副題は「根源想起の物語」となっているけれど、言霊解釈が主柱をなす内容である。ヒフミヨイムナヤ・・という「天の数歌」に関わるヒフミのそれぞれの一音を図解と共に語ってもいるから、日本人なら何となくわかるだろうけれど、ちょっとシュールである。何回か読めば理解は進むかもしれないけれど、語部であるおじいさんの表現が、昔の表現で、現代人である私たちにはちょっと分かりづらい。
また、全体が繋がっているから、一部を書き出しても、要領を得ないことになってしまう。だから、本文以外の個所から書き出しておいた。
また、全体が繋がっているから、一部を書き出しても、要領を得ないことになってしまう。だから、本文以外の個所から書き出しておいた。
【ボクのおじいさん】
髭以外に顔のことは書かれていないけれど、おじいさんはきっとハゲチャビンである。神霊界におけるハゲは智恵を意味するそうですから。
《参照》 『風の谷のあの人と結婚する方法』 須藤元気 (ベースボール・マガジン社)
ある夜、ボクは夢を見た。そう、あれは確かに夢なんだ。とっても不思議な夢だったよ。・・・(中略)・・・。
すると・・・全体の光の中に、おじいさんがひとり笑うというわけでもなく笑っていた。そのおじいさんは、まるでサンタクロースのような白い髭があった。そのおじいさんの髭は、とってもいい香りがしていて、ボクは思わずその香りに引き寄せられて、おじいさんの髭の中に自分の顔を突っ込んでしまった。・・・(中略)・・・。おじいさんの顔はよくわからなかった。だけどその髭の中からかすかに、でもはっきりとおじいさんの声を聞いた。(p.14-15)
“サンタクロースのような白い髭があった” おじいさんって、きっと日本神霊界的にいえば北極老人なんだろう。この本に書かれているおじいさんが語った話の内容からも、そんな風に推測される。著者は前書きの中でミカエルと書いているけれど、審神する人によりけりで異名同神ということはよくあることらしい。すると・・・全体の光の中に、おじいさんがひとり笑うというわけでもなく笑っていた。そのおじいさんは、まるでサンタクロースのような白い髭があった。そのおじいさんの髭は、とってもいい香りがしていて、ボクは思わずその香りに引き寄せられて、おじいさんの髭の中に自分の顔を突っ込んでしまった。・・・(中略)・・・。おじいさんの顔はよくわからなかった。だけどその髭の中からかすかに、でもはっきりとおじいさんの声を聞いた。(p.14-15)
髭以外に顔のことは書かれていないけれど、おじいさんはきっとハゲチャビンである。神霊界におけるハゲは智恵を意味するそうですから。
《参照》 『風の谷のあの人と結婚する方法』 須藤元気 (ベースボール・マガジン社)
【波紋の法則】
【始まりの話】
この本のまえがきとして書かれていること。 1995年というエポックの時は、日本人なら知っておけなければならない最重要な時。
《参照》 『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
《参照》 『あなたへ・・・そして あなたから』 サトヴィックミカエルクラブ編 知玄社
この本のまえがきとして書かれていること。
私が地球を訪れたのは、テラ(宇宙生命体としての地球)との約束を果たすためでした。
時が満ちてテラは私を招き入れ、私はヒトとして地球に誕生しました。1956年春のことです。
・・・(中略)・・・ 。
そうして私はヒトとして成長しました。
しかし私にとって、この星で出会った人類は異星人でした。
はるか遠い遠い昔、私はこの地球星テラで「アイル」という名前で過ごした時期があるのですが、その時の人類とは全く異質の、別の生命体のように私には思えました。 ・・・(中略)・・・。
私が3歳になったころ、私はテラに異変を感じました。テラの老いを感じたのです。
確実にテラは老いを迎えている・・・・。
このままでは約束のときは満ちない ―― 私は為すすべもなく、ただショックを感じていました。桜の花が満開の春でした。テラの生命たちは美しくその満開の時を迎えているのに、テラは咲くよりも早く散る・・・。
私にはテラが悲しんでいるように感じられました。そんな不思議な感覚を抱きながら、しかし、このままただ異星人の中で生きることはできないと思いました。(p.4)
微動だにしないテラの沈黙は、私にとって岩のようでした。でも、決してそれは氷ではなく、かすかな響きが聞こえるのでした。テラは時を待っている・・・鳴り響く時を待っている・・・そう私ははっきりと感じたのです。16歳の秋でした。
ヒトとして生まれて初めて、私は希望の光をテラの沈黙のなかにみたのです。
ところがこのころから地球テラの生命たちに異変が起こりはじめました。生気が減少しつつあったのです。自然界のハーモニーがかすれるほど弱々しく、生命たちの潤いは日に日に枯れていくようでした、人々はまさに想念の複雑なトリックや多種多様な波動にとらわれ、生命たちは資源に変換されていく・・・。
地球は悲鳴の渦に包まれようとしていたのです。テラのハートの鼓動も遠くなり、明らかに私は希望と絶望のサンドイッチとなって、人の世をあきらめかけていました。
人類は人間それ自体を資源とみなしている。
・・・(中略)・・・ 。私はテラと心中する ―― 20歳の春、私が決めた人生でした。
それからの私は「異星人たちと生きる」を決め、ヒトを捨てました。
捨てながら悲鳴を聞き続け、テラの生命たちと同じ道を歩き、生気はとぎれとぎれになり、潤いは枯渇しました。
「これで終わる」
そう感じたのは25歳の誕生日。春に訪れ、春に立ち去る ―― これもテラの祝福、今日一日で心中完了。なぜか「人間が終わる・・」、そう思いました。
日の出を見て、夕日に挨拶をし、月に挨拶をして。旅立ちの準備完了となったその時、私はテラの吐息を感じ、息吹を吹き込まれたのでした。この瞬間に生命は火床躍(ホドハシ)り、アイルの時代のヒトの世の記憶が鮮やかに私に蘇って溢れたのでした。テラは生まれ変わる ―― 私ははっきりと予感しました。
テラはあきらめていない、すべてが焼失されても、テラはあきらめない ―― 約束の時が溢れる。人類は異星人から必ずヒトに立ち返る。
―― 私は、旅立ちを延期することにしました。そして人類を異星人から人間へ、人間からヒトへ、その根源から想起させるプロセスをみつけるために、私に何ができるのか ―― 私は私に問いかけはじめたのです。
・・・(中略)・・・。そして1986年30歳の春、ミカエルは神界への進化を遂げて「根源想起」のプロセスを、おじいさんの語りにのせて私に響かせ、こうして私の魂のなかに「ヘソの話」は完成しました。
「時の祝福を受けるまで、沈黙を続ける」
これがミカエルの伝言でした。
そして9年後、テラにアオと同じ蒼色の魂が挿絵を生み、慈愛と静寂を折り込んだ『ヘソの話』は時の祝福を受け、ミカエルのゴーサインとともに1995年11月1日、小さな和の中で誕生しました。(p.3-8)
時が満ちてテラは私を招き入れ、私はヒトとして地球に誕生しました。1956年春のことです。
・・・(中略)・・・ 。
そうして私はヒトとして成長しました。
しかし私にとって、この星で出会った人類は異星人でした。
はるか遠い遠い昔、私はこの地球星テラで「アイル」という名前で過ごした時期があるのですが、その時の人類とは全く異質の、別の生命体のように私には思えました。 ・・・(中略)・・・。
私が3歳になったころ、私はテラに異変を感じました。テラの老いを感じたのです。
確実にテラは老いを迎えている・・・・。
このままでは約束のときは満ちない ―― 私は為すすべもなく、ただショックを感じていました。桜の花が満開の春でした。テラの生命たちは美しくその満開の時を迎えているのに、テラは咲くよりも早く散る・・・。
私にはテラが悲しんでいるように感じられました。そんな不思議な感覚を抱きながら、しかし、このままただ異星人の中で生きることはできないと思いました。(p.4)
微動だにしないテラの沈黙は、私にとって岩のようでした。でも、決してそれは氷ではなく、かすかな響きが聞こえるのでした。テラは時を待っている・・・鳴り響く時を待っている・・・そう私ははっきりと感じたのです。16歳の秋でした。
ヒトとして生まれて初めて、私は希望の光をテラの沈黙のなかにみたのです。
ところがこのころから地球テラの生命たちに異変が起こりはじめました。生気が減少しつつあったのです。自然界のハーモニーがかすれるほど弱々しく、生命たちの潤いは日に日に枯れていくようでした、人々はまさに想念の複雑なトリックや多種多様な波動にとらわれ、生命たちは資源に変換されていく・・・。
地球は悲鳴の渦に包まれようとしていたのです。テラのハートの鼓動も遠くなり、明らかに私は希望と絶望のサンドイッチとなって、人の世をあきらめかけていました。
人類は人間それ自体を資源とみなしている。
・・・(中略)・・・ 。私はテラと心中する ―― 20歳の春、私が決めた人生でした。
それからの私は「異星人たちと生きる」を決め、ヒトを捨てました。
捨てながら悲鳴を聞き続け、テラの生命たちと同じ道を歩き、生気はとぎれとぎれになり、潤いは枯渇しました。
「これで終わる」
そう感じたのは25歳の誕生日。春に訪れ、春に立ち去る ―― これもテラの祝福、今日一日で心中完了。なぜか「人間が終わる・・」、そう思いました。
日の出を見て、夕日に挨拶をし、月に挨拶をして。旅立ちの準備完了となったその時、私はテラの吐息を感じ、息吹を吹き込まれたのでした。この瞬間に生命は火床躍(ホドハシ)り、アイルの時代のヒトの世の記憶が鮮やかに私に蘇って溢れたのでした。テラは生まれ変わる ―― 私ははっきりと予感しました。
テラはあきらめていない、すべてが焼失されても、テラはあきらめない ―― 約束の時が溢れる。人類は異星人から必ずヒトに立ち返る。
―― 私は、旅立ちを延期することにしました。そして人類を異星人から人間へ、人間からヒトへ、その根源から想起させるプロセスをみつけるために、私に何ができるのか ―― 私は私に問いかけはじめたのです。
・・・(中略)・・・。そして1986年30歳の春、ミカエルは神界への進化を遂げて「根源想起」のプロセスを、おじいさんの語りにのせて私に響かせ、こうして私の魂のなかに「ヘソの話」は完成しました。
「時の祝福を受けるまで、沈黙を続ける」
これがミカエルの伝言でした。
そして9年後、テラにアオと同じ蒼色の魂が挿絵を生み、慈愛と静寂を折り込んだ『ヘソの話』は時の祝福を受け、ミカエルのゴーサインとともに1995年11月1日、小さな和の中で誕生しました。(p.3-8)
《参照》 『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
【文明の盛衰を定める 『ガイアの法則』 を知っていたシュメールの叡智】
~【経度0度と経度135度の文明的特徴】《参照》 『あなたへ・・・そして あなたから』 サトヴィックミカエルクラブ編 知玄社
【日本人は、神々の創造の担い手として地上に現れた】
この新たかな 『ヘソの話 ―― 根源想起の物語』 こそ、私のヒトとしての証であり、私にとっては、神々の愛であり、ミカエルの愛であり、天使たちの賜物なのです。
ヒトがヒトとしてその霊妙な輝きを溢れさせ、生命の源から御光と大愛を生きることの始まりとして、『ヘソの話』 は愛のなかで生き続けると私は信じているのです。(p.9)
ヒトがヒトとしてその霊妙な輝きを溢れさせ、生命の源から御光と大愛を生きることの始まりとして、『ヘソの話』 は愛のなかで生き続けると私は信じているのです。(p.9)
<了>