はい、今回は前回のブログで予告したように、「浄土真宗」の焼香作法について、お話ししたいと思います。

すべての派を合わせたら、おそらく日本で一番信者数(門徒)が多い宗派だと思います。

(築地本願寺お西)

過去ブログで浄土真宗は10派に分かれているとお話ししましたが、その中でもほぼ8割方がお西(本願寺派以下お西)とお東(大谷派以下お東)が占めていると思います(他の8派は元々この2派のどちらかの系統を汲んでいると思っていただければと思います)。

 

なので今回は浄土真宗の主要2派の焼香作法の解説をいたします。

 

焼香回数の結論から先に申し上げますと、お西が1回お東が2回となります。

 

実は浄土真宗は他宗とはちょっと焼香作法が異なり、その違いを挙げますとこんな感じになります。

  • 最初は祭壇前で合掌しない(一礼はします)。
  • お香(抹香)は額の近くでおしいただかない。
  • 合掌は焼香後に1回だけ。
焼香の際、なぜ指でつまんだ抹香を額におしいただかないかというと、故人のご冥福を念じながら祈るのではなく、浄土真宗では単にお香を「お供えする」という意味なので、あえておしいただく必要はないとのことだそうです。
(浄土真宗すべてこれはしません)
 

お西とお東で焼香回数が異なる点にについてははっきりしていないところもあるので、気になるかたは直接お寺に聞いてみてもよろしいかと思います。

(ロサンゼルス別院)

 

その他他宗との違う点は、お坊さんは普通に髪を伸ばしており(得度の時の一回だけ丸坊主にします)、香炉にするお線香は立てずに横にねかせます。

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