また、あなたがたの記録するすべてのことについて、それが天でも記録されるためであり、あなたがたが地上でつなぐことが何でも天でつながれ、あなたがたが地上で解くことが何でも天で解かれるためである。
「個人の神権の責任」2003年10月、ラッセル・M・ネルソン、十二使徒定員会
アロン神権は,1829年5月15日にバプテスマのヨハネにより回復され,メルキゼデク神権はその後間もなく,ペテロ,ヤコブ,ヨハネにより回復されました。(ジョセフ・スミス—歴史1:72;教義と聖約27:8,12参照) さらに,天の使者によりそれぞれの神権の鍵が与えられました。モロナイはモルモン書の鍵を持っていました。(教義と聖約27:5参照) モーセはイスラエルの集合と十部族の導きの鍵を持っていました。(教義と聖約110:11参照) エライアスは万物の回復をもたらす鍵を授けました。(教義と聖約27:6参照)アブラハムの聖約も含まれています。(教義と聖約110:12参照)そして,エリヤは結び固めの権能の鍵を授けました。(ジョセフ・スミス,Teachings of the Prophet Joseph Smith, ジョセフ・フィールディング・スミス選(1976年),377-338参照。教義と聖約27:9;110:13-16;128:21も参照)皆さんは鍵について御存じです。皆さんのポケットの中には,家や車の鍵があるかもしれません。他方,神権の鍵は触れることも見ることもできません。それは神権の権能の「スイッチ」を入れます。地上だけでなく天でも結ぶ力を与える鍵さえあります。(マタイ16:19;18:18;教義と聖約124:93;127:7;128:8,10;132:46参照)
ジョセフ・スミスは十二使徒の全員に神権の鍵を授けました。(ジョセフ・フィールディング・スミス『救いの教義』ブルース・R・マッコンキー編,全3巻(1954-1956年),第3巻,]38-140参照) 鍵は代々の指導者に受け継がれてきました。今日,ゴードン・B・ヒンクレー大管長は,「創造の初めからいずれの時であっても神権時代を受けたすべての者」(教義と聖約112:31。教義と聖約128:18も参照)が持っていた,すべての回復された鍵に関する権能を持っています。
この教義に関する歴史を心に留めると,人が神権を金で買えないことは明らかです。聖典にはこう述べられています。つとめ「だれもこの栄誉ある務つとめを自分で得るのではなく,アロンの場合のように,神の召しによって受けるのである。」(ヘブル5:4)
神権を持っているということは,自分の召しを尊んで大いなるものとする個人の責任があることを意昧します。あらゆる奉仕の機会を通して,神権の力を増し加えましょう。また,身だしなみにおいても,生ける預言者たちの模範に従ってください。そうすることは,「神の御子の位に従う聖なる神権」(教義と聖約107:3。ジョセフ・スミス訳ヘブル7:3;アルマ13:1も参照)の重要性を真に理解していることを暗黙のうちに表明していることになります。
兄弟の皆さん,メルキゼデク神権を行使する機会があるときに,自分は何をすべきか深く考えてください。人の頭に手を置くとき,皆さんは祈りをささげるのではありません。祈りにはもちろん権能は必要ありません。皆さんは主の御名によって任命し,聖任し,祝福し,語る権能を与えられているのです。(教義と聖約1:20,38;84:19-22,26-27;107:18-20;124:39-46;133:6参照)次の主の約束を忘れないでください。「だれでもあなたが祝福する者をわたしは祝福し」(教義と聖約132:47),「わたしはあなたにわたしの御霊を授けよう。……そのとき,あなたは知るであろう。すなわち,……わたしから与えられると信じながら信仰をもってわたしに願うことで,義にかかわることは何であろうとすべて知るであろう。」(教義と聖約11:13-14)


