二代目社長強化計画 -62ページ目

後継者問題、他社は?

最近、先輩経営者から後継者問題の話をお聞きする機会が増えました。

いわゆる、事業承継というやつですね。

中小企業、特に、製造業の社長さんたちは技術の継承もあるので、悩み多き時代のようです。

はたして、他社はどうなのか?


参考になりそうな、統計資料が公開されているので紹介しておきます。

「中小企業の事業承継に関するアンケート結果」
2009年12月16日 日本政策金融公庫 総合研究所

http://www.jfc.go.jp/common/pdf/sme_findings091216.pdf


日本政策金融公庫 総合研究所が、中小企業における事業承継の見通しと今後の課題を探るために、調査を実施したもので、企業規模を切り口として分析されています。


後継者の決定状況などによって、調査対象企業を
「決定企業」「未定企業」「廃業予定企業」「時期尚早企業」に類型化したり、

現経営者の年齢別、

事業承継に向けての課題、

後継者の選定後継者の決定要因、

業績と事業の将来性

などなど、

なかなか興味深い内容となっています。

是非、自社と比べてみて下さい。




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「社長は会長には全く逆らいません」という話

Aさんは、30代で社長となりました。
中小企業の3代目経営者です。

◎業績悪化 → 社長交代 → 業績回復 → 社長交代 → ?

先代(お父様)は、とても自己中心的な人でしたが、同時にパワフルな経営者でした。
先々代から、引き継いだ会社は、当時1億円ほどの借金を抱えて、業績は悪化していたそうです。
しかし、その後20数年にわたり、売上を伸ばして事業を拡大し、業績は回復しました。

先代は会長となり、Aさんは、業績の良いときに社長を引き継ぎました。

その後、数年間業績はゆっくりと下降してゆきます。


◎会長(前社長)が、いつも社長に言っていた一言
「俺は、業績の悪い小さな会社をココまで伸ばしてきたんだ、良いときに会社を渡してやったのにお前は何をやっとるんだ!」

社員さんの前でも、取引先の前でも平気でコレです。

コレでは、新社長の立場はありません。

Aさんは、優しい大人しい人柄のためか、会長には全く逆らいません。

最初は、同情的だった社員も次第にAさんを批判的な目でみるようになりました。

この会社は、どうなってゆくのでしょう?



◎本当に、後継者ためを思うなら

言うべきではない一言があります。

会長に退いた後は、経営を社長にまかせる・・・難しいですが大事なことです。


◎社長は、会長とキチンと話す必要がある。
会長の今後についても考える必要があります。
老後の生活に必要なお金を確保して、安心してもらわなければなりません。

その上で、自分なりの経営方針を打ち出すべきです。
社員さんの生活がかかった大切な職場の新たなリーダーなのですから!


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よくある、リースと買取、どちらが得か?

よくある質問です。「リース買取どちらが得か?

よく聞かれる話なので簡単に整理しておきます。


まず、一般的にメリット・デメリットは次のようなものでしょう。

リース
○ メリット
手続が比較的簡単、償却資産税などは先方持ち

× デメリット
中途解約不可、資産の売却不可、残リースの問題
買い取りと比べて総支払額が多い


買取り
○ メリット
総支払額が少なくて済む、資産の売却が可能、

× デメリット
償却資産税などは会社持ち、融資を受けて購入する場合など手続きが面倒



*リース利率と借入利率は計算方法が違うので
同じ利率であれば、借入の方が安くなるはずです。


それから、優遇税制として、特別償却や税額控除など が使える場合もありますが、
デリケートな話なので、ココではご勘弁を・・・


ところで、
使えるなら、こんな制度もいいかも知れません。

(財)東京都中小企業振興公社
公社が中小企業者指定の販売業者から機械設備を購入し、リースをする事業
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/files/setsubi_info1.pdf





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