うちの死んだ母ちゃんは、自分が平清盛公直系の平家の末裔って、信じこんでてね🤔どうも、おれが生まれた頃には亡くなってた、母方の祖母がそう言ってたかららしいんだけど……
まあ、そうだな。少なくとも、おれが小学生時代には、双極性障害の類かと思われる精神疾患を既に発症していて、自分の妄言に完全にのまれ、現実と妄想の境が危うかったと思われるので、眉唾ものだし、そもそも自分ってものをそんなことにしか置き据えられないって哀れでしかないと思うよ。
でも、それでも、母親の言葉だしさー。なにかっつーと、「平家、ヘイケ」うるさかったわけでさー。でも、おれらの平清盛公のイメージってさ。
例えば、2012年大河ドラマ「平清盛」で再現された、松ケン演じた、若かりし頃の清盛公の、こんなふうなイメージってより、
こんなして、坊主になったあとのじじいのイメージの方が強いやん?
ましてや、そんな少年時代、手塚治虫の「火の鳥」が家にあって、その乱世編を読んでたら、そこにでてきたのは、やっぱ、ジジイ坊主の平清盛公で、まだめっちゃ子供だったから、いまいち、そのストーリー内の本人にまつわる奥深い演出まで理解できず、(こいつ、単なるいやな感じのエロじじいやんw)としか思えなくて、(えー。こんな人、ご先祖とか、いやーw)とか思ってた。
だって、こんなやつだぜ?こういったシーン、たびたびあるんだけど、少年心ながらに戦慄すら走ったわ🤔
まあ、でも、今、思えば、我が著作物「太陽の帝国」にでてくるヒミコの設定なんかには、この「火の鳥」の清盛さん、参考にさせてもらいましたわ🤔てか、「火の鳥」は「火の鳥」で、時に荒唐無稽ってなほど、歴史的エピソードひっくり返す勢いで手塚治虫さんがオリジナル設定ぶっこんできてるとこがいいよねー(≧▽≦)義経公なんて、めっちゃ性格歪んだ青年として描かれてるしw
けど、(なんだよー。なんなら源氏がいいよー)とか思ったりしながらも、おれが歴史に興味をもっていったきっかけの一つにはなったよね。で、だんだんと自分で、先ずはこの平家とやらを研究してくわけだけど、そうすっとあれこれ発見があってさ。
先ずは清盛公、単なる嫌な坊主のじじいじゃない。やっぱ、彼なくして、その後の「武者ノ世」は来ませんでしたよ。瀬戸内海の整備や厳島神社の、あの海上神殿の建立までやったのも凄いよね。
そして、だんだんおれ自体も平家に対する偏見がなくなってった頃に思ったのは、おれが描く平清盛、または平家物語をいつかやってみたいなーなんて思ってたのですが、まぁ、先ずは大河ドラマ「平清盛」でやられてしまったわけですが……
とうとう、その最たるものを、やられてしまいましたー(≧▽≦) いや、この作品はすごい!みんな!オススメです!絶賛どハマり中!
でね。途中、清盛入道が人を人とも思っていない仕打ちを、仕えていた白拍子にする話があるんだけど……これ、実際の「平家物語」なかでも結構、有名なエピソードだけど、あれには(じじい。そりゃないぜ)って胸が傷んだ。と、同時に。まあ、これも人をコマみたいにしか思ってなかった自称平家の親の成れの果てか、
「……おれも、近いこと、女の子にしちゃったこと、あるな」なんて我が身を振り返ってしまったー。やっぱ、それじゃダメなんだよね。
閑話休題!そして、もうひとつ!絶賛どハマり中がこちら!これを見てると源頼朝公を筆頭とした坂東武者軍団が、まるで、ダースベイダー平清盛公を中心とした大帝国に立ち向かうジェダイの騎士たちに見えてきます(≧▽≦)
源頼朝公は大泉洋が演じてるのですが……
きっと頼朝公は、清盛公と違って、自分の周囲にいる人たちを大事にして、少なくとも「コマ」みたいな扱いをすることは決してしなかったんじゃないかな。
これは頼朝公亡き後だけど、幕府は朝廷ともめるよね。朝廷を相手取るっていうんで、鎌倉方の武士たちも流石に相当びびってたみたい。けど、尼将軍北条政子の「亡き大殿の御恩を忘れたかー!」の一喝で、皆の心はひとつになったっていうんだから、やっぱ、人って、そういうことなんだよ。
まあ、清盛公も全く周囲を大事にしなかったわけじゃなかったとも思うけどねー。特に若かりし頃の逸話だと、むしろ、家来、大事にしてた節はあったし。ただ天下をとって、彼が「驕った」ことは間違いないね。まあ、所詮、元は三重の田舎侍からの成り上がりだからね。舞い上がるのも無理ないかもしれないけど。
今日はそんなわけで、オススメ二本立てのお話でした😀