皆さんの会社には、まだ手書き業務が残っていませんか?
中小企業を支援していると、今でも帳票を手書きしている現場を目にして驚くことがあります。パソコンは社員一人ひとりが持っているのに、です。社労士の先生からも「そろそろ手書き業務を撤廃してデジタル化すべき」と指摘されるケースも多いと聞きます。

とはいえ、長年続けてきた手書き業務をデジタル化することに抵抗を感じる従業員が多いのも事実。その抵抗感が障害となり、なかなかデジタル化が進まないのです。

手書きを続ける限界とは?

間違えたときに二重取り消し線を引いて直したり、最初から書き直したりしていませんか?
これは製造業でいう「戻り作業」にあたり、生産効率を大きく落とします。転記ミスによるやり直しは時間ロスとなり、残業代=コスト増につながります。

一方で、WordやExcelでフォーマットを作れば、入力ミスもBackspaceやDeleteキーで一瞬で修正可能。作成時間の短縮、戻り作業の削減、結果としてコスト削減につながります。

手書き業務をデジタル化し効率化

デジタル化を進めるステップ

では、なぜ進まないのか。最大の理由は「従業員の抵抗感」です。これを乗り越えるために、次のステップを意識すると効果的です。

  1. まず一人に使わせる
    「勤怠入力」「経費精算」「日報」など、シンプルで成果がすぐ見える業務から導入。成功体験を積ませることが第一歩です。

  2. 少しずつ広げる
    使える人が増えると、手書き派との効率の差が明らかになります。その差が自然と導入を後押しします。

  3. 経営者が率先して使う
    経営者自身がツールを使い「やってみたら意外と楽だ」と示すことで、社員の心理的なハードルは一気に下がります。

小さな一歩でも、実際に「便利になった」と体験することが、デジタル化推進のカギです。

 

本日もありがとうございました。

「資金繰りの不安で夜も眠れない…」
「従業員の人間関係がギクシャクしていて毎日が憂鬱…」
「また役員報酬を減らさないといけないのか…」

経営者なら一度は抱える“あるあるの悩み”ですよね。
そして、その悩みに振り回されながら問題処理だけで1日が終わり、気づけば金曜日。週末もどこか浮かない気分のまま、また月曜日を迎えてしまう…。そんな毎日を送っている社長さんは少なくありません。

実際に、こうした悩みを理由に私へ相談してくる経営者の方も多いのですが、ここに大きな落とし穴があります。
スポット的な問題解決は確かに可能ですが、解決してもすぐに新しい問題が降りかかってくる。結果、コンサルタントに頼んでも「その場しのぎ」に終わってしまい、信頼を失うケースが多いんです。

◆私がまず投げかける質問

例えば「資金繰りが大変です」と相談された場合。
私は必ずこう聞きます。

「毎月、いくらキャッシュが残れば安心できますか?」

すると多くの社長は「え?具体的な金額は決めていない」と答えます。
では、ゴールを決めていないのに、何に向かって問題を解決しているのでしょうか?

ここで社長は黙るか、時には怒り出す方もいます。
反論できないからこそ、プライドが刺激されるんですね。
でも、社長とコンサルタントに上下関係なんてありません。大事なのは「この会社をどうしたいのか」を具体的に決めることなんです。

女性がノートに書きながら男性と商談

◆目標を決めるだけで行動が変わる

企業経営で本当に必要なのは、社長が会社の理想像を具体的に決めて、それを言葉にすることです。
さらに、その言葉を従業員に伝える。

すると不思議なことに、社長も従業員も「問題を解決する」発想から「そもそも問題が起きない方法を考える」発想に変わっていきます。

つまり、根本的な改善が始まるんです。

まずはシンプルでいいので、会社をどうしたいのか、目標を言葉にしてみましょう


そこから、会社は確実に変わっていきます。


本日もありがとうございました😊

◆導入:お店に行ったときに大切なのは商品だけ?

皆さんは飲食店や洋服店、靴屋さんに行ったとき、店員の対応をどう感じますか?
リピートしているお店は、商品だけが良いから通っているわけではないですよね。

多くの場合、**「店員の明るい態度」や「安心できる雰囲気」**があってこそ、商品がお気に入りとして輝くのではないでしょうか。

いくら商品が良くても、店員の態度が悪いと「ここでは買いたくない」と思いませんか?


◆体験談:態度ひとつで売上は大きく変わる

私自身、アウトレットモールで高級靴店に入ったときのこと。
商品は素晴らしく、お気に入りも見つかりました。
しかし、男性店員の態度が悪く気が利かない対応に、一気に冷めてしまい、その店を後にしました。

一方で、別の靴店では女性店員が明るく、商品知識も豊富で安心感がありました。
さらに他社とは違う光る商品もあり、結果として3足も購入して帰ったのです。

店員の態度ひとつで「ゼロ」か「3足」か。売上は大きく変わるのです。

 

サンダルが並ぶ店舗の棚

◆顧客対応の本質:営業より先にやるべきこと

飲食店、洋服店、靴屋などの小売業において、個々の顧客に営業をかける前にやるべきことがあります。

それは、**顧客視点に立った「心地いい空間づくり」と「さりげない声かけ」**です。

  • 安心感

  • 特別感

  • 共感

この3つを顧客に与えることができれば、その人はリピート客になってくれるはずです。

さらに、リピート客やリピート見込み客の名前を覚えましょう。
次回来店時に「いつもありがとうございます」「今日は◯◯がおすすめですよ」と声をかければ、信頼は強まり、離れられない関係になります。

◆まとめ

既存見込み客をリピート客に変えることが、事業拡大の大原則です。
あなたのお店は「お客さんに何と言っていますか?」
暗い雰囲気のままでは成長はありません。

顧客に心地よさと安心感を提供し、名前で呼びかける。
その積み重ねこそが、ビジネスを拡大する一番の近道です。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました😊

経営者の皆さんには、困ったときに相談できるメンターはいますか?
その方は本当にメンターでしょうか?

いつも自慢話ばかりで会話の中身が薄くなっていないですか?
本来のメンターとは──

  • 成功談や失敗談が自分の判断に役立つ人

  • そして自分の話を傾聴してくれる人

資金調達における先輩経営者の失敗談や成功談は、本やネット以上の価値があります。

実際にあった資金調達の失敗談

ある経営者が資金繰りに苦しんでいました。

取引先からの売掛金は手形決済のため、3カ月後にはキャッシュが枯渇。
債務超過の状況で追加融資も厳しい中、取引先から発注見込レターを取り付け、メインバンク(信用金庫)に相談。

結果、3,000万円の追加融資の可能性が出てきました。

ところが問題が発生します。
別銀行の返済リスケについて、外部コンサルから「早く調整を」と言われながら1年も放置していたのを、たまたまこの時期に処理してしまったのです。

するとメインバンクからは
「状況が変わったので決裁をやり直さなければならない。間に合わないかもしれない」
と言われ、大混乱。

最終的には別銀行のリスケを取り消すことで事なきを得ましたが、冷や汗ものの展開でした。

 オフィスで打ち合わせする人々

学びのポイント

このような失敗は本やネットではほとんど紹介されません。
でも、日常的に誰にでも起こり得ます。

  • 銀行の決裁は「現状を説明し、将来の計画を示す」ことが前提

  • 条件が変わるときは、事前に担当者へ説明する必要がある

  • 以前は支援的な担当者がいたとしても、銀行はサラリーマン組織。いつも都合の良い担当になるとは限らない

このケースは私自身も事業再生の支援で大きな学びになりました。
「一言で何百万の損を防げる」──これがメンターや先輩の経験談の価値だと改めて実感しています。

 

「今日も疲れた…」とベッドに倒れ込んでいませんか?
実は「疲れた」と口にするだけで、脳がその言葉を潜在意識に刷り込み、体を余計に疲れさせると言われています。

じゃあどうすればいいのか?
答えはシンプルで、「今日も頑張った!」に言い換えること。
たった一言で、気持ちも体も前向きに切り替わるんです。

今日はそんな潜在意識と「ノート習慣」を掛け合わせて、自分という事業を加速させる方法についてお話しします。

◆引き寄せは“書くだけ”じゃ足りない

私もかつては引き寄せの法則を信じて、ノートに願いを書くだけで叶うと思っていました。
でも正直、それでは動かない。やっぱり行動がセットでなければ、状況は変わりません。

ただし潜在意識の力は確かにある、と身をもって体験しました。
例えば会社員時代。ある日、突然「売上総利益を2億円上げろ!」と無茶な指示が出されたんです。
利益率10%なので20億円の売上案件を取れという話。正直「意味がわからない」と思いました(笑)。

でも毎日「どうやったら達成できるか?」を考えていたら、不思議と案件が舞い込んでくる。
結果、目標は達成。翌年、私が抜けた後は未達に終わったそうで、改めて潜在意識の力を感じました。

独立してからも同じ。
「3年でサラリーマンの年収を超える」と決めたら、気づけば案件が次々と入ってくる。
これも意識+行動の組み合わせのおかげだと思っています。

ノート習慣で潜在意識を味方にする方法

やり方はシンプルです。

  1. 1年後、3年後、5年後の自分の理想像をノートに書きなぐる

  2. そのうち、まずは1年後の詳細像を決める

  3. 達成に必要な行動を「各月ごと」に落とし込む

  4. 毎晩、翌日にやることを書き出す

  5. 毎朝、ノートをチェックし進捗を確認する
    →ズレがあれば修正(前倒し・後ろ倒しどちらでもOK)

  6. 夜は1日の反省と翌日のタスクを書き出す

ノートに書くToDoリストとペン

こうすることで、理想像と日々の行動が自然とリンクします。
書き続けることで感情に流されず「今やるべきこと」がクリアになり、気づけば1年後には目標が現実になっているはずです。

潜在意識+行動+ノート習慣。
これが、自分の未来を最速で実現するための最強ツールだと断言できます。

本日もありがとうございました😊