金」ですね。私たちの時代での唯一の争いらしきものといえば、きれいな女性の心を誰が射止めるかということでの、男性たちの競争だけだったと思います、しかしそれも彼女を射止めるために、いかに自分を高めるかというような競争だったために、大したトラブルもなく、むしろ良い学びの機会となっていたようです。(p.48)

 

 

【ムー大陸】
 私たちの先祖は、ムーから来たと申しました。
 そしてムーは、現在のあなた方の時代から3万年ほど前に大きな国家を造って、人々の知恵を集めた科学文明らしきものができました。しかし、それは星の文明の上に地球の人びとの知恵を集めただけで、さらにその文明は「人類を支配せよ、指導せよ」という命令を受けた「ヘビ」の思いを、科学という形にまとめてしまったのです。(p.77)
 ここでは「ヘビ」と表現されているけれど、他の様々な書籍では「レプティリアン」とか「アヌンナキ」と表現されている。
   《参照》   『すでにアセンションしている人たち』 櫻庭雅文 (徳間書店) 《前編》
             【レプティリアンのエネルギー】
 結果的にその進んだ文明を誇ったムー大陸は沈んでしまいました。その原因は、やはり進みすぎた科学文明にあったのです。それは原子力でした。この領域には、触れてはならないのです。(p.77)
 アマテラスが日本に上陸する千年前、当時の日本列島も、ムー大陸と同様に、「ヘビの魂」によって導かれた山窩民族が原子力を用いた結果、爆発を起こし、山窩民族の多くは消えてしまったとも書かれている。
 あなた方は今、原子力が何であるかということを知りはじめました。ムーの時代から、何千年もたった現在、またこの原子力の魅力にとりつかれ、そして同じ過ちを繰り返そうとしています。(p.117)
 原子力、このおおいなる災いをもたらすエネルギー源を、経済という視点で肯定する人々の愚かさは、愚鈍の極である。現代においても、経済(お金)という幻想から抜け出ることができない愚かさは、取り返しのつかない苛烈すぎるしっぺ返しを受け取ることで完結することだろう。

 

 

【ハシャ】
 それは「ハシャ」、船という意味です。やはてこの「ハシャ」は空を飛ぶだろうと、彼らは教えてくれました。ある時これが空飛ぶ円盤となって、人々の頭上に殺到することをこの大台ヶ原の「ハシャ」は、その平たい丸い形で暗示していたのです。「ハシャこそ未来の乗り物」彼らは私に伝えました。結果的に「ハシャ」はやがて「はす」という大和の言葉になって残りました。あなた方は蓮というものにお釈迦様の乗る座布団のようなイメージがあると思いますが、このハシャこそ、大和から中国に渡りインドに到着して、やがて聖者の乗る宇宙船のイメージとして残り、インドでは、その宇宙船の上に釈迦が一番偉い人として乗るのです。(p.119-120)
 ハシャ ⇒ 蓮(ハス) ⇒ 宇宙船。

 

 

【大台ヶ原】
 そして私は、この場所の重要性を直感しました。21世紀にはここが宇宙とつながり、目に見えない柱が立ち、たくさんの宇宙船がその柱を頼って降り、またあがる。そして人々を安全な場所に運び込んでまた戻ってくるという、広大な宇宙船の基地になるのです。(p.120)
 もう、光の柱は立てられている。
 この地には太古の時代、山頂に巨大な原子力発電所を持った風車が建っていたのですが、それがあるとき、原子力の暴発によって吹き飛んで、山頂がなくなり、そのあとがくぼみ、高熱で岩が皿状に溶けて水がたまり、やがて少しずつ風化して泥となり、そして蓮池となったのです。(p.120)
 原子力による巨大な風車を何に使っていたのかと言うと、南の暖かい風を北に送る為だったと書かれている。当時は現在よりも寒冷で、関東以北を暖める為に日本列島には幾つもの風車があったと書かれている。

 

 

【21世紀のある瞬間】
 そして青空だけが残ったとき、私はこう感じました。
 「あるとき、この地球は太陽が消え、星が消え、月までが消え、一瞬空が青空のみによって占められ、青空が大海のように広がり、青くその底を見せるとき、すべてのことが始まり、すべてのことが終わるだろう」と。
 それは、21世紀のある瞬間を見たのです。(p.130-131)
 中丸薫さんやキーシャが下記リンク内の動画で語っている内容は、この瞬間のことだろう。
   《参照》  『アセンション関連の動画集 《その1》』

 

 

【大和三山】
 見渡す限りの湖の中には、3つの大きな人工の島があったのです。その島を今あなた方は、大和三山と呼んでいます。その山は太古の時代「星の人々」が、ある目的のために造ったものです。あと数年でその山々はあなた方のために、本来の目的のために目覚めようとしています。そのときに始めて大和三山の謎が証されるのです。(p.155)
 その湖は今では猿沢の池にその名残をとどめているだけですが、当時は、奈良平野のほとんどの所を覆い尽くすほどの広大な湖だったのです。(p.159)

 “見渡す限りの湖”とあるけれど、奈良盆地はかつて湖だったはずである。
   《参照》   『大和の海原』  樋口清之 千曲秀版社
            【大和の海原】

 大和三山とは畝傍山・香具山・耳成山のこと。下記リンク書籍では、三輪山・高取山・二上山という外側の三山を主に書き出したけれど、内側にある大和三山を起点にしなければ、この外側の三山の意味は見い出されない。因みに、畝傍山は冬至の太陽の位置を意味している。
   《参照》   『古代大和まほろばプロジェクト』 森嶋直樹 (文芸社)