総武快速線錦糸町駅まで定期回送する215系 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、今年3月のダイヤ改正で大きな変化がある東海道線系統。
約40年定期運用されてきた185系が大きな話題なのだが、ここまで定期運用引退とも書かれていない
処遇不明な形式がまだあることを、すでに勘の鋭い諸氏は気がついているだろう。

215系、オール二階建て車。

近年は湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原か、主に土休日観光シーズンの
ホリデー快速ビューやまなしに充当されるのみのレア形式と化している。
気づけば車齢も長いもので29年近く、いつ落ちてもおかしくない形式だが、そんな数少ない運用の中
平日朝の湘南ライナー6・8号は、東海道貨物線〜横須賀線を経由し東京駅地下ホームに入線する。

このうちの6号が、朝ラッシュで逼迫する線路容量を避けるため、錦糸町まで定期往復している。
この運用は、一昨年11月30日の相鉄直通ダイヤ改正から実施されていることを最近知った。

…昨年12月29日は、2020年の平日ダイヤ最終日だったこともあり、都内での用事の折に記録回収へ。
この日にはE235系1000番台に多数遭遇しているが、本命はこちらだったのだ。

8:13に東京に到着した湘南ライナー6号は、しばらく停車したのち8:28に発車。
東京駅の発車案内にも書かれているから、先回りは十分可能だ。

そして、8:36頃に錦糸町駅電留線に直接入線してくる。

冬場はどうしてもビル影が気になるが、致し方あるまい。
晴れて寒さが和らいでいるくらいがちょうどいい。
ここまで来ている記録なんだ、と割り切る気概も大事。

特徴的なフォルムを揺らして、そのまま電留線へ。

横須賀線・総武快速線は11・15両で、編成としては10両と短いが…
東京方の頭を合わせて停止するので、E217系との並びが撮れる。

こんな並びが撮れるのも、ここだけ。

スカイツリーと215系のシンボルマークを合わせて。
ここに間違いなくいるという、何よりの証にはなる。

…しかし、この錦糸町駅ホームから215系を編成で撮れる時間は少ない。
10分もすれば、手前にまた東京から回送電車がやってくる。

こうしてしばらくは、横須賀線・総武快速線電車に混じって肩身狭く休む姿が見られる。
この日は全てE217系だったが、いずれE235系との並びも見られそうだし、すでに見られたか?

そうして約1時間停車し、9:40頃に再び始動。
この日は総武快速線の遅延で、よもやの発車していくE235系と並ぶ場面が見られたが…
普段はそれもなく、すっきりと発車していく場面が収められそう。
架線柱のワイヤーの処理が悩ましいが。

こうして215系は茅ヶ崎まで回送され、夜の運用に備える。
せめて東京から大船まで営業して欲しい気もするが、ドア数の関係もあるから難しかろうね。

とりあえず一区切りまでは残り3ヶ月ほど、機会が限られる故に集中が予想されるが…
E235系の時に書いたように、JR側は一部撮り鉄マナーの悪化に神経を尖らせている。
どうか外れる動きをすることがないよう、これからより気をつけあっていきたいものだ。