合わない人とうまく付き合うコツ

職場で「どうしても合わない人」がチームにいて、気が重くなることってありますよね。
私もかつてはかなりイライラしていました。特に、時間を無駄にされた時なんてもう最悪でした(笑)。
今では何とかアンガーマネジメントを身につけて、だいぶ穏やかに過ごせるようになりましたが…。

職場だけでなく、プライベートでも「価値観が合わない人」がいると疲弊しますよね。
実はこの悩み、経営者の方からもよく相談を受けるテーマなんです。
つまり、あなただけの悩みではないということです。

今日はそんな「合わない人」ともうまく付き合うための考え方をお伝えします。

「価値観が違う」のは当たり前

まず覚えておいてほしいのは、
価値観が違うのは、当たり前ということです。

夫婦でも、家族でも、親友でも、100%価値観が一致する人はいません。
だから、チームに合わない人がいても、それはあなたのせいではないんです。

人は誰でも、自分の価値観=“正義”だと思い込むもの。
それがぶつかるからこそ、イライラが生まれ、雰囲気が悪くなるんですね。

だからこそ、相手の“正義”を正面から受け止めず、
**「この人はこういう正義を持っているんだな」**と一歩引いて見ることが大切です。

チームを動かすのは「共通目的」

個人同士での対処も大切ですが、
チームの雰囲気を良くするために必要なのは、共通目的を見つけることです。

「私たちは何のためにチームで働いているのか?」
そこを見失うと、正義のぶつかり合いで前に進まなくなります。

たとえば、「今月中に売上100万円を達成する」という共通目標があるなら、
やり方ではなく**“目的を達成するための最適解”**に集中しましょう。

相手が口を挟んできても、
「まずはこの方法を試してみたい」と伝え、協力をお願いしてみてください。
不思議と、共通の敵(=課題)に向かうことで関係が良くなることもあります。

本来なら上司がリードすべき部分ですが、
できていないなら、あなたがやってしまえばいいんです。
その一歩が、チームを変えるきっかけになります。

「尊重できる部分」を見つけてみる

次に意識したいのは、相手の良いところ探しです。

まずは1日だけでいいので、相手をよく観察してみてください。
そして、「この人のここは意外とすごい」と思える部分を箇条書きで3つ書いてみましょう。

どんな人にも、チームに貢献している部分は必ずあります。
そこに気づけると、自然とリスペクトの気持ちが生まれます。
その瞬間、チームの空気は少しずつ変わり始めます。

 

「伝える力」を育ててあげる

もし相手がコミュニケーション下手なタイプなら、
相手の言葉をメモして整理してみましょう。
何度かやるうちに、相手が言いたいことの“パターン”が見えてきます。

理解できたら、「こう伝えるともっと伝わりやすいですよ」と
優しくフィードバックしてあげてください。
相手も“伝わった”という手応えを得られると、自然に成長していきます。

結果的に、チームの生産性も雰囲気も良くなるという好循環が生まれます。

まとめ

「合わない人」との関係に悩むのは、誰にでもあること。
でも、

  • 相手の“正義”を受け流す

  • 共通の目的に集中する

  • 尊重できる部分を見つける
    この3つを意識するだけで、人間関係は驚くほど変わります。

まずは、今日から1つだけでも試してみてくださいね。