イメージ 1

 以前からバシャールが語ってきた内容に関して発せられた質問について、再度バシャールが詳しく説明している。物理学的な説明や心理学的な説明がされているけれど、ややロジカルな記述なので、読み物としては正直言ってちょっとつまらない。意識がバックレちゃったまま流れてしまったページが結構あった。
 この本は、2004年12月に行われたセッションのまとめだという。

 

 

【速いスピードで目覚めつつある地球】
実際、地球上のみなさんはいま、とても速いスピードで目覚めつつあります。もう一度生まれ変わって学ばなくてもいいほど、一回の人生ですべてを学びつくすほど多くのことを学んでいるのです。

そして、いまという凝縮した時間の中で、あらゆる目覚めが起き、あらゆるレッスンが学ばれているために、いま地球ではエネルギーがとても高くなっています。
いまの地球ほど変化のスピードが速い場所はありません。・・・中略・・・。
そして、より早く学び、変化したいと思っている存在やスピリットの多くが、そのための場所はエネルギーが非常に高まっている地球だと気づき、どんどんどんどん地球に生まれかわりはじめたのです。それほど地球はより早いスピードで変化し、たくさん学ぶにはエキサイティングな、ワクワクする場所なのです。
その結果として、この200年ほどのあいだに地球上の人口は爆発的に増加したのです。(p.132)

 

 

【時間と空間の性質】
もしもみなさんが光の速さに近い速さで空間を移動しているとすると、空間的な “動き” はたっぷり経験しますが、時間的な “動き” (時間の経過)はあまり感じません。
 ・・・中略・・・。
みなさんが物理的な現実において経験するのはふつうこういうことです。
空間的にそれほど速く移動していないと、時間の経過をたっぷり感じる。
空間と時間の合計は常に100%になるようになっているのです。
ですから、空間を25%のエネルギーで移動しているとすると、みなさんは、時間の経過を75%感じます。
空間を50%のエネルギーで移動しているとすると、時間の経過を50%感じる。
空間を75%のエネルギーで移動していると、25%だけ時間の経過を感じる。
常に合計が100%になるのです。  (p.233-234)
 アインシュタインの相対性理論。一般的に 「浦島太郎効果」 として語られる内容がこれである。

 

 

【逃避になってしまっているワクワクは本質ではない】
 自分ではワクワクを表現していると思って行動しているにもかかわらず、実はそれはワクワクから逃げているということがあります。快楽を感じることをすると、自分のワクワクから逃げているという事実について考えなくてすみます。 (p.315)
 例えば、何か本質的な欲求が満たされない状態で、抑圧の代償行為である過食に囚われている場合、食の欲求をワクワクすることと捉えてしまうことは、本来のワクワクを偽ってしまっていることになる。

 

 

【パラレル・ワールド】
Q:すでにそうであるかのような自分になって考え、感じることは、いま 「現実」 だと認識している世界からパラレル・ワールドへ移行していくことになるのだと理解していいのですか?
バシャール:そうです。あなたはとてもよく理解しています。 (p.263)
 パラレル・ワールドはSFじみた別世界にあるというのではない。

 

 

【いまを生きる】
あなたはいま古い夢から目覚めました。
そして、いまこの瞬間、真実の自分自身として自分の選んだ未来に向って踏み出しました。

思い起こしてほしいことがあります。
いま話したこと、このエネルギー、この 「いま」 という瞬間は、常にみなさんの中にあります。

みなさんが望む未来は、たったいまみなさんの中にあるのです。
それを生きてください。
そうすれば、あなたはその望む未来を体験します。

まわりでどんなことが起こっていようと、物理的な現実という鏡にどんなことが映し出されていようと、あなたの望む未来を “いま” 生きてください。そうすれば、あなたは常にその未来を生きることになるのです。(Extra p.25)
「 “ただいま” を生きる」 「中今に生きる」 という神道の基本は、まさにこれ。
この点から見れば、仏教も儒教もタイミングがずれていることになる。

 

 

【お金は豊かさのシンボルではなくなる】
 『BASHAR ⑦』
  【地球を破壊しない無限のエネルギー】
 『BASHAR ⑧』
  【地球上の経済システムは変わる】
の中でも書き出してきたことであるけれど・・・。
貨幣のシステムはしばらく続くでしょうが、豊かさに対するみなさんの定義は変わっていきます。
「自分がしたいことをするために、必ずしもお金というシンボルを使う必要はない。そのほかの方法もあるのだ」 とわかってきます。
また技術が発展し、無限のエネルギー源を使うことができるようになると、貨幣システムのアイデアはいまほど必要なくなってきます。
そうなると、いままでのようにお金が豊かさのシンボルである必要はなくなります。 (Extra p.17)
 かつて、貨幣を必要としない文明は地球上に存在した。
   《参照》   『黄金の帝国』  三原資忍  サン企画
                 【ムァーの社会】
 かつて、それを成し得ていた日本民族であるからこそ、日本民族が先んじてその範を世界に示すことになるのだろう。
 
<了>
 

  ダリル・アンカ・著の読書記録

     『バシャール スドウゲンキ』

     『バシャール×坂本政道』

     『未来は、えらべる!』

     『BASHAR 2006』

     『BASHAR ⑧』

     『BASHAR ⑦』