CBX1000 & Ninja250 カスタム日記 -9ページ目

ヤンゴンの暴走車!?

ヤンゴンの渋滞が酷すぎるのは周知の通りだが、
渋滞の時も、又、比較的空いている時も、
爆音を撒き散らし突進してくるのは、
大型SUVでも、太いマフラーを装着したスポーツ・カーでもない。
定員乗客数:20名程度の小ぶりのバスなのだ!。

ヤンゴンの渋滞を掻き分け掻き分け、
“そこのけ、そこのけ、おいらが通る!”
・・・ ってな感じで、前のクルマを煽りまくる。

スムーズな流れにおいても、ちょっと全車がもたついていると
追い越し可能な時には、
対向車が来ているのも関わらず追い越しをかける。
オンボロエンジンが悲鳴ににも似た爆音を発するので、
クラクションはいらない。(笑!)

対向車は突進してくるバスに恐れをなして、
自ら端に寄って道を開ける。
あの爆音とあの図体(ずうたい)に恐れをなさない者はいない。(笑!)
捲り、幅寄せ、割り込み ・・・ 何でもあり!。
バンバン、クラクションを鳴らしながら突進して行く。
さながら、象かサイの突進風景を目の当たりにしている様だ。

かくして、ヤンゴンのバスは、
差程の遅れも無く、乗客を目的地に運ぶ。

そんな運転だから、時には軽い接触事故も起こす。
しかし、接触を知ってかしらずか、あの図体(ずうたい)にも関わらず、
逃走を計ろうとするから恐ろしい!。(笑!)
車線をはみ出して必死に逃げる。
まだ、人間味のあるドライバーは、
渋滞の中、追いかける事も出来ずに泣き寝入りをする事もしばしば。
何と!、バスが逃げおおせてしまう事もあるのだ!。

水祭りの際、
逆にバスのサイドミラーを壊して逃走したフェリーがいた。
※ フェリー:トラック(軽四~2t程度)の荷台に幌を張り、
簡易椅子を設けて人を運べるようにしてあるクルマの事。

目の前で起きた出来事だったので、どうなる事かと見届けていると、
ミラーを壊したフェリーは素知らぬ顔で逃走を計った!。
それを見るや、
バスの車掌(主な仕事は、客からの料金徴収と混雑時の前方の交通整理)が
バスから飛び降りて必死に走る!!!。

100m程先でフェリーに追いつき、
ドライバーを運転席から引き摺り下ろして、
物凄い剣幕で怒鳴りつけていた。
人間、自分がやった時には必死に逃げて、
自分がやられた時には、
必死に追いかけるのネッ!、
本能のままに!。(笑!)

ヤンゴンの陸の王者は、小型のバス。
多少、朽ち果てた外観は、日々の闘いで受けた傷を晒しているが如く、
あたかも勇猛果敢な特殊部隊の隊員の勲章の様 ・・・。

バスの中も相当なヤレ具合なのは言うまでもない。
(実際に2度ほど乗車経験あり。)

そして今日も、
爆音を撒き散らしながら、
市民を目的地まで運んでいる ・・・。







マイ・アパートの更新!?

5月2日、無事にアパートの更新を済ませました。

AM:10:00の約束の時間にアパートで待機。
オーナーが契約書類を持って現れるのを待つが、
10分、15分待っても姿を見せず ・・・。

連絡を取ってみると、
契約書をタイピングするのに手間取っていると言う。
遅れる事 40分で契約更新開始。

約束通り、家賃の値上げは無く、
30万ks/月で6ヶ月(180万ks)での更新となりました。

その際、
以前から気になっていたサッシのレバーが無い事を告げると、
明日のAM:11:00に修理に来ると言う。
オーナーはミャンマー人にしては、フットワークが軽い。(失礼!)
次の日、約束の15分前には業者を連れて、
オーナー自ら登場。
ちゃっちゃと修理を行って笑顔で帰って行きました。

このアパートのオーナーさん、
更新時に遅刻しましたが、ミャンマー人らしからぬ思考の持ち主で、
改めて、自宅アパートのオーナーが、
この人で良かったと痛感しておりまっ!。(笑!)


ミャンマーの鍵屋さん!

新しい事務所に引っ越してきて、早くも半月が過ぎた。

事務所といっても、外観は一般的な高級住宅。
実際にオーナーの息子さんが何ヶ月か住んでいた。

各部屋には鍵付きのドアノブが取り付けられているのだが、
その幾つかのドアの鍵が見当たらない。
鍵をシリンダーごと交換するか?、
鍵のロック部分だけを壊して外してしまうか?
を思案していたところ、
鍵屋のオッチャンは事も無げに、
「何なら、キーを作っちまおうか?。」 だって!?。

「エッ!?、現存するキーのコピーじゃなくて、
シリンダーに合わせてキーを作っちゃうの?。」
「作るョ!。」

日本じゃ、どうなのだろう?。
日本の今は、最先端の鍵は特殊なキーだろうから、
その場で作るなんて事は出来ないよね。
シリンダーごと交換するかたちだと思う ・・・。

鍵屋のオッチャン、
おもむろにキーシリンダーを分解したと思ったら、
何本かのマスター・キーらしき物を取り出して、チェックを始めた。
その中から1本を決めると床に座り込み、
アグラをかいた足の裏を工作台にしてヤスリでキーを削る。
シリンダーにキーを差し込んで回した感触を確かめながら、
再度、キーを削る。
そんな行為を何度か繰り返していると、
シリンダーがカチッと解除されました。

15分程度の時間で、見事にキーを作り上げました!。
う~~~ん、職人技だわ!。
こうして作り上げたキーが2本。
しっかり、開閉出来ます。
そして、2本のキーの価格は 3,000ks。
日本円で 270円(1本:135円)ってところでしょうか。

こんな ミャンマーですが、
何か?。






ミャンマー人の特性!?

去年の6月から、
ミャンマーの人々との触れ合いが始まって10ヶ月。
ミャンマーの方々の事を色々と学ばせて頂きました。

基本、男性より女性の方がよく働く。
多くの女性が貞操観念を強く持っている。
依って、
恋人だと言いつつも、
手をつないでのデートがクライマックスで、
Kiss止まりのカップルが多い。
ミャンマーの女性は、
「私の事をどのくらい好きなの?。
 私の事をどのくらい大切に思っているの?。」 と
恋人の気持ちを毎日の様に確認する。

或る女性に恋愛経験を聞くと、
2度も妻子ある男性とお付き合いをした ・・・ とのカミングアウト。
うわぁ、やっぱりミャンマーでも不倫はあるんだ!。 ・・・と、
ドロドロした関係を想像していたのだが、
よくよく聞いてみると、
何度か、妻子ある男性に自宅近くまで送って貰い、
門限の夜7時まで話をしていた ・・・ との事。
日本での可愛らしい中学生程度のお付き合い。
これが、ミャンマーの不倫事情なのである。

また、ミャンマーの人々は情に厚い。
親・先生・友人等、自分が尊敬している人の言う事は
無条件に受け入れてしまう。
反面、知らない人にはなかなか心を開かない。
愛想の良い表の顔を信じたら、ヒドイ目に遭う事にもなりかねない。

得てして、東南アジア地域の人たちは語学が堪能である。
ミャンマーの人々も例に違わず、
3ヶ月程度(週2回程度:各2時間)の学習でも、
片言の日本語を話せる様になるから驚きだ。

そして、教育レベルの低い人間ほど知ったかぶりをして、
その場を取り繕おうとする。
教養のある、それなりの地位や職業に就いている人間は、
分からない事や用語に対しては、即座に質問をする。
決して、知ったかぶりをしてその場をやり過ごそうとはしない。
“知らないと馬鹿にされる” この命題に対して、
それぞれのプライドが行動を決めるのである。

知らないと馬鹿にされる ・・・ から、その場をごまかす人間。
知らないと馬鹿にされる ・・・ から、
即座に質問して答えを自分のものにする人間。
同じプライドでも、似て非なるものである。
片やプライドが自分をダメにし、
片やプライドが自分を高める結果となっている。

ただ、問題なのは ・・・、
良い意味でのプライドを持っている人間がミャンマーには少ないって事。
90%以上の人々が、その場を取り繕っているだけの様な気がしてならない。

かく言う自分や日本人のプライドや如何に?。




マイ・アパートの更新間近!?

昨年の11月下旬にアパートを借りて、
早くも5ヶ月が過ぎようとしている。

先日、アパートのオーナーから契約更新の打診があった。
ミャンマーでの賃貸契約は6ヶ月分或いは1年分の前払いなので、
前回は、6ヶ月の契約をしていたのだ。

オーナーとしても自分が再契約しなければ、
新しい借り手を見つけなければならないので、
契約終了の1ヶ月前から動き出さなければならないのだ。

ミャンマー、特にヤンゴンの賃貸の価格は高騰しており、
日本人を筆頭とする外国人専用のコンドミニアムのみならず、
地元住民の家までもが賃貸の高騰に悩まされている様だ。

新聞の報道によれば、
80,000ks だった家賃が200,000ks にまで跳ね上がり、
契約更新もままならず、
郊外の安い賃貸家屋への引越しを余儀なくされた家族もいるらしい。

自分は入居時に
「更新時の家賃値上げは勘弁して欲しい!。」 とお願いし、
「大丈夫、値上げはしないョ。」 との回答は貰っていたが、
本当にそうして貰えるかは、オーナーの気持ち次第。
ミャンマー人に聞くと、
「更新時の値上げは当たり前で、覚悟しておいた方が良い。」
と殆どの人間の答えは同じ。

多少の値上げは覚悟して、オーナーに確認すると
「約束通り、家賃は前と同じで良いョ。みんな部屋を汚くするから、
綺麗に使ってくれる日本人に貸したい。」 との返答。
まして、ヤンキン・センターという有名なマーケットに
徒歩1分の好条件の場所で、
更新時の値上げをしないとは、他のミャンマー人も驚いていた。

時勢に流されず、きちんと約束を守るミャンマー人もいる。

これまでミャンマー・スタイルと言って済ませてきたけれど、
ミャンマー特有の慣習だと決めつけず、
教育や信義則が身についているかどうかの問題だと認識すべきですね。