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 ハワイ生まれで、日本企業(リクルート)に就職して以来、日本企業で働くこと24年になるという著者の日本人観・日本企業観が書かれている。
 正直なところ、ちょっと面映ゆいほどに日本のビジネス慣行を評価してくれている。しかし、世界が為替変動による通貨の格差という問題を脱出し、その極限として貨幣経済が終了することを想定してみれば、世界中で高品質・高信頼の日本企業が圧倒的に選択されるのは間違いないことである。2012年5月初版。

 

 

【豊かな心をくれる、空気のような親切】
 JRの方針なのかもしれませんが、この2つの駅(保土ヶ谷駅と洋光台駅)には、素敵な、ちょっとした共通点があります。
 その共通点の写真をフェイスブックにアップした途端、海外にいるたくさんの友人から、驚嘆の声が続々と届きました。
 「毎日ですか?」
 「おそらく、アメリカにはこういうことはめったにないでしょう」
 「日本って本当に素敵な国なんですね!」
 などというコメントでした。

 「花の交流会」など、さまざまな団体が提供している生け花コーナーのことです。
 日本にいると、「空気のような親切」を感じることがあります。それはわたしたち外国人にとって、日本人が持つ別格な「おもてなし」の心の表現のような気がします。(p.60-61)
 こういうのって、女性だからこそ深く感じるものなんだろう。
   《参照》   『私の中のよき日本』  盧千恵  草思社 
             【美を味わう心: 『私の中のよき日本』 】

 

 

【日本語がわかるようになれば・・・】
 漢字が読めず、日本語ができないのに日本人に批判的な「外国人評論家」が同じ職場などにもしいるようなら、徹底的に議論するか、無視するに越したことはありません。
 逆に、日本に好奇心をもつ外国人、興味を抱いている異国人が身近にいたら、日本語を丁寧に、一つひとつ教えてあげてください。
 「日本語がわかるようになれば、日本人の理解しにくい話や行動が、いろいろと理解できるようになるよ」と勇気づけてください。(p.112-113)
 日本人の定義は、「日本で生まれた人」とか、「日本人のDNAを持つ人」ではない。
 日本人とは、「日本語を自由自在に話せる人」という定義が最適である。日本語の言霊(波動)に長期間さらされているからこそ、漸く「日本人の脳」になれるのである。そこに至って始めて、日本文化の様式に脳が馴染み納得できるようになるのである。著者の記述は正鵠を射ている。

   《参照》   日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <前編>

             ■ 日本語と日本人の脳の特異性 ■

 

 

【危険なシグナル:権利意識】
 アメリカにとって、非常に危険なシグナルだと思います。
 そうしたことを示す言葉が、「sense of entitlement」(権利意識)なのです。何不自由ない生活ができる権利意識、仕事がもらえて当たり前、という権利意識・・・。しかし、そうした権利を要求するに足る自分かどうかは考えていません。
 一方、日本人を見ていると、権利意識があまりないように感じます。
 むしろ、日本人の口からよく聞くのは、
 「わたしなんかまだまだです」
 「こんな至らない自分を働かせてもらえるだけで十分」
 「勉強させてもらいながら給料をもらえるなんてありがたい」
 といった、非常に謙虚な言葉です。(p.75)
 男女共同参画を企てている連中のキーワードがこの「権利意識」である。男女共同参画のセミナーに参加すると、すぐに「権利」という言葉が出てくるのである。日本人本来の謙虚さを捨てさせて、権利を主張する喧しい女たちを量産し、日本文化を破壊しようとしているのである。男と対立させて家庭を破壊し、社会を騒然とさせる為の「権利意識醸成」であり、「大和撫子」ではなく「棘のある(権利を主張する)薔薇」になれと洗脳しているのである。
   《参照》   日本文化に関する疑問と回答
             ■ 日本文化の中心概念:結び ■

 山梨県の場合、県立中央病院の職務に携わる女性たちが、男女共同参画センターを拠点として「権利意識刷り込み」の先兵となって日本文化破壊の最前線に立っている。
 世界の距離がこれほどまでに近づき、中国やインドなど新しい国の成長がめざましい現在だからこそ、皆が過剰な権利意識を捨てて、日本人の「まだまだ感」に学び、謙虚になるべきだと思います。(p.78)
 アメリカの医療業界というのは、価格制限がないためボロ儲けできる業界であり、そこと強く繋がっている日本の厚生省や医療業界は、完全に魔界状態である。
 下記リンク書籍にリンクされている文章をよく読み、動画をよく見ておくがいい。
   《参照》   『新説2012年 地球人類進化論』 中丸薫・白峰 (明窓出版) 《前編》
             【予防ワクチンに注意!】
   《参照》   『アセンションの準備はできていますか』 中丸薫 (ヒカルランド)
             【生物兵器を用いた人口削減計画】
             【医療の現場もこんなもの】

 

 

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