来年度下期の全面開通を目指して、苦闘しながら建設工事が進む東急・相鉄新横浜線。
相互乗り入れ計画に基づく保安装置等の改造工事や、8両編成化に伴う車両増備が活発になる中で
15日発売の鉄道ダイヤ情報誌に唐突に情報掲載されたのは、相鉄21000系の東急への甲種輸送。
それも新製車ではなく、相鉄からJR線経由で輸送されるという。
厚木から相模貨物駅まで4両を2回に分けて運ばれた後、川崎貨物駅・新鶴見信号場経由で八王子へ
向かい、さらに2回に分けて長津田へ搬入されるという段取りだ。
相模貨物駅から八王子までと、八王子から長津田までの最初の輸送は今日23日に設定されていた。
てっきり、かしわ台から陸送で運ばれるものとばかり思っていたが…
理由はどうあれ、日程の問題もありこの秋注目の甲種輸送になることは明らかであった。
とはいえ、最近南武線界隈はちょっと過熱ぎみで、マナー低下の懸念もあるので…
徒歩圏内の南武線沿線含め、どこから撮るのか考えたが直前まで妙案が浮かばず。
結局は、南武線内で一番マナー低下が著しい西府駅を選択した。
案の定上り線側は、脚立がいくつも立ち点字ブロックはみ出しも横行。
しまいには、謎の暴れオヤジ(非鉄らしい)が出てくる始末。
だが、こちらは誰もいない下り線側で構えた。
その辺の発想は、ただの捻くれモノなのかもしれない。
でも、一緒にされるのは嫌だからね。
そんな感情を抱きながら最初に迎撃。
10:12頃
…ね。
発想の転換。
自分は別にこれでいい。
寧ろ、貴重になりつつあるDE10が大きく収められて良かったかなぁと。
今日は未明の相模貨物駅から、DE10 1666号機がスルーで牽引。
通常東急電鉄の甲種輸送の場合、新鶴見信号場〜八王子間は電気機関車(EF65orEF210)の牽引で
行われるので、米タン送り込みと返却の単機回送以外で南武線・中央線を走るのは非常に珍しい。
1本後の南武線で立川へ。
ここで甲種輸送列車は33分停車となるため、後ろから前へ撮影を敢行。
あまりに珍しいため、居合わせた一般利用客からも質問が次々と投げかけられるw
遠目に今回の輸送標類…わからんw
八王子側も、なかなかな賑わい。
人の塊を掻い潜って、数カット収める。
…ここで、Twitterのフォロワーさんと初遭遇。
先日のお座敷青梅奥多摩号の一連のツイートがきっかけでフォローしてくれた方だった。
こういうきっかけでの出会いも嬉しく、ただただ感謝である。
相鉄に居ても東急に居ても、絶対に遭遇しない多摩モノレールと一期一会の遭遇。
DE10との連結部を具に眺めて、10:47発の高尾行きで先行。
多摩川の鉄橋や、沿線各所はなかなかな人出だったようだが、自分は車内からは見ていない。
気温がにわかに上昇に転じ、体力が削られるため今回の移動中は努めて休養策を講じた。
そして、八王子到着は11:09。
ディーゼルエンジンも高らかに、貨物列車が発車して空いたばかりの側線に入線。
とっとと、まだ止まらない…??
ある程度想定していた停止位置をどんどん超え、どこまで進む…?