【観劇】#ウエスト・サイド・ストーリー 2回目 | いろいろといろ

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今日、渋谷 東急シアターオーブで、ウェストサイドストーリー 2回目をみてきました。

 

メモオフィシャルサイト

ブロードウェイ・ミュージカル ウエスト・サイド・ストーリー | ラインナップ | 東急シアターオーブ|TOKYU THEATRE Orb (theatre-orb.com)

 

メモSNS

https://twitter.com/WSS_JAPAN

 

 

メモ1回目の観劇レポ

 

なお、前回のレポートのツィですが、公式さんからRT、いいねとリプをいただきました。ありがとうございます飛び出すハート

 


 

 

カメラB3 HIKARIEの入り口にて

 

 

 

カメラフォトスポット

今日も開場早々に劇場にいきまして、フォトスポットを撮影。

前回は2列目のかぶりつきでしたが、本日は7列目

 

カメラ開演前のステージ

右矢印2回目で気づきましたが、ここはリフとベルナルドが死んだ場所です。高架の鉄骨がまるで十字架のように見えます。

 

カメラ幕間のステージ

右矢印片方はマリアとアニタが働く洋装店、向こう側はトニーが働くDocのドラッグストアです。

 

 


 

メモ今日のキャスト

 

ベルナルド役が前回と変更になっていて、アントニー・サンチェスさんになっていました。

 

 

 

 

 

 

冒頭のシーン

3人そろってのパフォーマンスになりました。

 

 

右矢印リンクはこちら

 


 

 

 

メモ感想

 

天使見え方や音響について

 

 

 ダンス、歌唱は、日本のステージにキャストがなれてきたような感じがしました。アメリカだったら、「マンボ」とかでは、拍手が始まると思うのです。「リズムが重くてやりにくかったのでは」と心配していましたが、大阪人は掛け合いがうまい人が多い(はず)なので、もっとキャストの人はやりやすいと思います。

 

 #私も東京でパフォーマンスを初めてみたとき、大阪とはちがうのに驚きました。東京のほうが楽しみたい人もいれば、「一つの音も聞き逃すまい」という人もいるので、そんな感じになるんだなと20年ほどこちらに住んで、ようやく理解できるようになりました。

 

 2列目もそこそこ音響はいいけど、7列目のほうが、演奏や歌唱の響きがよくとおったこと、全体像が見えたのがよかったです。


天使 物語について

 

 50年前の作品なのに、当時のアメリカ社会のいびつさを伝えつつ、人種、宗教、LGBT、育ち…と時空を超えて現代にも根底にある課題を感じつつ、鑑賞しました。警官は同じ白人同士だからか、ジェッツのほうに肩入れしているように見えます。一方でプエルトリコのシャークスのほうは、マリアの寝室にある十字架とマリア像にあるように、カソリック系で教会にも行っていそうです。

 

 ジェッツは、トニーはポーランド出身なので、マリアと宗教は近いけれども、リフや他の仲間は別の国の出身かもしれません。(2021年の映画では、リフはアイルランド出身のように思えました)

 

 ラストでトニーの遺体を前に、マリアは空に向かって大きく十字をきります。それはきっと2幕の【SomeWhere】でみせてくれた、両者がわかりあえる世界の実現を祈ったのではないかと思いました。

 

 不思議と、最近見た映画「怪物」のラストシーンが脳裏をよぎりました。

 

出典:いろいろといろ

 

 

 マリアとトニーのようにわかりあえる世界でカタルシスを覚える人もいれば、ジェッツやシャークスのメンバーのように、「ちんけな勝利」を得ることでちんけなカタルシスを得たい人がいます。でも、それは自己実現にもならないし、「ちんけな勝利」と引き換えに、少しずつ自分の選択肢を減らして、自身を破滅に追い込みます。その業から逃れられないことを育ちや新参のプエルトリコのせいにして、2幕の【Gee Officer Krupke】では、「俺たちビョウキ」と唄い自身の行いを正当化するジェッツたち。

 

 また、トニーも偏見があって、Anybodysには「スカートをはけ!」といって、彼女(彼)のアドバイスを聞き入れません。Anybodysを演じているローラ・レオ・ケリーさんは2時間半、心と命を削ってAnybodysの役を生きているような気がしました。ここまで役を生きることができる人を初めてみました。

 

 

ヒヨコ怪物」の是枝監督のティーチインに行っていなかったら、このミュージカルをみても、日本の社会でも表面化している課題の根本との共通点について、深く考えなかったかもしれません…。「怪物」を一緒に見るのをおすすめします。

 

 


 

カメラカーテンコール

7列目といっても、床は平らなので、人垣の隙間からの撮影になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラ最後にはける直前

リフとトニーって仲良し~飛び出すハート

 

 


 

 

メモご参考

右矢印完璧な舞台が初演から約70年を経て実現! 三代澤康司が観た『ウエスト・サイド・ストーリー』 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス (eplus.jp)

 

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