NHKアニメ「へうげもの」では、上田殿が嫁を貰おうとしている。

しかし北政所様、「つがい」って人間に使うか?(笑)

聞いたことあるのは、綾小路きみまろ氏が「…つがいになられ…」と、ネタで使っていたくらいだ。

その上田宗箇の展示が年末から始まる。


生誕450年記念「上田宗箇武将茶人の世界展」

12月30日~1月16日まで(元旦は休業)

銀座松屋にて

入場は有料とのこと


上田宗箇の小説を読んだ時、戦に行った時に茶杓を二本作ったというエピソードが印象に残った。
※この話はノンフィクションにて候~

今回の展示では、宗箇が戦場で作った茶杓も登場するとのこと。

楽しみだ。

さて次回予告で、蒲生と聞こえた。

蒲生氏郷は見納めではなかったようだ。

だが、次回あたりでお亡くなりになるのか?

気になりながらも、日曜日の再放送まで観られない私であった(汗)
NHKアニメ「へうげもの」に、やっと茶の湯エピソードのひとつ、灰形のことが出てきた。

利休は神奈川県の由比ヶ浜の砂浜を見て、織部に灰形の話をした伝えられる。

砂浜ではなく、有馬周辺の山並みという説もあるとのこと。

茶道には灰形が欠かせない。

まあ、電熱だと縁がないのだが、、幸い、先生は炭でさせてくださる。

だんだんと灰形にも興味が湧いてきた私である。

今は炉だが、風炉の最後の方では気になって見ていたりした。

私の茶道ブログでは、第三席くらいに灰形ネタも出てくるかも(笑)


そして利休と織部は仲良く?温泉へ。

二人で熱海の温泉へ行ったことは、手紙に残っている。

MOA美術館で展示されていたのを観た。

しかし、あのように洞窟みたいになっているイメージでないな、熱海温泉は、、

東伊豆あたりにはありそうだけど、、

利休は織部に自分から離れるように言う。

利休の新たな企みに弟子を巻き込まないためか?

原作の方は利休はすでに亡くなっている。

アニメの予定範囲だと、利休切腹までかな?

原作を読んだ時に、利休は相手がこうしたらこう動くと考えて仕掛けていた。

こうしたら怒るとか、、

茶人はこうあるべきなのか?と思い、ちょっとやってみたが、ダメだった(笑)

フィクションにて候~ではなく、これが本当ならば、利休は相当の策士!

諸葛亮、真っ青!

切腹したのも千家の茶道がのちのち残るためか?

アニメでは利休切腹はどう描くのだろう?

アッという間に木曜日だ。

でも33話をもう少し、、つづきは次回!
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松岡美術館から畠山記念館へ。

現在の展示は

「茶人畠山即翁の美の世界」12月18日まで

私は今回の展示を一回観行っている。

展示期間が限定の展示品もある。

まあ、といっても、展示替えは一部だが、、

畠山記念館の庭では紅葉が観られた。


印象に残ったのは、古九谷焼きの展示品、三点。

全期間の展示である。

前回観て、特に感動とインパクトがあった訳ではない。

だが、その後九谷焼などを観た時に比べているようだ。

絵が雑、などと感じたり、、絵が複雑で細かいから高そう(食器売場にて)~など、、

やはり美術品、茶道具は本物を観ることが勉強になると。

よく聞くことだが、少し実感した。

そして茶入「円乗坊」

こちらは信長所有の古瀬戸肩衝茶入である。

本能寺の変の後、焼け跡から見つかったという。

見つけたのが円乗坊だったため、銘が「円乗坊」になったという。

展示は、三種類のしふくと一緒だ。

いつもながら思うが、茶道具もイロイロな目に遭っている。

よく生き抜いてる。

茶道具に心があるなら、何百年も様々な人から観られていて、どうなんだろう。

逆に人間を見る目がありそう。

なんといっても、大物に接していたのだから。

現在は小物にもジロジロと観られている。

コイツは見る目がないな、どこ観てんだよ、君は出世しなそう~など呟いてたりして(笑)

おっと、また脱線してしまった。

時間があれば、お抹茶&お菓子なども堪能したかったし、庭もゆっくり歩きたかったが、、

時間制限がある日は仕方ないね。

来年の展示も楽しみだ。
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初めて、「松岡美術館」へ行った。

白金台駅から歩く。

畠山記念館に行くときは、白金台から歩く。

しかし、方向が違う。

初めてだから、外観も判らない。

展示がどのくらいの広さで、時間がどのくらいかかるかも判らない。

用事の前に、「松岡美術館」と「畠山記念館」を観ようという作戦である。


今回の展示は、

日本の和美・彩美

もう、後期展示だ。

1Fは3展示室、2Fも3展示室である。

目当ては、「いろどりの古伊万里」(展示室4)

伊万里焼は海外からも人気が高い。

やはり華やかだな。

私の好みはもっと渋いほうなのだが、見ていて綺麗だな、と思う。

壷、絵皿など、海外は大きいものが好まれるのだな。

わび好みの茶人が、ひと言いいそう(笑)

柿右衛門様式、古伊万里、鍋島、古九谷様式など、ほぼ江戸時代の物。

その中に、ドイツ「フランクフルト窯」の作品が!

人物も描かれていたが、フランダースの犬あたりに出てきそうな欧米アニメ顔?

まあ、私の思い込みかも(笑)


その他の展示で印象に残ったのは、

渡部星村 「がらしや想」の木彫

可憐な細川ガラシャだ。

また、展示室5の床の間に展示されている

「源平合戦蒔絵棚」

この日は後期のため、裏側の「源氏物語図」がこちらを向いていた。

武士と貴族が表裏の棚とは、、

合戦図側も観たかったな。

展示の説明はかなり解りやすく、助かる面も。

また、QRコードで作品解説を読むことができる。

ちょっとやってみた、、でも年配の方からは携帯を出していると、無断で撮影していると思われがちで、、

これから普及するかな。


松岡美術館には庭がある。

だが、そこを歩いたりは出来ない。

館内から眺めるのだ。

2階へ上がる階段からも見えた。

もみじは紅葉していた。

黄、赤、緑の三色になっている木もあった。

館内は撮影禁止のため、庭も撮れず。

やや急ぎ足になってしまい、1Fがゆっくり観られなかったな。

茶道具の展示はほとんどなさそうだが、また機会があったら、行ってみたい。

次は畠山記念館だ!
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今回の展示は「朝鮮陶磁名品展」

展示品にはいつ頃の物か、例えば、15世紀などの表示がある。

以前ならば、日本が何時代で誰が天下人だったなどくらいしか思い浮かべることができなかった。

が、韓流時代劇のおかげで何となくは、、

韓流時代劇はフィクションの部分が多いらしいが、少しは歴史の勉強になる。

日本が悪役の韓流時代劇では、朝鮮の日常の器を日本人が異常に欲しがる様子を見て、このような器を~と嘆いている。


展示は「陶磁器」「高麗茶碗」「漆工芸品等」

陶磁器コーナーは青磁、粉青がメイン。

青磁は高麗時代の物。

まだ朝鮮王朝の時代になっていない。

陶磁器には、まだまだ私には解らない用語もある。

こういった展示を見ながら観る目を養えたらいいな。

高麗茶碗は、朝鮮時代のもの。

日本が戦国時代の頃から江戸時代の物である。

井戸茶碗、御所丸茶碗と、おなじみの用語だ。

朝鮮の人たちが、なんでこんな茶碗?と思われていたように、現在も日本と韓国の嗜好は違うようだ。

韓国では完璧な形を求め、日本では歪んだり傷が味となる。

日本では完璧な美人より、ちょっと味がある方がモテる?

茶碗も女性も同じだと言う方もいるが、、どうなんだろう。

私も完璧な形より、展示で並んでいた高麗茶碗たちの方がいいな。


なお、来年度の展示予定の紙が置いてあった。

曜変・油滴天目の展示がある!

しかし、2013年1月からの展示だ。

一年以上先だ、、

以前とは違う視点で、もっと細かい所まで観ることができたら、と思う。

さらに精進だ!

11月下旬のため、紅葉も一部に見られた。

画像は入口(バス停付近)から少し歩いた所で撮影。

また来年も来たい。