先日、ジャパンプレミアで観賞しました。
9月24日、ようやく2回目 TジョイシネマのDolby Cinema字幕で観賞しました。
今回は9月13日に見た映画の復讐じゃなくて復習です。
関連サイト
映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』オフィシャルサイト (johnwick.jp)
John Wick: Chapter 4 (2023) - IMDb
John Wick: Chapter 4 (2023) - Filming & production - IMDb
概要
キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。
裏社会の掟を破り粛清の包囲網を逃れたジョン・ウィックは、裏社会の頂点に立つ組織・主席連合から自由になるべく立ちあがる。主席連合の若き高官グラモン侯爵は、これまで聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破し、ジョンの旧友でもある盲目の暗殺者ケインをジョンのもとへ差し向ける。そんな中、ジョンが日本の友人シマヅに協力を求めるため、大阪のコンチネンタルホテルに現れる。
共演にはイアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加え、グラモン侯爵役でビル・スカルスガルド、ケイン役でドニー・イェン、シマヅ役で真田広之が出演。前3作に続きチャド・スタエルスキ監督がメガホンをとった。
2023年製作/169分/R15+/アメリカ
原題:John Wick: Chapter 4
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2023年9月22日
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出典:映画.com
スタッフ
監督:チャド・スタエルスキ
製作:ベイジル・イバニク エリカ・リー チャド・スタエルスキ
製作総指揮
キアヌ・リーブス
ルイーズ・ロズナー
デビッド・リーチ
キャラクター創造:デレク・コルスタッド
脚本:シェイ・ハッテン
マイケル・フィンチ
撮影:ダン・ローストセン
美術:ケビン・カバナー
衣装:パコ・デルガド
編集:ネイサン・オーロフ
音楽:タイラー・ベイツ
音楽監修:ジェン・マローン
エンディング曲:リナ・サワヤマ
キャスト
ジョン・ウィック:キアヌ・リーブス
ケインドニー・イェン
グラモン侯爵:ビル・スカルスガルド
ウィンストン:イアン・マクシェーン
バワリー・キングローレンス・フィッシュバーン
シマヅコウジ:真田広之
トラッカー(Nobody):シャミア・アンダーソン
シャロン:ランス・レディック
アキラ:リナ・サワヤマ
キーラ:スコット・アドキンス
告知人:クランシー・ブラウン
カティア:ナタリア・テナ
チディ:マルコ・サロール
力士:田代良徳
ロケ地が豪華!!
この作品に出てくるのが大阪です。
カニ
龍
※考えてみたら、およそ40年前にハリソン・フォードが金龍ラーメンを食べたこのCMで、日本=ラーメンのイメージが定着したように思います。
たこ
※2022年の年末はありませんでしたので、今回ジョン・ウィックには出てません。
道頓堀川
2014年10月にリニューアルした6代目グリコ
2012年12月当時の5代目グリコ
えびす橋
見たことがある顔が…![]()
およよ 重箱三段![]()
「大阪襲来」のキャッチコピーに大受け。
公式のTwitterもといXで紹介されていた渋谷にも出向きました。
こちらは「日本襲来」。渋谷駅をジャックしたのは、劇中に「梅田駅」が出てくるからだろうと思います。梅田地下街といえば、大阪の有名なダンジョン(迷路)です。梅田駅から泉の広場まで行くのは、大阪人でも迷います。
地図をみたら、おそらく天満橋あたりにマークされているけれど、寝屋川をどうやって超えたのか不思議です。
そして、こちらは「大阪コンチネンタル」もとい国立新美術館。
撮影日:2023年3月2日
その他、日本ネタです。
※3回目みたら、追加修正するかもです。
銘酒ウィスキー:山崎が大きなロゴで出ていました。
地下鉄にあった銘酒の宣伝は「飛沫(しぶき)」
※「響」を意識しているのか
地下鉄に乗っているときのキアヌの頭上に「ラーメン」のロゴ
シマヅと呑んでいるとき、シマヅの背後にある文字は「初志貫徹」。またネオンに「牧野」が見えました。
(追記)
ほかにも気になっている人のポストをxの中に発見。同志をみつけたようでうれしい。
コレオグラファーに川本耕司さんの名前がありました。
キアヌの日本語
「メイワク カケテ スマナイ」
真田さんの日本語
「できるだけ多く殺してくれ」
ヨーロッパ ロケ
圧巻はクライマックスのパリ。
グラモン侯爵がケーキを食べながら、ケインを呼び出すのがパリのオペラ座、ガルニエ宮。
Palais Garnier | schedule, program & buy tickets | Opera Guide - tickets for classical music
豪華すぎますよね!!!
Mr.ノーバディを呼び出すのは、シャンティイ城 - Wikipedia。
あのナイフを手に突き刺すシーンは直視できませんでした。あのシーンから、侯爵に対して、ノーバディの不信感が高まります。(侯爵って、後述するいまどきのダメ人間ですよね)
ウィンストンがジョンからの決闘申込を持っていくのは、ルーブル美術館。意味深にクローズアップされるのは、ジェリコーの「メデューズ号の筏 - Wikipedia」
中野京子氏の「怖い絵」に紹介されていますが、無能な上官の判断ミスで、乗員145名のうち最終的に10名しか助からなかった海難事故をモデルにした絵です。マストには日干しにした死体の肉片もあったとか。この絵がクローズアップされることで、グラモン侯爵を痛烈に批判しています。
グラモン侯爵との決闘場所
モンマルトルのサクレ・クール寺院。一般人が入れるのは6時30分~のようです。
La Basilique du Sacré Cœur de Montmartre (sacre-coeur-montmartre.com)
ベルリン
そういえば、ベルリンのブランデンブルク門が、環境保護活動家もとい環境破壊テロリストによって、こんなありさまに。
出典:独ブランデンブルク門に塗料 環境団体が抗議行動 写真13枚 国際ニュース:AFPBB News
また、動画は以下のようになります。
動画:独ブランデンブルク門に塗料 環境団体が抗議行動 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
彼らの短絡的、刹那的で善悪の2方向でしか考えられない行動は、大人への反抗を目論んでいるのかもしれませんが、後述するように、大人の戦略にまんまとはまった結果、筋道を立てて考えられなくなり、誰かに先導されるままに行動します。そして、これから大人になるのです。
オーストリア・ハンガリー二重帝国の自由なムードの中で、ヒトラーと言う人物が育まれたように、EUの自由なムードの中で次世代の化け物を生み出してしまいました。
今の「大人さま」も、日本にきてこんなことやっています。
■家族でノボリを盗難
■迷惑youtuber
迷惑youtuberのイスマエル・ラムジー・カリド容疑者(23)と、撮影していた住居不定の無職、ブランチ・ジャレマイア・ドウェイン容疑者(24)
感想
最近のハリウッドの映画は、
「信念は正しくても、方法は間違っているやろ
」
…という映画が多くて、日本映画、韓国映画、イギリス映画、フランス映画のほうをよくみています。
みんなで大学に行きたいから時空をまげる
失敗した自分や被害にあった自分を慰めるために、保護者(恋人、家族など)がほしい~😍
…なんていうダメ人間養成所みたいな映画が多くて、見ても感想を書く気にもなりません。
(※ドラえもんののび太君はだめだめだけど、いったんの最終話では成長しています。ただし、大人の事情でドラえもんは、未来から昭和の時代に帰ってきてしまいますけど)
なぜ、そんな映画がヒットしているか考察しました。「方法間違っているのに気づかない孤独な人、それを人から指摘されるのがいやな人」が多くなったからだと思います。でも、そういう映画やエンタメで、短絡的な人が増えたり、犯罪が増えたりすることは1980年代にいろいろな書籍でも紹介されていたのに(特に、ジャン・ジャック・ボードリヤール、ジャック・ラカン)、その頃から宮崎勤という犯罪者の事例も出てきていたのに、売る方の都合で、作られてきた映画やゲームといったエンタテインメントの多くは野放しです。(キックボードやスケボの免許取得場所を作らず、いきなり公道に出して、事故多発なのと同じ)映画の視聴本数に入れることさえも、おぞましい。
でも、この映画「ジョン・ウィック」はわりきっています。
「方法が間違っているのは、わかっている」「人に自分の心情をわかってもらおうとは思わない」「死んであたりまえ」「友達は少ない」「墓は最初から作っておく」というある意味、某映画会社sへの制作方針に比べて、MAX逆側に振り切れた映画だと思います。主人公は、妻を失い、妻の忘れ形見を失い、家を失い、どんどん孤独になっていきます。この先どうなるんだという状況で最後はお墓まで一直線。
また、自立しているキャラクターが多いのもこの作品の魅力かと。
エンディングの賛否について
私は、制作者が続編を作りたかったら、つじつまを合わせて作れるだろうと思っています。チャプター4は決着の時というのがクローズアップされていましたが、ウィンストンが言うように、「ジョンがお尋ね者である限り、首長を殺しても、別のものが成り代わる」のは自明の理。グラモン侯爵を殺して、NYコンチネンタルへの契約は履行されると思いますが、ジョンを始め、多くの人を傷つけてきた人達は、やはり忍び寄る足音に敏感にならざるえを得ないという状況でしょうか。
ネタバレになりますが、サクレクール寺院の階段で、ジョンがベルトをはずすと、何かの箱と弾丸が。
そういえば、決闘に入る前、ケインが刀を抜いて、ジョンの手を切り、「悪く思うな」といって白い布を渡す。 「これでチャラだ」と言って白い布を受け取り、右手をぐるぐる巻きに。
これは私の考察ですが、主席連合(ハイテーブル)はグラモン侯爵が殺されたからといって、ジョンやそのほかの友人を追ってこないとも限りません。決闘になる直前、ケインはジョンの右手(キアヌの利き腕は左)の甲を切りつけ、深い傷を負わせます。そして、包帯でぐるぐる巻きにさせます。3発目、ジョンがくずれこむとき、左手で下腹を抑えています。
下腹には血がにじんでいましたが、もしかすると、これは事前にケインがつけた右手の刀傷からにじんだものではないかと…。であれば、ケインの弾丸はキアヌのベルトで止まっていて、まともに銃弾をくらわなかったのではないか…。
時間を遡り、
パリの下水道を通るとき、シャロンの墓標の話になります。ウィストンが「彼は誰に対しても友人だった」という話から、墓標はその人を表すという話になり、ジョンは「妻を愛する夫」、バワリー・キングは「墓標はキング。おれはすでに墓を用意している」とも。
エンディングについては、こんな話が出ていることを教えてもらいました。
(抜粋ここから)
劇場公開版のエンディングは「キアヌと私が望んだバージョン」と語っているスタエルスキ監督。しかし、ジョンが全く違う運命を辿る別エンディングも同時に撮影されていたという。「ジョンが最後に登場するバージョンも獲りました。彼が生きていることがハッキリとわかるものです」
しかしながら、そのエンディングはテスト試写の反応を受け、現在のエンディングと差し替えられてしまった。「観客は(ジョンの生死が)曖昧なエンディングを望んでいました」とスタエルスキ監督は明かしている。
(抜粋ここまで)
出典:【ネタバレ】『ジョン・ウィック4』別エンディングが存在 試写の反応で差し替えられていた(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース
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