世の中には「決められない」優柔不断な人が多いですよね。
経営者や中間管理職でも、実はかなりの割合で存在します。

私自身、サラリーマン時代は「即決・即行動型」でしたので、優柔不断な人を見ると腹を立てていました。
しかし、いざ自分で経営してみると「優柔不断な人も実は悩んでいる」という現実に気づきました。

そこで今回は、決められない人が一歩踏み出すための方法について書いてみます。

決められない人の特徴

まず大切なのは、自分が優柔不断であることを認識することです。
やさしさから決められない人は自覚がありますが、単に決断を後回しにしている人は自覚がありません。

この記事を読んで「もしかして自分も?」と思った方は改善の第一歩を踏み出せています。

優柔不断の原因と対処法

優柔不断の多くは以下の3タイプに分かれます。

  • 失敗が怖い

  • 情報不足

  • 完璧を求めすぎ

それぞれの対処法はシンプルです。

1)期限を決める(決断に締切を設ける)
2)判断基準をシンプルにする(例:利益・時間・社員幸福度の3軸)
3)小さな実験をしてから決める(テストで不安を減らす)

具体例

1)新規事業の判断
いきなり大きな投資をせず、小さなテストから始めましょう。
さらにそのテストにも期限を設け、必ず行動に移すこと。
動かなければ、新規事業アイデアは自然消滅します。

2)採用判断
人材の見極めは難しいものです。
そこで「会社のビジョンに共感しているか?」を最優先基準にすると迷いが減ります。

 

まとめ

決断できない自分を責める必要はありません。
大事なのは――

  • 期限を設ける

  • 判断基準をシンプルにする

  • 小さな実験から始める

この3つを習慣にして「決断の筋力」を鍛えることです。

決められない社長より、決める社長の方が会社も未来も確実に動き出します。

 

本日もありがとうございました。

「やらなきゃいけないことが山積みだ!」
「また会議か…」

経営者や中間管理職の方なら、毎日こんな日々を過ごしていませんか?
実はこれ、仕事ができる人ほど直面している現実なんです。

問題解決ができるからこそ次々と対応できる。
でも気づけば、毎日「対応」で1日が終わっている…。

しかも会議の多くは、暇な上司が開くものに付き合わされるケースも多いですよね。出世を望む方なら上司に良い顔をしたいでしょうし。
私は逆で、必要ない会議は「議事録だけ送ってください」で済ませていました(笑)。
当然、当時の評判はよくありませんでしたが、成果は出していたので定時退社してもボーナスは標準以上でした。

今日は、そんな毎日から抜け出すための方法を具体的にお伝えします。

ゴールから逆算する習慣を持つ

経営者でも管理職でも、やるべきことは規模は違えど本質は同じです。
たとえば、4月始まり3月決算の会社で考えてみましょう。

期初に予算が決まり、最大の目標はその達成。
では、その数字をクリアするために、自分の部署は月ごとにどれくらいの売上・利益を積み上げなければならないのか?
これをまず逆算します。

見込案件を並べれば、数字が凸凹になるのは当然です。
だからこそ、期の前半で大きな案件をどう取るかがカギになります。

  • 既存顧客の取引を拡大する

  • 目の前の見込案件を確実に成約させる

結局、この二択しかありません。

 

◆経営者の動き方

経営者は各部門の数字を達成させるために、中間管理職と具体的な案件について会議を重ねます。
数字が足りないとわかれば、自らトップセールスに動くことも必要です。

このように「ゴール(予算達成)」から逆算して月次・日次の行動を設定すれば、自然と成果は近づきます。

結果として、これまで「日々の問題処理」で終わっていた毎日が、自分でコントロールできる毎日に変わるはずです。
さらに「無駄な会議を減らそう」という流れも社内に広がり、良い循環が生まれます。

ぜひ「逆算の習慣」を持ってみてください。
中長期の計画も、実は同じ仕組みで進められるんです。

 

本日もありがとうございました😊

カラー戦略の続編です。

秋冬の店舗カラーは、春夏に比べて皆さんもイメージしやすいかと思います。
私はこれまで「店舗カラーを変えると売上が上がる」とお話してきましたが、実際に変わるのは お客様の滞在時間 です。

春夏に前向きなカラーで模様替えをすれば、お客様も前向きな気持ちになり、自然と長く滞在してくれます。
では、秋冬はどうするか?

答えは、暖色系で「外の寒さ」と「店内の温かさ」のコントラストを明確にすることです。
これによって、店内で過ごす時間を自然と延ばすことができます。

🍂 秋(食欲・実り・落ち着き)

テーマ:収穫・温もり・深み
基調色:オレンジ、ブラウン、マスタードイエロー

変更ポイント

  • 店舗ポスターやPOP → 紅葉色(赤〜オレンジ)

  • テーブルクロスやメニュー表 → 落ち着いた茶系+オレンジの差し色

  • 雑貨棚 → 木目調の装飾や陶器系アイテムを前面に

  • アロマ → シナモンやジンジャーなど、温かみを連想させる茶系・琥珀色系アイテム

秋といえばオレンジやブラウン。見ただけで「食欲の秋」を連想させます。
温もりカラーを前面に出せば、安心感が生まれ、自然と財布のひもも緩みやすくなります。

❄️ 冬(温かさ・クリスマス・団らん)

テーマ:暖かさ・華やぎ・非日常感
基調色:レッド、ゴールド、ディープグリーン

変更ポイント

  • 店内の照明カバーや間接照明 → 黄色〜オレンジの暖色系

  • 店頭ディスプレイ → 赤と緑の組み合わせ(クリスマス期)、正月は金や白をプラス

  • 雑貨棚 → キャンドルやランプを配置

  • アロマ → バニラやサンダルウッドに合わせた赤や金の小物

冬はとにかく寒い!私自身、寒さが苦手で「氷河期の恐竜の気持ち」がよく分かります(笑)。
だからこそ、火を連想させるレッドやゴールドが効果的。視覚だけで体感温度が上がり、お客様も長居してくれるはずです。
そこに温かい飲み物を一杯サービスすれば、さらに印象に残るでしょう。

◆まとめ

秋冬のカラー戦略は、お金を大きくかけなくても可能です。
色を工夫するだけで、滞在時間が延び、売上高が確実に変わってきます。

ぜひ一度、試してみてください。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました😊