2024.3.9 ふたつのさよならに、ただいまを添えて。〜5年ぶりの銚子、別れと再会の旅⑥ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

5年ぶりに外川まで乗り通し、また来た道を戻る銚子電鉄の旅。


犬吠からはまた混雑が激しさを増し、ただ乗っているだけの状況になってきた。

2001Fへの銚子電鉄への愛情は、もう十分なほど感じることができた。

老体に鞭打ちながら、よくここまで走ってこれたなと思う。


かつて京王帝都電鉄で高速走行していた面影は、もはやない。

それでも、ゆっくりでもコツコツと、13年余りに渡って銚子の地域輸送を担い続けた。

二度にわたる【転勤】を経て、務めを全うしきった姿は誇らしくも感じるものだった。


そして13:05、再び仲ノ町へ。

ここで、観光客よりも鉄道趣味者の熱量の方が俄に上回った。

その理由は…


…とりあえず、まずはここで発車を見送ることにした。


いざ、銚子に向かって走って…


い…


かない?!


なんと、ホームから離れる直前に緊急停止してしまった。

目を凝らしていると、運転席から沿道の撮影者に向けて離れるように促している。

なんと、立てていた三脚の脚があろうことか敷地内に入っていたのだ!


つい先日、銚子電鉄の公式Xでもこんな悲痛なポストがあったばかりだが。

https://x.com/choden_inubou/status/1775498657372279031?s=46


すでにこの時点で、撮り鉄の問題行動は気掛かりなものになっていた。

実際、当日の沿線でも


あんな場所でいいのか?


と言う場所で撮影する姿が、この日の時点でも散見されていたのである。

実際観音駅そばの踏切でも、近づきすぎる撮影者に注意を促し最徐行で走る場面もあった。

運行に支障するような行為をする輩は、鉄道ファンでもなんでもない。

やっている当人は、銚子に足を運んでいるのだから応援の一環だと言いたいかもしれないが…


とんでもないことだ!

この1週間前には、威力業務妨害行為で始発から一時的に運転見合わせとなる事案も発生。

朝の255系といい、最近、好意の表し方がどこかしら歪んでいるのではないだろうか?

そんな不安感をさらに増幅させた、今回の旅になったのだった。


そんなことはあったが、ここからしばらく仲ノ町駅構内で一休み。


その時間を取ったのは、元南海電鉄2200形の22000形が停車していたから。

実は偶然だったが、この日は関係者向けの初運転が実施されたのだった。


「しおさい1号」に乗って銚子入りしていたら、間に合ったかもしれなかった!


と頭を抱えたが、まだ仲ノ町駅で見れたから良かったか。


しかも、方向幕は南海時代のものを掲出。

南海電鉄そのものには8年ほどご無沙汰しているが、懐かしい思いが甦った。


このイベントがあったため、仲ノ町駅内の社員さんは南海ホークスのユニフォームを着用!


…でもさ、おふたり、


南海ホークスがあった頃を知らないよね?!笑


うちはギリギリ、阪急ブレーブスと共に身売りした時を知ってるけどもさ。


そして、ここからイベントを通じて交流を持つ社員さんと続々再会。

常務と部長、さらに馬上さんには立て続けに「あれ?!」と言われることにwww


…さて、また2001Fを出迎えて、銚子電鉄の旅を再開しますか。


なんか、また一段と昭和にタイムスリップした感じがw


そんな不思議な空気感を纏いながら…


また袖山さんたちの見送りを受けて、外川に向けて走り出した。

色々肝を冷やすこともあったが、もうちょっとだけ銚子界隈の空気を楽しんでいこう。

そしてまた、もう何人かとの再会とただいまを言う時間へ…