無財の七施 | おいしく美しく in京都

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タイトル通りおいしいもの、きれいなものが大好きです。

京女の私が日々の中で経験、体験したおいしいものやきれいなものを紹介します。




今日は久しぶりにお寺で聞いたいいお話clover*


以前、とてもお世話になってる方から聞いた、


すごく好きな話の一つなのです。


良ければごらんになってください(^-^)。


(興味のない方は、どうぞスルーしてください^^;)




私はお寺に行って、いろいろな話しを聞いたり


仏教のことを勉強pencil*したり、僧侶になるための修行をしているわけですが、


修行の一つに、布施行というのがあります。


布施行と言うと、話を聞くことによって、お金をお礼として施すことだけのように思われますが、


(こう聞くと、“宗教=お金がかかる”と思われる方がいらっしゃいますが、決してそうではないんですよ^^;)


教えを説く(人に教えの話をする)ことも、法施(ほうせ)という大変尊い布施行の一つなのです。




では、施すべき財、説くべき教えがなければ布施の行ができないかというと、


そうではないのですね。


地位や財産がなくても、誰もがいつでも容易にできる布施の行、


それが「無財の七施」です。


「無財の七施」とは次の七つの施をいいます。




バラ眼 施(がんせ)   慈しみに満ちた優しいまなざしで、すべてに接することをいいます。

  

            

バラ和顔施(わがんせ) 和顔悦色施ともいいます。

   

                いつもなごやかで穏やかな 顔つきで人に接する行為です。


バラ言辞施(ごんじせ) 優しい言葉、思いやりのある態度で言葉を交わす行ないをいいます。



バラ身  施(しんせ)    自分の身体で奉仕をすること。              

         

                 身体で示すことをさし、自ら進んで他のために尽くす気持ちが大切です。



バラ心  施(しんせ)   他のために心をくばり、心底から共に喜び共に悲しむことが


                でき、他の痛みや苦しみを自らのものとして感じ取れる心持ち。



バラ床座施(しょうざせ)自分が疲れていても電車の中で喜んで席を譲る行為など。


                また競争相手にさえも自分の地位を譲って争いなく過ごせることなども。



バラ房舎施(ぼうしゃせ)風や雨露をしのぐ所を与えること。 人を家に泊めたり、集会の場を提供する


                ことも言う。


                 自分が濡れながらも、相手に雨がかからないように傘を差し掛ける、


                思いやりの行為など。






この話を聞いた時、


『これなら誰でもできる!』と、すごくうれしくなりました。


私でもできるやん~って(笑)。


仏様って、こうやっていろいろ考えてくださったのね~と、すごく感心しました。




私の行ってるお寺は、大乗仏教のお寺で、


とにかく、自分のことよりも人様のためになることを・・・という教えのお寺なのです。


人様のためになること・・・なかなか難しいなと思ってたのですが、


こんな風に、いろいろ誰にでもできることがあったのですね。


だから、この『無財の七施』を一つずつ実践していくだけで、


修行になるのなら、どんどんやっていこう!と思ったわけなのです。



こういったことは、お寺に行ってない方でもできる、とても尊いことです。


だからついうれしくて、友達などにもちょこちょこ話しています(笑)。


皆さまも、 『ほ~っひらめき電球 と思われた方がいらっしゃったら、


ぜひ実践してみてください(^-^)。


神様や仏様は、必ず見てくださってますよ( ´艸`)。