~Special Thanks & Forever VSE~【2022.1.27④】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

喜多見で撮影して各停に乗り、新百合ヶ丘で5分の連絡で快速急行に乗り換える。

ここで変な気持ちの余裕が、判断を誤らせてしまう。


まぁ、まだ大丈夫か。


そうして予定通りに快速急行に乗り換え、少しうたた寝に入る。

体力温存と称して、足柄くらいまで実にまったり、のんびり、ゆったりと西に下っていく。


気をつけよう、冬場の撮り鉄の体調管理。

ところで、新百合ヶ丘でいったいなんの判断を誤ったのか。

実はこの新百合ヶ丘で一度降りた時点で、自分の身体の異変を察知していた。


尿意、、、あるな。


なんのことはない、生きている上では必ずある生理現象だw

でも、この時にはそんな切羽詰まったものは感じていなかった。

それもあって、トイレに寄らずそのまま乗り換えたのだ。

乗り換え時間に余裕があったにもかかわらず。


だが、季節はまだ冬だ。


晴れて少し暖かかったとはいえ、まだそれなりに冷える。

ただでさえ自分の体質は、冷えるとトイレが近くなってしまう性質の悪さを兼備していた。

それなのに、電車内の暖かさもあって思考をすっかり脳味噌の片隅に追いやってしまっていた。


そうこうしているうちに、車窓には…

懐かしの先代ロマンスカー・NSEが。

その車両がいる駅といえば、開成駅だ。

そういえば、保存されてから降りたことないな…と思い出した。


こうして、開成駅で途中下車を決める。

11:45、下車。

だが、降りたまでは良いが、直後から激しい尿意が身体を襲い始めた。


トイレに行きたい、、、


ダイヤを見ているとそろそろ、さっき下っていったVSEが戻ってくる。

しかし、その感覚はだんだんだんだん、我慢し難いところまで激しくなっていく。

幸い、後から同じ目的で撮影に来た一人が話がしやすい、明るい人だった。


もうダメだ‼️


その人に状況を正直に伝え、荷物をその場に投げ出してトイレに駆け込んだ。

幸いにしてトイレにはギリギリ間に合い、緊張もすっかり解けて撮影場所に戻る。

これまた幸いにして、VSEはまだ通過していなかった。


助かった〜、、、


てことで。


列車コード110

はこね10号

11:55通過


いやはや、危なかった、、、

久しぶりに訪れた、撮り鉄のピンチ。

それを無事にくぐり抜けて、やれやれと撮影を終える。


そして、改札を抜けて、開成駅の東口へ。


駅を出てすぐ、新興マンションの一角に佇む、懐かしい姿が…


小田急ロマンスカーNSE、デハ3181号車。


1966(昭和41)年に製造され、1999(平成11)年に引退するまで33年間に渡り第一線で活躍。

定期運行最終列車にも充当されたのだが、それを運転していたのが実は…って話はここでは略。

2001(平成13)年に開成町に譲渡され、同年3月22日に開成駅前第二公園に搬入された。

2002(平成14)年に一般公募により「ロンちゃん」と命名され、今に至る。


…ロンちゃんって、鉄道ファンとしても有名だったアナウンサーじゃ…と思う人は昭和w


連結面側は連接台車も外側から見ることができる。

なお、台車以外の床下機器は撤去され、空調の室外機がこっそり置かれているのみ。


車内公開日は基本毎月第2・第4日曜日。


車体は錆が浮き、あまり良い状態では無い。

数年前にクラウドファンディングで整備をしたそうだが、同時に非公開の時期に車両を覆っていた

カバーが撤去され、野晒しになってしまっているため車体の劣化が早くなっている。


いずれ、車内が公開している時に改めて来れるようにしたいかな。


…高層マンションが多くてビックリした開成駅前だが、意外にも昼食を取れそうな場所が見当らず

やむなく、小田原駅に移動して駅ビル内で昼ご飯を取ってパワーを補充した。


そして、ここからは久しぶりの箱根登山線。


箱根登山鉄道へは、サンナナの引退以来約2年半ぶりの訪問。

そしてここで、あることに気づく。

小田原〜箱根湯本間は全列車小田急車での運行なのだが、それまで走っていた箱根登山線カラー…

いわゆる「レーティッシュカラー」と呼ばれる赤色の1000形の姿を見かけなかったのだ。

前はいつ行ってもいたのに、まさか、ワイドドアに続いてこれも希少な存在に!?


…と思ってたら…来た。


しかし、それは事実だった。

このレーティッシュカラーも廃車が進み、この1061×4が最後の1編成だとの由。

ということで、またまた気にして撮影回数を増やす編成が増えていく。

やっぱり小田急界隈は気が抜けぬと、苦笑いしながら撮影計画を練り直すのだった。