もう2カ月経過しようとしておりますが、グスタフ・クリムト展のレポートを書いておこうと思います。「エリザベート」でフランツ皇帝を演じている田村万里夫さんもクリムト展もウィーン・モダン展も鑑賞されたということで(詳しくはこちら)、なんか感慨深いです。
■過去ブログ
■オフィシャルサイト
会場の窓にあるユーディトⅠ
実は4月下旬~7月上旬まで、国立新美術館でも開催されていた「ウィーン・モダン展」と合わせると、20年くらい前にシカゴ美術館で買ってきた下の図録(225ドル)の6割がたはありました。
上の「接吻」はありませんでしたが、ベートーベン・フリーズはウィーンの本場並みに精巧に複製されていて、まるでウィーンに行ったみたいでした。クリムトのエロティシズムあふれる絵は国立新美術館の「ウィーン・モダン展」にたくさん素描がありましたので、それを見てからのこの展覧会はとても面白いものでした。
■関連ツイ
出典:hakoniwa_mag
出典:2017babel
出典:2017babel
出典:2017babel
この手紙があったのが貴重でした。そしてお相手のエミーリエ・フレーゲが国立新美術館にいたというのが不思議
■関連リンク
田村万里夫さんのブログ
■関連書籍
日経おとなのOFF 2019年6月号 [雑誌]
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男の隠れ家 特別編集 大人が観たい美術展2019
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<雑記>
ところで、ちょっと自慢させてください。2000年にシカゴ美術館で買ってきたクリムトの美術書籍に、実はこんなものが。
■美術史美術館ノクリムトによる壁画
今回の展覧会では上の絵の下絵が展示されていました。
一度行っているので、感慨深かったです。
■日本語のタイトルは「黄金のアデーレ」
実はこの肖像画は個人のものだったのですが、ヒトラーに接収され、オーストリアのウィーンのオーストリア美術館に所蔵されていたんですが、2006年に遺族に返還されました。2015年、ヘレン・ミレン主演で映画化されています。
■オフィシャルサイト
黄金のアデーレ 名画の帰還(字幕版)
200円
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この書籍が発刊されたときはまだオーストリアギャラリーに所蔵されていたのだと思いました。それにしてもナチスに接収された美術品の大半が元の持ち主に帰っていないとか。今、里帰りしている松方コレクションもそういう災難の中、生き残った名画たちです。松方コレクションも絶対いかなくちゃと思っております。
ではでは。