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 2003年7月初版だけれど、この本が出版されていたのを知らなかった私にとっては20年ぶりのバシャール。このペーパーバックシリーズの、①②は 『BASHAR』、 ③④は 『BASHARⅡ』、 ⑤⑥は 『BASHARⅢ』 をそれぞれ分冊して収めたものだという。
 セッション参加者からの質問にチェネラーのダリル・アンカの言葉をつうじてバシャールが回答するというコミュニケーションがそのまま記述されている。
 前半は、意識の持ち方関連、後半は、地球と地球外生命体とのアクセスに関することなどが、主なテーマとして記述されている。
 当初から一貫して ”ワクワクすること” を薦めているバシャールである。

 

 

【アセンションとワクワク】
一般的な概念として、アセンションというのは、自分のエネルギーのレベルを上昇させていく、という意味があります。
ですから、バシャールは 「自分のワクワクする気持ちに従ってください」 と何度も話すのです。
ワクワクする気持ちというのは、非常に高いエネルギーなのです。
みなさんがワクワクすることを行っていくと、みなさんのエネルギーはより高いレベルに上昇します。
そして、それ自体がアセンションという現象の始まりなのです。 (p.142)
 周辺の環境(人間関係など)との兼ね合いでワクワクはどのように活用されるべきか。
ほかの人のエネルギーを変えるのではありません。
「あなたのエネルギー」 を変えるのです。
むしろあなたのエネルギーを変えることによって、あなたはまわりのネガティブなエネルギーの影響をうけなくなります。 (p.247)

 

 

【地球に関する意識の持ち方】
「ひょっとしたら地球は崩壊するかもしれない」
さまざまな争いや崩壊などを見まわして、こう言うこともできます。
一方、肯定的に見て、こう言うこともできます。
「問題はみんな明るみに出された。だから、社会にとって好ましいもの、もはや好ましくないものを見ることができる。そして、そのおかげで、この世界の好ましい将来像を決めることができる」 と。 (p.168)
 ネガティブ側の解釈はワクワクしない。つねに明るく元気に前向きに、ポジティブ側でワクワクしながら解釈すべき。
歴史の中で、みなさんは今、ほかの惑星の文明と出会う最先端にいます。
ほかの文明とコミュニケートする準備を始めています。
ちょうどこれまで部族として、村として、国として理解し合うために交渉を始めたときのように。
ですから、まず自分たちの惑星の文明の中にある内的な問題を解消しなければなりません。 (p.169)
 地球外文明が何でもかんでも関与して地球を助けるということではない。
 地球人自身の自助努力が大前提である。

 

 

【地球を破壊しない無限のエネルギー】
また、みなさんがよりスピリッチュアルに成長すると、インスピレーションやイマジネーションを使うことができるようになります。それによって、みなさんは、地球が進みたがっている方向を象徴するような、新しい生き方、新しいアイデア、新しい発明を考えることができるのです。
そうすることによって、環境を破壊せず、枯渇することのない別の形のエネルギーやパワーを探している人がたくさんいます。
地球を破壊することのない、尽きることのない無限の資源です。
これらを得るために新しいテクノロジーを探求し始めています。(p.174)
 この記述の後に、ニコラ・ステラ(1856-1943)のことが記述されている。深野一幸さんなど超科学をあつかった著作の中には、必ずと言っていいほど言及されていた、ユーゴスラビア生まれの科学者である。
 彼は尽きることのない無限の電磁場をつくりだす方法を理解していました。 (p.174)
 しかし、エネルギーを支配している者たちの手によって、その実現化は邪魔されたのである。
 エネルギーを支配している者達、即ち石油利権を握る者達である。
 もしも、地球上のすべての人々が、コスト(費用)なしで無限のエネルギーを使うことができるならば、お金のいらない世界が実現するのである。現在の人類の行き詰まりを解消する確実な方法は、エネルギーを経済から引き離すこと。

 

 

【太陽系内の物質文明】
みなさんの太陽系の惑星の中には、ほかの次元において知性が存在しているということはあります。
しかし、物理的な文明は地球以外には存在していません。 (p.237)

 

 

【時が満ちなければ直接的な接触はありえない】
私たちやほかの文明の存在たちが、宇宙船を地球に突然着陸させて、「こんにちは」 と言ったりしないのは、このような理由があるからです。
みなさんが自分のエネルギーをシフトする時間を持つ前に、私たちの体が皆さんの体に近づくと、みなさんにダメージをあたえてしまうことがあります。
わたしたちはみなさんを愛しています。
みなさんにダメージを与えたくはありません。
そういうわけで、私たちは、非常にソフトに、少しずつみなさんの文明と交流しているのです。 (p.183)
 最初のバシャールが出版されてから、ほぼ15年後に、この著作は出版されている。
 「お久しぶりですね」 という感じのソフトな接触である。

 

 

 ワクワクする生き方がうまくできない人のための詳細な対処法と、地球の近未来の展開予想は、
 『BASHAR⑧』 に記述されている。
 
 
<了>
 
 

  ダリル・アンカ・著の読書記録

     『バシャール スドウゲンキ』

     『バシャール×坂本政道』

     『未来は、えらべる!』

     『BASHAR 2006』

     『BASHAR ⑧』

     『BASHAR ⑦』