嗚呼春休み!E217系Y-140編成廃車回送とかGV-E197系とか、八王子はカオスの香り | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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そうか、学生たちはもう春休みかー。


日々通勤で移動していると、それまでと人の流れがずいぶん違うことに気づく。

それに加えて花粉と黄砂のダブルパンチもあって、新たな冒険も躊躇いがー


最近はもっぱら記録蓄積を消化するばかりのこのブログであるが、リアルタイム記録もそれなりに。

今日は急遽身体が空いたところに、E217系Y-140編成4両の廃車回送施行の報を掴んだ。

先週は施行がなくどうなるやらと訝しんでいたが、やはり粛々と終わりは近づいているようで…。


ただ、先に書いたように花粉と黄砂のダブルパンチは、これまでの都県境越えを躊躇わせた。

それでなくとも、先頃のダイヤ改正で時刻が変わったのか、加えて各所で遅延が頻発していたからか

微妙に読みづらい走行時間に翻弄されることとなってしまう。


加えて、今日は豊田に珍客が。

前日に高崎からやってきて、八高線でハンドル訓練を行っていたGV-E197系である。

高崎で車内から存在は見ていたが、都内で見るのは初めてであった。

この編成の動きを気にしつつ、今日の廃車回送の迎撃場所を熟考した結果…


地元・西国立へ。


EF64 1032号機の牽引でやってきたのは、E217系Y-140編成。

ここでの輸送列車記録は、およそ2年2ヶ月ぶり。

すでに府中本町や西府といったポイントは、早い段階で撮り鉄が集結していて…

さすがに学生は春休みということで、いつもより人出が多い。


西国立もホームドアの稼働が始まり、撮影環境は大きく変化しているが…

まだうまく散ってくれたため、半ば妥協で川崎側で捉えた。


と、この時点でちょっとした異変を察知した。

察知はしたが、そこまで重要じゃないか…と考えていたが。


まず、以前のダイヤより10分ほど通過が遅かった。

そのダイヤの遅さは、以降の計画に微妙な影を落とすこととなり。


立川に追っていくと、すぐに発車。

少し先に入れ違いで大月行きも発車しており、大月までの先回りは不可能になっていた。


しかも、豊田で後続列車が突如抑止。

約8分遅れと想定外のロス。

これは、下手するともう追えないか?と危惧したが。


八王子に着くと、想定外なディーゼルエンジンの轟音が。

3番線に、豊田車両センターに留置されていたGV-E197系が停車していた。


そして、E217系Y-140編成は停車中。
と、運転席に係員が乗り込み合図灯を赤色にして置いている姿が。
西国立で感じた異変は、右側の尾灯が消えかけているように見えたからだった。
結局ここから、合図灯を点灯させたまま長野に回送されることになる。


さらに、富士山麓電気鉄道に向けて甲種輸送中?の205系もまだ構内に抑止中。

なんと、八王子駅に3本の臨時列車が一堂に会する事態に。


EF64は新潟支社。

205系とE217系は横浜支社。

GV-E197系は高崎支社。

八王子支社の八王子駅に、こうも他支社の車両が一堂に集まるのは近年でもなかなか無かったこと。


それもあって、八王子駅構内は今まで以上にカオスな空気を呈していた。

何度注意喚起しても点字ブロックを塞ぎ、スマホ用三脚を立てて撮影しようする行為も横行。

口調はまだ柔らかめとはいえ、いくら言っても改善しないいつもの為体が見えた。


そしてその中には、自分にとっては久々な“珍獣”も見えた。

相変わらず一部がからかっているのかチヤホヤしているのか、理解不能な場面も見られたのである。


それもあってか、今回は「あずさ29号」で先行する意欲もすっかり失くした。

加えて、先の遅延はまだ尾を引いていた。

先行して山梨県内もいいが、深追いし過ぎると帰宅に悪影響も引き起こしかねない。

ただでさえ今日は、強風の影響で東北新幹線方面がズタズタだっただけに。


結局いつもより15分ほど遅く、E233系を2本先行させE217系Y-140編成は八王子を離れた。

このE217系廃車回送に際しては、八王子で見送り記録を打ち切るのは初めてのことになった。

ただ今回はこの遅延を篠ノ井線稲荷山まで引きずっていたようだったから、先回りしなかったのは

結果的には正解だったのかな、と思っておくことにしたい。


Y-140編成の廃車回送により、残るは基本編成がY-35・42、付属編成はY-101・102の各2本。

計30両が年度を跨ぎ、2025年度で最後の時を迎えることとなった。


そして、GV-E197系も、エンジン音高らかに鈍く動き出す。



3番線から直接八高線に入り、高崎に向けて走り去っていった。

既に本職のバラスト散布でも運用を開始しているが、高崎界隈では機関車と12系客車を牽引する

試験を行っているなど、今後どうなっていくのか見当がつかない動きがある。


また共通設計車であるE493系も、昨日秋田総合車両センターを出場したE231系800番台K6編成の

回送牽引を担当するなど、いよいよ配給輸送も世代交代が重大局面に入ってきたようである。

今日のE217系Y-140編成の廃車回送も、いよいよ貴重なシーンとなってくるのだろうか?

今後残された車両の廃車回送はどうなるのか、そして要らぬトラブルが起きはしないか等悩みの種は

当分尽きそうにないが、引き続きその動きは日常生活の傍で気にかけておきたい。