南武支線では、予告通り9月13日からE127系が満を持して運転を開始。
205系1000番台はその前日の9月12日の運用が、フル運用の最後となった。
9月14日と15日には、W1編成とW2編成がそれぞれ国府津車両センターに疎開回送。
自慢の高加速を駆使したフルパワーで、東海道線を駆け下っていったそうである。
…しかし、公式には完全に運用は外れたとはなっていなかった。
それはこれまでにも書いてきた通りである。
何より南武支線各駅ホームには、双方に対応する乗車位置案内に張り替えられていたのだ。
そして、何よりW4編成は弁天橋に残されていたのだ。
だが、9月いっぱいは2本投入したE127系のみで運用を回す日々が続いた。
半月ほどひたすらにE127系による運用が続き、利用客もだんだんに慣れてきたところでー。
10月1日、日曜日。
復活。
10月に入ってからすぐ、何事もなかったかのようにまた205系が動き出した。
早速、墨田でのイベントが終わってから都営浅草線・京急線経由で八丁畷で迎撃した。
とりあえずここ半月の流れでは、まず終日運用の01Hに入り、翌日は朝運用の03H。
そこから1〜3日運用に入らず、また01H〜03Hの繰り返し。
運用情報の目撃投稿が無い日もあり一概には言えないが、そのパターンになっている模様。
(なお今日は01H運用に充当中)
てことで、しばらくはふいにこうして日常運用に戻ってきた時に撮影・乗車ができる。
本数・頻度的にもまずまずあるし、今更慌てて動くこともあるまい。
…それこそ倫理的にそこ、どうなのよ?な場所で撮る必要も全く無いはずで。
写真は敢えて上げないが、いい加減ちゃんとしていないと自分が泣きを見るよ?という。
何も言われずに穏やかに撮りたいなら、相応の振る舞いを心掛けるべし。
さまざまな角度から、意外なほど見られていることを意識して。
そしてまた、束の間の高加速を楽しんで。
区間が短いとか、贅沢は言っていられない。
鶴見線ともども、正真正銘最後の205系なのだ。
しばらくは「共演」の余生。
それがいつまで続くのか、今はまだ見通せない。
自分は鶴見線共々、もう少しその余生に付き合ってみることにしたい。
約20年もご無沙汰の仙石線も、共に。
互いに老体に鞭打ち、誤魔化しながら、もう少しだけ。
時代に応じて少しずつ姿形を変えながら、それでも頑張る姿勢に乾杯!
少しだけ覗かせた夕陽、夕焼け雲が、しばらく残った活躍の時間を祝っているかのよう。
本当のさよならはいつか、俄然周囲は混沌としてきたが、くれぐれも事故の無いように!