《前編》 より

 

 

【底の国、根の堅洲国】
 著名な科学者のリサ・ランドールは、5次元の世界というのは、3次元4次元に比べて、宇宙からの重力波というものがわずかに抜けていった先の世界だと言っています。 ・・・中略・・・。 この世の重力波が微かに消えていき、その先に、古代日本人が、平、安、清、明の意識から、「忌み」 を吹き送りしていた底の国、根の堅洲国が厳かに立ち現れる日が近いといえます。
 元来、日本で穢れを祓うには、あるところまでは、時間のエネルギーを使います。ちょうど、一定の時間、水に流したら、罪が消えるような世界です。でも、最後は、5次元、底の国、根の堅洲国に送ります。 (p.200-201)
 底の国、根の堅洲国とは、大祓い祝詞の中に記されている言葉。

 

 

【カミ・キミ・オミ・タミ】
 カミ(神)・キミ(君)・オミ(臣)・タミ(民)という社会構造の中で、今は、まさにタミが主役で、タミがカミと直接繋がる時代がやってきています。(p.213)
 古代は神司(ハフリ)が神と君(天皇)の間に介在して霊妙な役割を演じていた。しかし、現在、ハフリ的能力を有する人々は、すべて民間人として生まれ変わっている。七沢さん御自身がそうであるように、神道祭祀のエッセンスをつかんでいる人々は、宮内庁内部にいるのではなく、民間の中に生きている。 伊勢・伊雑ノ宮にて、皇室に降りかかる魔を振り払うべく毎日何百回も神剣を振っていた小泉太志命先生が、亡くなられる直前に呼び寄せて、全ての後事を託してゆかれたのも 民間人として生まれ神の道を会得してきた方 だと聞いている。
 宮内庁内部にすべてが保存されていたら、今頃は、GHQの指令によって、日本の神宝はすべて失われていたことだろう。日本の神宝は、キミのみならずタミであっても活用可能な時代になっている。

 

 

【望ましい社会形態】
 ここで一言補足しますが、共産主義は、タミの1000年単位の遺恨を体系化して、カミ、キミ、オミを壊滅させる思想でしたが、原則として、遺恨からは、文明画期の知と力は生まれにくいといえます。むしろタミは、旧時代の国生み(王の形成や統治原理力)などの精髄(エッセンス)を見極めて、巧みに包括応用すべきではないでしょうか。 (p.218)
 著者が記述している望ましい社会形態は、かつてムー大陸にて実現していた社会形態なのだろう。そして、ムー帝国の祭祀階級(ハフリ)こそが、日本民族のルーツだったのである。
   《参照》   『黄金の帝国』  三原資忍  サン企画
             【ムァーの社会】

 

 

【日本版ダ・ビンチコードの衝撃!】
 地球がフォトンベルトを通過するに及んで、地軸というマグネットエネルギーはフォトンエネルギーによる矯正を受けて、一定の角度に変えられるという。つまりポールシフト(極移動)が起きるのである。13000年ごとに両極はこの様な移動を繰り返している。
 北極点は、今の地点から約45度大西洋の方向にずれて、大西洋のど真ん中が新しい北極点になります。(p.223)
 ということは、南極点は、オーストラリア南端のタスマニア島付近になり、日本列島は赤道付近に位置することになる。両極の氷は溶け出すけれど、新しい両極で新たに氷ができるまで、数カ月間は水の移動で地球上の低地部は大洪水になる。しかし、それが収まったとしても、日本列島の多くは水没するであろう。 地球の自転に伴う遠心力によって赤道付近には常に海水が厚く集積するからである。
 これが、横帯に書かれている 「日本版ダ・ビンチコードの衝撃!」 なのだろう。
 このような近未来に起こり得る状況を、言霊の国のエッセンスを掴んでいる人々は、ただ手を拱いて見ているだけなのであろうか。

 

 

【 「国底立神」 と新創世記 】
 地球の核に生命体があって、それを白川家では、国の底に立っている神すなわち 『国底立神』 と呼んでいます。国底立神にお願いをして、大地、人、物を鎮魂して、活性化するというのが天皇の役割でした。その祭祀を六種鎮魂と言います。
 ここ甲府は、30~35キロ圏内に日本の高い山の山頂がほとんど入っています。そして、真下で、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、北米プレートがぶつかってマグマの中に入る地点でもあります。地球のコアに向けて発信するには最適な場所だろうと思います。
 今のところ、クイント・エッセンスで、103ヘルツで発信するのが一番効果があるようです。地球のコアと共振して、なるべく多く生きられるようにメッセージを発信したいと考えています。良いも悪いも関係なく、なるべくたくさん生き残って欲しい。伊邪那美命が1000人殺すと言ったら、伊邪那岐命が1500人の子どもが産まれるように産屋をたてよう、というのが神道の精神です。
 2012年に終末が来るという考え方があります。マヤ暦を唯一の根拠としています。私は、その年には何も起こらないと思いますが、そう遠くない将来、クラッシュが起きようが起きまいが新創世記の時代がやってきます。私たちには、新しい創造論が必要になります。これまでの知識を進化させながら、新国生みという創造意志、創造の哲学をつくりなおすことです。(p.228-229)
   《参照》   『奇跡の日  人類、地球そしてフォトン・ベルト』 渡邊延朗 ガイア出版
 

<了>
 
 

  七沢賢治・著の読書記録

     『言霊設計学』

     『言霊はこうして実現する』

     『天皇祭祀を司っていた伯家神道』  船井幸雄・推薦