オホーツク網走マラソン2024走りました① | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

マラソン当日の朝、5:30起床。

 

 

マラソン走る日の朝って、みんな起きて一番に天気の確認するよね?

部屋はレイクビューで、窓の外すぐ網走湖。

確認手段が湖面の目視なので小雨だったらよくわからないけど、大雨ではないことはわかった。

それなら十分、上出来上出来。

 

駐車場が宿から3km程度のところなので、7時過ぎに出発することに。

スタートは8:45で、駐車場からスタートの網走刑務所まではバスで20分ほどです。

 

時間的に起きてすぐ朝食をとらなきゃならないんですが、昨日食べた惣菜たちがまだ残っててお腹空いてない。

寝るのが遅かったからか、なんなら酒も若干残ってるのか、ぼーっとする。

自業自得ですが、でも食べないわけにもいかないので、セイコーマートの梅おにぎり一つをモタモタと口に入れる。

他に準備していた甘納豆赤飯おにぎりと蒸しパンはカバンの中へ。

今日は食いたくないんだ、蓄えはたっぷりあるからそれ使え、私の体。

 

部屋を出て、エレベーターホールでランニングスタイルの大きな外国人男性と挨拶。

向こうの人って黙って密室を過ごすイメージないのでイヤな予感はしてたんですが、案の定何やら話しかけられる。

いや何語かすらわかんないんだが。

かろうじて「running」が聞き取れたので「yes」と答えると、それがいけなかったのか怒涛のコミュニケーション。

さっきも言いましたが、何語かわかんないんですよ。

runningって言ってる以上英語なんでしょうが、多分彼の英語かなり訛ってる。

そこに現役から30年近く離れた(現役時代ですら…)私の劣化したヒアリング能力と、加齢で落ちた聴力で対応するなんて絶対ムリ絶対ムリ。(二回言った)

一度は「ん?」とか聞き直してみたんですけど、二度目も単語一つすら聞き取れなかったので、曖昧な顔してたら黙ってくれました。←

ごめん英語できる風の雰囲気出して…(イエスしか言ってないけど)。ていうか私は日本語しか話せないって自覚があるから日本から出ないのに、英語が「世界共通語」の圧を伴って日本で大きい顔してるんだよママぁ!(号泣)

 

 

朝から気まずい時間を経て、外に出てみると雨は降っておらず。

薄いダウンを着ていましたが、それが暑くもなく寒くもなく。(下半身は忘れて脚むき出し)

これはもしかすると絶好のマラソン日和なのでは。

 

駐車場に着くとその公園もしっかり北海道、だだっ広い。

長野のスカイパークも広くて驚いたけど、まったく規模が違う、というかもう土俵が違う。

ラグビー場やゴーカート広場なんかもあって、ぐるっと360度どこまでが公園なのかまったく見当がつかん。

芝生も綺麗に整ってるし、このレベルの公園が平然とあちこちに点在してるなら北海道、なんて恐ろしい土地…!!

万一停められないことがあるといけないと早く出たけど、もっとゆっくり出発しても良かった。

シャトルバス乗り場までゆっくり10分ほど歩きますが(とにかく広い)、スタート会場まで至ってスムーズ。

 

 

前日までの雨で地面が濡れていて、スタートまで座る場所もなかったので、女子更衣室へ。

更衣室内のトイレを使う大行列が、狭い更衣室内で幅を利かせていました。(が、鉄の膀胱には関係ない)

スタート30分前にブロックへ。

予想タイムをどれくらいで出したのか記憶がないままEブロック。

後ほどブロックの先頭に4時間30分のペーサーグループが来たので、どうやら4時間超えで出したようです。

鹿児島で5時間超えのワースト叩き出した手前、さすがに4時間切りとは書けなかったと見えます。

いいいい、なんでもいいw

 

 

開会式はゲストの金さんと三津家くんの激励、それから網走市長の挨拶。

市長、この大会を走るランナーたちによほど愛されてるのか、ゴール後にツーショットで撮った写真をSNSに上げてる方たくさんいました。

本人もこのイベントを楽しんでいるのか、挨拶もユニークで楽しかったです。(そもそもスタートだけじゃなく、ゴールでランナーを迎えてる時点で他と違う)


あとね、この大会のすごいのは2000人規模であるにも関わらず、200人ごとにウェーブスタートってとこ。

参加者が少ないのであっという間に前がいなくなり、普通に続いて行こうとしたEブロックを急いで「Eブロックはまだです、まだです」と司会が止めるという、それはそれでちょっとした混乱。

よくあるスタートゲート牛歩と違い、全然走り抜けられちゃうので、スタートの網走刑務所門も走りながら慌てて撮って中心がズレる、しかも写真撮影の猶予は1枚分で撮り直しはきかず。

(この門抜けると現役の刑務所)

ちなみに私の記録、グロスよりネットが4秒遅いって珍事が起こってたんですけど、スタートゲートをどう超えたらこうなるのか未だにわからんw

この参加人数ならウェーブスタートじゃなくても問題ないと思うけど(多分最後尾の人でも2分くらいかな)、多くのランナーはグロス記録が全てですから、心意気と捉えていいかと。

 

 

刑務所を出る橋は狭いので追い抜き禁止、すぐに国道に出るので、そこからは自由。

直近のレースで5時間を超えた身としては4時間半のペーサーの後ろで十分身の丈なんですが、近くで走るのはちょっと走りにくいランナーがそばにいたので、一旦ペーサーの前に出ました。

どのくらいのペースでいくかはまったく決めていませんでしたが、最初の1kmが5’55くらいだったので、だいたいこのくらいに設定。

とにかく大事なのは30kmまで寝てる気で走ることだ。人間ドックの測定器には大きいこと言ったけど(参照)、練習量が足りてないことは充分自覚している。

 

 

私的に最大の懸念だった沿道は、スタート地点から網走駅までの2kmくらいまで地元の人がたくさん立っていてくれました。

が、その先は住宅がある地域にぽつぽつと立っておられるくらいで、決して多くはありません。

でも人口を考えれば十分歓迎されていると感じましたし、何よりみなさん笑顔で楽しそうに応援してくれました。

都市型マラソンとはそりゃ比較になりませんが、毎回沿道に走らせてもらっている私でも「少ない」とは思いませんでした。

景色と運営の工夫とボランティアと沿道のバランスが絶妙なんだと思います。

ちょっとした町中。

街路樹は紅葉が始まっているものも。

 

 

さて網走マラソン、今回が第10回の記念大会ということで運営が気合いに満ちていて、事前送付された封筒には記念大会の靴下(参加賞は別の靴下とランニングキャップ)と、網走マラソン特製カレンダーが入っていました。

それだけではなくエイドにもだいぶ力を入れたようです。

なんとスタートしてわずか4kmでカニの鉄砲汁!

(毎年あるのかもだけど詳しくはわからない)

 

 

後で見たニュースによると、5種類のカニを使ってダシを取った特製鉄砲汁だそうです。

ズワイ、タラバ、毛ガニ、花咲きガニ…5つもカニの種類出てこないよ…。

しっかり足も入って、下ごしらえ大変だっただろうな。

こんな豪華エイドをたった4km地点で出しちゃうなんて。

スタート時の気温が12℃ほどで、体が冷えててまだうまく動かなかったところなので、ほの温かい汁がめちゃ染みた。

周りのランナーからも「うまい」という嘆息が漏れまくってました。

位置的に早すぎるような気もするけど、みんなが余裕をもって味わえるという点ではベストなのかもしれない。

でもヘタすると、ここがクライマックスのランナー、出てこない?w

 

 

 

天気は曇、ときどき霧のような雨が降っていましたが、気にならず。

そんなことより暑くもなく寒くもなく湿度もほどよく風もほとんどない完璧な天候で(マラソンは晴れより絶対曇派)、本州で狂った暑さの中ヨレヨレで走っていることを思うと快適すぎてテンションが上がる。(ペースは変わらない、なぜだ)

嬉しくて何度も一人で「完璧なマラソン日和じゃん」と呟いてましたw

まったく映えない曇天、走るには最高。

 

 

東京農業大学地元高校の学生さんらしい。(東京農業大学の学生さんはエイドでボランティアでした)

私が通ったときはヤングマンでした。

音楽って元気出ていいよね。

 

 

 カニ汁からほどなく、オホーツク海が全面に広がります。

ついさっき「完璧なマラソン日和」と言ったばかりの口ですが、写真を撮るならやっぱり青空必須ですね。

 オホーツク海が広がったばかりの辺りが一番雄大だったけど、撮り逃しました。

よかったらアナタの目で見てきてください♡



景色に気をよくしている私の目前に見えてきたのは、明らかな坂。

開会式で「こんな坂上るの!?と思うような坂があります」って聞いた気がするけど、これかな。

一応走る前に一通りコース図は見てきてるんですけど、スタートまでに大半忘れてるから意味ない。


いざ取りかかってみると、確かにフルで走るコースとしては傾斜に優しさがまったくない。

でもまだ5kmのとこなので、上れないことはない。

かと言ってここで足使いすぎると後に響くことは歴然なので、息が上がらない程度にいこうと、寝てるつもりで走破。


これということもなかったところをみると、噂の激坂、多分ここじゃないと現地では判断したんですが、その後のコースと後で確認したパンフレットから、他ならぬそこでした。

むしろ知らないからどうってことなかったんだと思われ、知ってしまった今、仮に来年走ったらめっちゃ構えて疲れちゃうと思う。



上ったら下りがあるというのを励みに坂を上ったのに、上り切っても期待していたほどの下りはなく、なんならすぐまた上りみたいなコースで、気持ちのいい森林コースじゃなかったら文句の一つも言ってたな。

 

 

アップダウンが続く森林コースで元気な声が聞こえてきたと思ったら、早くも第二エイド。7.8kmです。

 自衛隊が出してくれているそうで、ミニトマトいただきました。



 あとコーラも!

 マラソン大会でしかコーラを飲まない私、この日のためにカフェイン抜き。

ええカフェイン入りの補給食に効果を求めてではなく、コーラを美味しく飲むために。


それくらい楽しみにしていたので、わくわくを止められず勢いよくグビっといってしまい、炭酸で喉を詰まらせ、「誤嚥性肺炎」という言葉が脳裏をよぎる。

目を白黒させながら飲み下した後は、残りのコーラを歩きながらゆっくり堪能。




こんなのいるのか、のラップ








長え…(ブログ耐性が低くなってるので堪える)