元漫画少女の雑記帳 -66ページ目

アッサラーム・アレイコム/神坂智子

完全図解!よくわかる「今のイスラム」


こちらは「駱駝のイブン・サウド」の続きになります。

少しネタバレしてしまうと、前回駆け落ちした2人は巡礼鉄道

(ロレンスがダイナマイトで滅茶苦茶にしたあれです。)付近で

見つかってしまい離れ離れにされてしまいます。

彼女の家はひっそりと引っ越し、従兄のナシュワは戒律を破った

事で部族を追放されています。

街にコーランを買いに行くという長老(ファラとナシュワの祖父でもある)

に付いてきたファラはナシュワと偶然の再会を果たします。

彼は追放された後砂漠を出て街(ハダル)で金物屋さんの手伝いを

しながら結婚の持参金を貯め続けていました。

そう。あの彼女もこの街にいたのです。


というアラビアの恋愛物語の感動の完結編です。

またこちらの話はアラビアの挨拶についての習慣が描かれています。

アラビアの挨拶はウザイ程に長い・・・。「やあ」で終わらないと。

A「こんにちは」

B「こんにちは」

A「ご機嫌いかがですか」

B「私は元気です。あなたの家族はいかがですか」

A「ええ。うちの家族は元気です。あなたの方はどうですか?」

そういうのが延々と続いて本題に入る・・と。大変だなあ。

そして彼らの習慣による性質とでも言っていいのかな。

読んでてちょっと日本人に共通する所もあるんだなと思ったり。

(基本的には全然違うと思う。宗教観なんて特に)

ちなみに表題の「アッサラーム・アレイコム」は良く彼らが口に

する言葉で「平和を」とか「こんにちは」とか色んな意味があるそうな。



このシリーズは全2作だけだけどとても気に入りました。

神坂さんの「TEロレンス」が気に入った方は古本屋さんで探して

みて下さい。探すのの難易度はやや高ですが・・。

分厚い角川から出ている「シルクロード」の6巻に収録されてます。


掲載 「花とゆめ」1986年9号

駱駝のイブン・サウド/神坂智子

2005年12月~2006年3月オリジナル【動物】【ラクダ】カレンダー


イブン・サウドといえば1900年代初頭のサウジアラビア

建国の父なのですが、ここでのイブン・サウドというのは

ラクダの名前です。

神坂智子さんといえば「アラビアのロレンス」として有名な

トーマス・エドワード・ロレンス(ここ のサイトが詳しいです。)の

人生を漫画化した「T.E.ロレンス」を描いた人でもあるのですが

代表作のタイトルにもなっているシルクロードの国々を

アジアから中近東まで良く旅をされている方でもあります。

流石にここ最近は中近東へは行けないようですが、それでも

何度もこの地へ実際に行った方が描くと話に深みも出て

面白いのです。

この「駱駝のイブン・サウド」はロレンスの時代(第一次世界大戦)

より後のサウジアラビアの砂漠が舞台です。

主人公のファラは14才のベドウィン(遊牧民)の少年。

「TEロレンス」を読んだ方向けの説明だとダフームに似た感じの

人物です。

彼らは部族単位で砂漠の中で羊とラクダと共に生活しています。

そしてこのラクダはとても大切にされていて、あまりペットとしての

動物の位置は限りなく低い国ですが、ラクダだけはきちんと

名前もつけられているようです。

ちなみにアラブ人の名前は長い名前です。

例えばハリール・セレム・ハムディ・ハシム(なんつー名だ)だと

ハシムさんちのハムディの息子のセレムの更に息子のハリール君

・・となるそうです。(アラブ本の受け売り)

つまり父親・・じいちゃん・・の名前が付くと。
そしてラクダはというと母親・・おばあさん・・と母系の名前が付くそう。

ここでも如何にラクダが大切にされているのかが良く分かる。

ベドウィンにとってラクダは財産であり、車であり、そして最終的には

食糧となる生き物ですもんね。


前置きが長くなったけど、これはファラという少年が見た奇妙な

アラブの習慣・・という感じでしょうか。

このシリーズは「駱駝のイブン・サウド」と「アッサラーム・

アレイコム」の2話で構成されているのですが、駱駝~の方は

アラブの恋愛について良くわかります。

以前アラブに興味を持ち、生活習慣などなどの本は読んで

彼らの結婚や女性の地位などは知ってはいましたが、こうして

ストーリーになっていると本当に悲しくなりました。

彼らは(今は国などによって多少違っているらしい)好き合っている

からと、お付き合いしたり結婚したり出来ません。

女性は家の財産であり、どれだけ金持ちの男に嫁がせるかで

親は一生懸命。あと未婚の女性は特にジロジロと見たりしても

ダメなんだとか。女性も肌を出さないようにしないといけない。

クソ暑い国なのに辛いだろうな。日焼けはしないだろうけど。

男性はお金がないと結婚出来ません。

縁談を申し込み女性の親にお金を払って許可を貰うそうな。

金額によっては親から拒否されるんだとか。

そんなわけでアラブは結婚する年齢が高かったり、あとは

そういうわけでゲイも多いそうです。

「TEロレンス」でもゲイの描写は出てくるけど、決して特別の

事でもないんだそうです。


そういう彼らの習慣を前提にファラの従兄がこっそりと

砂漠の中の店の娘と好き合っている・・まるでロミオとジュリエット。

それをわくわくして見守るファラだったけど、ある日とうとう

従兄と彼女が駆け落ちしてしまう。


こういうの見たら日本で生まれた人はまだ幸せだと思うよ・・。

恋愛は基本的に自由だもんね。


ちなみにここまでイスラムの女性の自由がなかったりするのは

マホメットの奥さんがかなり男性関係など奔放な人で

浮気の常連だったとか。

それで思い切り私情を交えて戒律作ったんだとか。なんてこった。



「駱駝のイブン・サウド」神坂智子 

      「完全版 シルクロード・シリーズⅥ 

         風の輪・時の輪・砂の輪」角川書店発行のみに収録。

ちなみにこの本にしか掲載されていない話が3作はある。

シルクロード「緑の彼方へ」等は白泉社のコミックスには入ってないよね。 

掲載は1986年の「花とゆめ」5号。白泉社よ・・・・


前向きな気持ちになれた本

伯爵   『エロイカより愛をこめて』の創りかた   ちゅーさ yoruna~ ふっ Fu )))))))     


もうここでは何度も紹介してきた本なのですが、この

「エロイカより愛をこめて」の創りかた  は、エロイカファンや

青池ファンではない方にもオススメしたい本です。

仕事や家庭、趣味で行き詰まりを感じたりした時、この作者の

漫画家という仕事についての考え方を読む度に、不思議と

自分も頑張るぞ!という前向きな気持ちになれてしまうのです。

これは私だけの意見ではないようで、つい最近もフーシェさん

そう言ってました。辛かった時読み返したら不思議と元気になったって。


もちろん表題にもなっている・・・このブログではしつこい位記事に

している「エロイカより愛をこめて」のストーリーやキャラクターに

ついて、作品製作時の裏話などを読んでエロイカファンはより一層

作品に対して愛が深まってはいくのですが、それだけじゃない。

この作者の強いプロ意識はどんな立場・職業の人でも前向きな

気持ちが得られるんじゃないかと思います。

たまたま青池保子さんは漫画家になったけど、もし彼女が医者でも

教師でも工務店の社長でもパート社員でもこのプロ意識は変わら

ないような気がします。



実は私も最近前向きな気持ちをまたもらった1人です。

実は絵が描けるようになった1.2日前にこの本を読み返しました。

なんか読んでたら頑張ろうという気持ちになっちゃったですよ。

50を過ぎても作品へのこだわりは不滅で、ある意味完璧主義。

その姿は任務の為ならチロリアンダンスだろうが、ケーキ屋たろうが

女装だろうがなんでもやるエーベルバッハ少佐に重なります。


絵が何年も描けなかったし、今も大した画材などもないのに・・・

マウスと息子のオモチャとになった色鉛筆しかないのにそれでも

描きたいと思った自分に自分で驚いた位だもの。


なんか人生を楽しくする方法だのソレ系の本も母から渡され

読めと言われたけど、なんか読んでても綺麗事がずらーって

感じで余計落ち込んだりとかしてたんだけど、この本で元気になれた。


あとは素敵なBGMもあれば最高だよねっ。

(ちなみに私はこれ読みながらジンギスカンやエンヤ、デュラン

デュラン、レッド・ツェッペリンなどを流してました。)

ちなみになぜか前向きになれる本ではありますが、勿論宗教とか

自己啓発系の本ではありません。

作者もその手のモノがダメなようだし、私もああいうのはムリな

ヤツです。いやーな目にあったんだもん。かんゆーとか(遠い目)。


そしてこれは「描く」人には特に読んでほしいなと思います。

作品に対しての作者のこだわりや考え方、描き方はとても参考に

なると思います。また例えば借りて読んだだけだけど、

「エロイカより愛をこめて」面白かったよと思う方も是非。

より一層ディープでヘビーな愛へと進化出来るはず。

書き下ろしイラストなんて見ただけで「じーん(By.ボロボロンテさん)」

ときますもん。短髪の少佐とか、美青年だった若い頃の白クマや

ミスターL、部長などの絵も見られるし、個人的には「皇帝円舞曲」の

ごり押しディックの絵は特にオススメです。笑ったぜい。

もうこれは一生手元に置いて落ち込んだら読もうと思う。


『エロイカより愛をこめて』の創りかた  

スパムうっとーしーのう。

トラックバックのスパムが少し落ち着いたかと思うと

またまたなつかしのコメントスパムかあ。

それでも昔に比べると(去年の春)随分とマシだけど

昨日は久しぶりに「嫁ログ」。

残念ながら嫁じゃねーのよ。ふっ。一応まだ既婚だけど。
けどこういう無神経な事やって人が集まるもんなんでしょうか?

ちゃんとせめて既婚かどうか内容見てからコメントをコピペすれば

いーのによと面倒臭がりな私も思います。

一時期湧いた感性とやらで全く関係のない記事に無神経なTBする

ヤツも別のジャンルで見かけました。

相変わらずムダな努力をしとるなあとしみじみしました。


こういうスパムはお断りだけど、関連があるTBは大歓迎です。

コメントも脱線大歓迎。私自身脱線しちまう事良くあるし。

とにかく楽しくやっていければいいね。

あ、気付くともうすぐここ作って1年です。

1年間でエロイカは100記事はと思ってたけどちょっと無理そう。

でも「青池保子」入れたら100越えるみたいね。

結構飽き症なはずの私ですが、情熱はちっとも衰えてないのが

我ながら驚きです。

逆にこうして文字にする事で余計に好きになりました。

ガラカメも42巻をきっかけに毒吐けるようになって良かったです。汗

拙いブログだけど改めてよろしくです。

らいおん

なんかパソコンがおかしくなってあれやこれやとやってたら

更新時間遅くなるし。でもなんとかなって良かった。


今日息子に絵見せたら「らいおん」。

確かに。色や柄とかもう記憶で描いてああなっちゃった。


マウスでお絵かきって前回(10月)のオオカミが初だったけど

慣れればなんとかなるもんかもしれない。

けどあんな不安定な画材(かな)で下書きだからもっとデッサン力

つけなくちゃいけないんだなあとしみじみ感じたりして。


なんかまさに怒涛の2時間で、もうこれでいいやあ。と思って

筆を止めたらアドレナリン放出しきったのか放心状態。

マウスを持ってた手が痛くなるのも当然なんだろうけど、仕上げる

度にあのなんともいえない恍惚感を感じてたのはもう4年以上前

になってしまったんだね・・とちょっと複雑な気持ちです。
一旦筆や色鉛筆を握るともう時間を経つのも忘れ、部屋が暗くなって

やっと時間の変化に気付くというのもいつものことでした。

描くとなったらもう時間を決めて今日はここまで仕上げる・・という

やり方も仕事をしてた頃は仕方なくやってたけど、仕上がりも

気に入らなくてなんだかなーな絵になった。

だけど休みの日に一気に描くとなんともいえない恍惚感を味わえる。

だから描いてたのかなあ?わからんです。

だけど今は色々と考えながら描かなくちゃだめだなあと反省。

目覚ましかけて描くとか・・・?

なんか描き出すと集中力物凄いからそれが子持ちにとっちゃ

欠点になってしまうんだなあと思ってます。


まあ・・・そんな感じなんで漫画は描けないってことなんだろうな。

つくづく漫画家さんって凄いと思うのでありました。
一か月分を何十枚も描いてたら多分体力の消耗激しそうだ。


ちなみに今日氏から今度は「ちーちゃん」(うちの猫)描けと言われて

います。代わりにリアルキティみたいなの描いたら、あのらいおん

(ひ・・ヒョウなんじゃよ。遊びごころで目を紫にした・・)みたいに

描けと言うので、また今夜徹夜か実家にまた行ってる時描こうかな。


本当に描けるようになったというのが嬉しい。

どうしても描く気になれなかったし、色鉛筆見るのも嫌で

奮発した高価なかつての仕事?道具を息子に好きにさせてたのが

悔やまれます。ばかだよね。3段に入った超多色のやつでしたが

今は・・・・あははははは・・・。泣

それだけ絵はどうでも良くなってたって事かもしんないね。

でも昨日コメント下さった方ありがとう。

もう4年以上描いてないので何もかも鈍っている上に、画材が

マウスと元々ウィンドウズに入ってた画像編集機能のみです。

だもんで非常に荒かったりデッサン狂ってたりというもんだけど

久しぶりの見てくれた人からの感想というのが素直に嬉しくて

そして感動しました。本当にさんくすです。


                ヘタレ絵描き もと




今夜は徹夜だー

ちび  モデルありがとさん。
布てきとー。その内書き直そう。


完成版   もうこれでいいやっ。