今に始まったことではないが、独眼鉄のブログは相変わらずワケが分からん、と思われているだろう。今回のタイトルにももちろん意味がある。

冒頭のタイトルにある物体は一体なんぞや?という話である。

これはタレントの山田五郎が個人的に収集しているグッズの集大成のモノだ。

山田氏はもともと水晶とドクロと時計をそれぞれ個別にコレクションしていた。

そうしたある日、時計界のロスチャイルド・コレクションと呼ばれるイギリスのサンドバル卿という貴族が、ロイズの保険でしくじって、その高級時計を全てオークションにかけた。

その時のオークションで、博物館とかが落札するような価格に手が出ないと思った(当時会社勤めの)山田氏は、思い出受験のように入札をした。

そしたら、まさかの落札。焦って山田氏は金をかき集め、それが嫁にバレてとんでもないことになった。

そうした艱難辛苦(?)の末に入手したのが、冒頭の「水晶でできたドクロの時計」である。

その時計を高値で落札したのが、家族から強烈な不満をブチまけられた理由に、

「それぞれの価値がハンパなのになぜその値段なんだ?」というモノだ。

その水晶でできたドクロの時計というのが、水晶としても透明感がなく、ドクロの作りも雑。

そして何より、時計としてはすぐ進んでしまう、という致命的な弱点もあった。

それぞれ単体での価値はハンパなのに、それらを無理矢理寄せ集めた。

そんなモノを高値で落札したのに、家族は皆呆れていた、と山田氏は語っていた。

「えっ?その話のどこがスポーツビジネスなんだ?」って?

もちろん、この話はスポーツに繋がっていく。

この水晶でできたドクロの時計というのは、今の日本にあるスポーツのスタジアムやアリーナの仕組みに似ているのだ。

この先の説明は②へと続く。
①ではサッカー界の生きる伝説が50歳を超えて、なお現役生活と向き合うための体作りの難しさを吐露した記事を紹介した。

そこからダルダルな生活で低次元な部分で勝手に共感している不惑目前のおっさんの生活改善が必要なことも述べた。

②ではそのダメ40代がまともな生活をするためのメソッドについて考えていきたい。

40歳という年齢は女性において、ギャルでもなければ熟女とも言えない微妙なお年頃というのは周知の事実だ。

それは男性においても同じで、ジョギングやフットサル・バスケなどを休日に楽しみ、プレーしている間は部活感覚のスポ根気分が蘇る。

やればやるほど体は鍛えられる、10kmのジョギングは5kmのそれよりも倍のトレーニング効果があると思ってしまう。

だが、

それは錯覚だと多くの人は気づく。そう、月曜日の筋肉痛によって。

今こうして執筆しているブログ記事も、日曜日の朝にたった2km弱のジョギングをやっただけでベロベロになって、ようやく疲れが抜けた夜に書いている始末である。

若い頃のボクサー時代は毎朝7kmのジョギングも平気にこなせていたのに、不惑になるとこれっぽっちもこなせない体たらく。

それだけに51歳になってプロのアスリートとして最前線で戦うキング・カズの凄さを歳をとってより強く感じる。

しかしキングの凄さを肯定できる一方で、ジョギングの世界ではこんな言葉もある。

「フルマラソンというのは年齢を重ねないとうまくいかない。これだけのトレーニングをやればこれだけ走れるという客観的な分析は、歳をとって初めて分かる」

「だから市民ランナーレベルなら、勢いに任せて走る若者の方がリタイアしやすく、中高年の方が完走者は多い」

筆者は消化器系が弱くなってフルマラソンは難しくなったが(何時間も走っていてトイレの大に行きたくなったらそれこそ大惨事だ)、週末の軽いジョギングなら低い次元でそれが分かる。

「男の更年期障害」とあるが、食事もスポーツも若い頃に比べて好き勝手できなくなったのは事実だ。

だからこそ体作りに対して、データや情報収集の大切さは身に染みて分かるし、やっていくウチに面白さも見えてくる。

①で述べたように若い頃の知識や経験が通用しなくなってくる。

だからこそ、試行錯誤の食事&トレーニング方法を模索すり必要がある。

それは若い頃は「億劫」でもあったが、逆に言えばその調整方法がうまくいけば生涯の財産となる。

筆者の年配の知り合い(女性)が「食事でもなんでも10年後を見据えた取り組みが必要」と言っていたが、その言葉が身に染みる40歳目前の昨今である。
2018年2月2日の日本経済新聞のスポーツ欄に、同紙に定期連載している日本サッカー界のレジェンド、キング・カズこと三浦知良氏の「サッカー人として」というコーナーがある。

そこで興味がある一節があった。それを紹介しよう。

話の内容としてはカズさんは今年プロサッカー選手として33年目(!)を迎えるにあたって、体を作るためのキャンプをしている時の気持ちを吐露していたことだ。

「ここから1シーズン、自分がどうなるのか。試合に出るまでに状態を上げられるか。」

「出れば出たで、体がどう反応するか、つぶれないか。あるいは出ないなら出ないで、体が衰えていかないか。」

「正直、分からないし、予想はつかない。」

「分からないことばかり。だって51歳は初めてだものね。これだけ現役として生きてきてもプロ33年目はまだ振り出しからというか、どれだけ経験があろうがまだまだ〝経験不足〟です。」

この記事を読んで、レベルも年齢も違うが勝手に共感してしまうところもあった。

というのも30代半ばから体に対して無茶が効かなくなってきている。

20代、ギリギリ30代前半までは余裕でやれていた暴飲暴食もだんだんと体に来るダメージが蓄積されるようになった。

つい最近までは頻繁に食べていて、今でも味だけなら大好物な牛丼も、この半年で2回しか食べなくなっている。

このブログを書いている筆者自身、5月にはとうとう不惑の大台に突入する。

こうした体の無理ができなくなってきている40代。これについて②でも詳しく述べていきたい。