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 この本は、当初、小冊子だったものが評判を呼んで5万部のコピーを作成したことから、一般用書籍として作られるようになったと書かれている。
 この本の最後の部分には、内容のまとめまで書かれており、このまとめの部分は、著者の他の著作の巻末に掲載されていたりもする。それほど重要なのだろう。しかし、そのまとめに記述されている部分は、ここに書き出していない。興味のある方はご自身で購入してください。2007年11月初版。

 

 

【タイトル解題】
「福」。これは人間関係を表します。これにかかわるすべてです。 ・・・(中略)・・・ 
 裕福というのは、人に恵まれているということからそう言われます。
「禄」。これはお金にかかわるすべてです。 ・・・(中略)・・・ 。
 お金はエネルギーですから、エネルギーが回っていくのですね。 ・・・(中略)・・・ 。
「寿」。これは健康です。
 心と体、そういうことですね。この3つをクリアすれば、とりあえず人生で悩みはないのではないですか。(p.23)
 クリアできなかった場合・・・・、離婚原因の87%を占めるのも福禄寿だそうです。
 しかし実は、幸せの法則には4つの暗号が隠されています。「福禄寿」 に至るには、4つの隠された暗号があるのです。
 一つ目は 「言霊(ことだま)」
 二つ目は 「音霊(おとだま)」
 三つ目は 「数霊(かずたま)」
 四つ目が 「色霊(しきだま)」
 これらが四霊(しこん)と呼ばれる霊の働きですね。
 霊とは目に見えない空間に働くエネルギーを表します。(p.23-24)
 ということで、四霊の具体例が記述されている。

 

 

【数霊と色霊の例】
 あるところから、個人相談を受けました。その時、旦那さんの命数が2だったのに対して、奥さんの命数が7だったのですね。7は金星ですので色は赤、2は土星で色は黒です。旦那さんが精神的におかしくなったということで、治療を依頼されました。
 その時私は、旦那さんの枕カバーを黒いものに交換してくださいと言いました。そのような事で治るのですかと聞かれましたが、1週間で精神が安定しました。
 そして、試しに赤いカバーをかけてもらったら、寝られなかったそうです。しかし、この赤いカバー、奥さんならぐっすり眠れてしまうのですね(笑)。
 もし、不眠症に悩んでいる方がいれば、枕カバーを自分のカラーにして寝てみてください。シーツなどの布を、まくらに撒いてもかまいません。
 さらに、金色の枕カバーで寝れば、ものすごく体が軽くなります。(p.38)
 著者は謎の風水師と紹介されていることが多いけれど、科学者であり医学博士でもある。

 

 

 《生年月日から、ラッキーカラーを割り出す方法》
 命数は、和暦の生年月日の数字をすべて足して、1桁にして出す。
 具体例として、昭和53年8月10日生まれの人の命数は、5+3+8+1+0=17 ⇒ 1+7=8
 命数(数霊)と色(色霊)の対応関係は、気学の基本として使われているもので、
 一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫。

 

 

 現在は、地球の固有振動数であるシューマン共振数が変化しているから、それが原因で体調異変に悩まされたり、精神的な悩みを抱えている人は多くなっている。だから、関連する記述をちょっと書き出しておく。
 頭や精神の調子が悪い方は、松を見せてあげるとすっきりします。松の実を食べると、ボケ防止に効果があります。(p.51-52)

 

 

【トイレ清掃で開運】
 精神の病気を抱えているような家庭は、トイレ清掃をするといいです。エネルギーが25%アップします(玄関が汚い家は神様が入れません)。
 脳の障害があるような人は、1週間くらい毎日トイレを掃除すると、頭がスッキリします。 ・・・(中略)・・・日本全国の老人ホームで老人が毎日トイレ清掃をしたら、介護も変わります。ですから、経営セミナーなどに行くと、よくトイレ清掃をしろといいますね。それは理にかなっているからです。
 そして、トイレは黄色系の壁紙を貼るといいのです。(p.39-40)
 命数が5の人は、枕もトイレも黄色にしたら、快眠、快便でさぞ調子が良くなることだろう。
 気学で五黄は九星盤の中央に位置するけれど、黄色系の極である金色(ゴールド)は最強。

 

 

【運命を変えるゴールドエネルギー】
 金というものは化学的には酸でもアルカリでもない中性なのですが、物質を酸化させない作用があります。さらには、重力を変える力があります。(p.40-41)
 錬金術が目的としていた物質こそが金だったのであるけれど、未だ人類が解明していない金の効果はかなりあるらしい。
 金色のオーラというものは、マイナスエネルギーを瞬間的に変換する時に必要なのです。(p.41)
 普通の人でも心的状況に合わせてオーラの色は変化しているらしいけれど、スピリッチュアルな人は、働きに合わせて自在にオーラを変え使い分けているらしい。
 秀吉がなにゆえ金にこだわったのか、またなぜ金閣寺が造られたのかも、風水的なことに関わっている。これに関連する秀吉の本当のルーツについては、著者の別の本 『宇宙戦争 ソリトンの鍵』) の中に書かれている。

 

 

【お母さんは、子どもにおにぎりをにぎって食べさせよ~~~~】
 漢方に通じている方は、松の実を食べて、笹のお茶を飲み、梅干しを食べます。(p.60)
 広辞苑で “松竹梅” を引けば、 “中国では歳寒の三友と呼んで画の題材とされた” などと書かれているけれど、中国における松竹梅は、明らかに肉体を維持する上での漢方上の解釈が先にあった筈である。松は脳、竹は骨、梅は血液に関与している。
 日本は中国より繊細な振動(神道)の国なので、肉体的な示現とは異なる解釈をしている。
   《参照》   日本文化講座 ② 【 松竹梅 】
 おにぎりの原点は、梅干しと海苔です。そして塩は、天然のものがいいのです。 ・・・(中略)・・・ 
 梅干しのおにぎりと味噌汁、それに、漬物が少しという日本古来の食事は、それだけで漢方ということが分かっていただけたでしょうか。
 子供のお弁当は、気の入ったおにぎりで十分です。見た目の豪華さは必要ないのです。
 特に梅干しは、血液を浄化するだけでなく、魂に栄養を与えます。(p.63)
 昔ながらの日本の食生活は、完璧だったのである。なのに、ジャンク・フードのハンバーガーで子育てするなんて、最低、最悪、超~~~最愚~~~~である。
   《参照》   『地球と人類を救うマクロビオティック』 久司道夫 (文芸社)
               【欧米流食生活、弊害の認識】
   《参照》   『宇宙のヘソ富士山と共にアセンションせよ』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【マクドナルド <2013年1月15日の記事>】

 

 

【脳と顔】
 顔というのは、脳が作っています。達磨は脳と顔というものが、人生を支配するのだということをさかんに言っているのです。このことがたいへん気に入りました。
 さらにそれは1500年前のことですから、深層心理学も、脳生理学も、フロイトの分析もまったくこの世にない頃、達磨がそれを説いていたということに感動しました。私は本当に一途に、達磨の研究と人の顔の研究をしました。(p.75)
 これは、著者と対談していた嘉祥流観相大家の藤木相元さんの発言の中にあるもの。
 手の場合も、「手は第二の脳」 と言われるように脳との関連は非常に深い。観相(人相)学、手相学というのは脳学の一部といえるだろう。
 藤木さんは松下幸之助さんや三島由紀夫とも縁のあった方で、非常に興味深い話が記述されている。

 

 

<了>