審査員
歳も歳だし齢49、仕事上、審査員を頼まれる事が結構ある。言い訳かも知れないが、正直、審査出来るほどの人間だと自分自身思っていない。しかし、ビジネスだから、それなりの覚悟と勉強をして臨んではいます!ココだけの話、本業より自信はないが勉強になる。ここ数年オーディションをやってきて思うことがある(独断と偏見ね)。考えたくない、ラクしたい、いいように思われたいの三拍子だ。台本の読解力のなさも三拍子のせいだと思う(自分の事は棚に上げて)。如実に思うのが自己紹介だ。多いパターン「〇〇〇〇です。何歳です。何年生です(こんなに分割しなければいけないか?)今頑張っている事は、〇〇です。やってみます。よろしくお願いします。」もしくは、「〇〇〇〇です。何歳です。何年生です。今ハマっている事は、〇〇です。よろしくお願いします!」ハマっている事を伝えられても、特技的な事を勝手に披露されて、よろしくお願いしますと締めくくられても、勝手に見せつけられた方はどう対処すればいいのか?そして、何をよろしくお願いされているのか?よくわからない。だいたいがこれだ。それと言葉で多いのが、俳優のために「色々」「たくさんの事」「いっぱい」勉強して、人を笑顔にするために頑張ってます。肝心なことを何一つ言わない。何を勉強して、色々、たくさんある中で、これを今やってますならわかる。そんなすぐわかる嘘をなぜ躊躇なく自己紹介だと多用できるのか?自己紹介は、唯一綺麗事を喋っていいんだよと、誰かに教えられたとしか考えられないほど、ほとんどの成人未満が使う。そして、何かあったら「よろしくお願いします」何かあったら「失礼します」何か締めるセリフは「ありがとうございました」この3つ言葉を使えば許されると思っているのか?何回も使う。椅子に座るたびに「失礼します」座るたびにですよ…どんな世界だよ。椅子にすわる初手だったらまだわかるけど、毎回言うのに疑問に思わない。普段なら絶対に言っていないのも感じ取れる。審査が終わり、部屋から出るとき。ひとりが「ありがとうこざいました。失礼します!」と最後だけ戦士のような元気で清々しい挨拶をすると、その後みんなそれを真似する。見事なまでに…ようは、何も考えてないのだ。自己紹介をして、自分のことを相手に伝えたい。なにか感じてもらいたい。たった30秒ほどたけど、言いたいことが山ほどあるけど、練りに練った30秒で伝える!そういう気概が本当にない。自分しか知らない自分の事を伝える自己紹介を疎かにする。その心意気が全てに出る。と思った。さぁ、わたしはどんな自己紹介をすればいいのだろう?思考しよう。