失敗事例: 会員向け販促
某外資系バス・トイレタリー、化粧品の巨大企業の有名ブランドで以前に会員登録キャンペーンがあった。
ぼくはどんな展開をするのか興味があったので、リサーチ目的で登録し、その後の会員メールをチェックしている。
しかし、これがまったくイケテナイのである。
楽天などでそこそこ売れている中小事業者の足元にもおよばないお粗末さなのである。
たとえば、最近の会員メールの表題は以下の通りである。
件名:<プレゼント>700名様に和牛しゃぶしゃぶやスモークサーモンが当たる!
件名:<合計1,000名に>日本中から選りすぐった豪華食材5,000円相当をプレゼント
それでリンク先のキャンペーンサイトを見てみると、ボトル入りのボディシャンプーを購入し、記載されたレシートをはがきに貼って申し込めという。
いまさら切手を貼ってはがきを送れというのも古いが、それは百歩譲って、最大の問題は、対象商品が<ボトル入り=おもに新規購入者>だけで、<詰替え用=リピーター>は対象外となっているのである。
マーケティング目的とアクションがまったく外れている。
そもそも会員登録をするということは、
購入してくれたお客さまと定期的にコミュニケーションを行い、
時には会員限定の便益を提供し、
愛顧を高めること
が目的のはずである。
ひらたくいえば、
ウチはイチゲンさんよりも常連さんを大切にしたいです
だからお客さまの名前、メルアド、連絡先などを教えてください
いろいろと常連さんだけのお得な情報をお送りしていきます
だからこれからもごひいきにしてくださいね
という態度表明である。
しかし、
売上増のために新規顧客を増やすことを優先し、
会員(リピーター)とのコミュニケーションやプロモーションをおろそかにし、
会員へのメールマガジンで新規顧客向けプロモーションをそのまま流用し、
会員にとっての魅力が薄いから効果もあまりない、
面倒なだけなので、力も入らず、形だけになってしまう
のである。
きっと当初は、会員に向けていろいろやりたい「想い」があったのだろうが、担当が変わったり、上司の無関心などで、「想い」のある仕事は「手続き」の仕事へと変わってしまう。
そんな主体性のない「仕事」「人」「組織」にはならないようにしたい。