ANIMAL X/杉本亜未
むかーしーむかーし、この本があすかコミックスから
出ていた頃になんとなく読んでた事があった。
当時は男同士(厳密には違うんだけど)のキワドイ系は
とても苦手だったし、恐竜の描写が好みではなかったので
なんとなくそのままフェイドアウトしてた。
でもって最近激安色々セットの中に入っていたという
しょーもないきっかけでまた読んでみたんだけど結構面白い。
主人公はひ弱系の研究員の祐二と、血族という
恐竜に変身する湊という少年。
昔からネッシーとかUFOとかの世界の謎系の本が好きで
子供の頃は図書館で借りて読んでいたりしてたもんだけど
その中にこんなのがあった。
恐竜は滅んだ後生き残ったネズミみたいな哺乳類が
どんどん進化し、人間になっていった。
だけどもし恐竜が進化していたとしたら、このような姿に
なっていたのではないかと宇宙人というか半魚人みたいな
イラストが書かれていた。
それが強烈だったし、子供心にわくわくした。
もし爬虫類が進化していたら・・・?
この説をヒントにして?かかれたのがこの作品。
更に縄文時代の渡来人来襲、古事だったか何だかに
書かれていた「荒ぶる神」の正体、特にオセアニアや
南米で発見されたり今も残っている、まるで恐竜の姿をした
神様・・・こういうのを絡めてちょっぴりBL(厳密には違うけど)
なストーリーが展開していく。
主人公の祐二はごく普通の研究員。
婚約者との結婚資金を貯めるため、月100万円の契約で
新薬の人体実験に協力している。
このときX症候群という謎の伝染病が蔓延しており
沢山の人が死んでいる。
読んでいる側としてはこの病気の治療の為の実験かと
思っていたのだが、実は違っていた。
そんな時突然現れたのがミナトという少年。
彼はなぜか祐二を血族の雌だと言い張り、無理やり彼の
村に連れて行く。
実は祐二はこの薬によって人工的な半陰陽(男でも女でも
ある。作品では「ふたなり」と表現されている)の体に変化
させられていた。
そして血族とは恐竜に変身し、神とあがめられていたのが
弥生人の襲来により迫害され、ひっそりと集落で暮らして
きたのだという。
そして近親婚の結果雌が生まれにくくなった。
その雌も生まれた時から女の子の子もいれば、生まれた時は
男の子だったのが、だんだんと女性に変化していく場合も
あり、祐二は血族の子を生む雌として、沢山のオスたちと
交尾をし、子供を生む義務があると・・・
なんてこったい
だから一見男同士に見えても、実は祐二は半分女性で
数回赤ちゃんを出産までしてしまう。
妊娠すると胸までふくらみ、お母さんの体になるばかりか
体つき顔つきも女性らしく変化する。
・・・と、物凄い設定であるにも関わらず、これが結構
面白かったりするのでございます。
ただお子さんがおられる方は本棚に気楽に置ける
本ではございませぬ。
いくら祐二が半陰陽であるとしても、媚薬を飲まされ
血族のおっさんたちに次々と子作りされるシーンなんかも
あるのでひっそりと読んだ方がいいぜい。
うちはついついおきっぱなしにして、運良く恐竜のシーンを
見られて「恐竜の本見せて」といわれ、そのたびに
「あげちゃった」とごまかしております。はははは・・・。
だけど遺伝子工学・民俗学・古代の歴史・SFなどなどの
要素もあって結構面白い作品でありますぜ。
あと、ふと思ったんだけど、この作者は高口里さんのファン?
特に昔の絵でアレ?と思う絵がいくつかありましたです。
読むとしたら・・・
① 荒神の一族 全4巻
② 大地の掟 全2巻
③ 原始再来 全10巻
の順番になっています。
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Last Update:July 28, 2006
ブラックジャックによろしく/佐藤秀峰 監修:長屋憲
読んでみた・・・。
絵は特に少女漫画の綺麗な絵になじんだ人には
結構キツイと思う。
うーん・・・おじさんキャラが沢山出てくるんだけど
私の感想としては・・・うええん(泣)キモチワルイ・・。
話はというと一気に読まずにはいられなかった
「MONSTER」と違い、こちらは一気に読むのがとても
きつかった。
とにかく熱い!リアルなんだろうけど悲惨。
病院が舞台なので悲惨というのは当然だとはわかるんだけど
主人公で研修医の斉藤先生がとにかく熱い!熱血だ。
漫画としては全13巻で、研修医だから色々な科で修行すると
いうことで、色々な科を舞台としている。
心臓外科、NICU(新生児など赤ちゃんがいる科)、小児科、
ガン、そして最終話は精神科。
聞いただけで重い・・でしょう?
特に色々な評論を読んでいると精神科はかなり悲惨で
読者の気持ちもしんどくなるようだ。うん。確かに。
第1話からの心臓外科の話は明らかに北島のサブちゃん
モデルのまさにブラックジャックちぇんちぇいのような名医が
出てきて、ある意味漫画だなあと思える展開なんだけど、
NICUの話はなあ・・・またまた個人的な話で申し訳ないが
うちのチラカシ氏も出産に時間がかかった事で一時期
NICUの保育器に入っており、その時NICUにいた他の
赤ちゃんたちを実際に見たし、子供が保育器に入った
親の心境とか(普通じゃいられねーや)、障害を持って
生まれた赤ちゃんとその親も見た・・・。
個人的にはもう二度と見たくない場所。
(余談だけどそこのNICUの医師はすげーひどい事
言ったので大嫌いだす。赤ん坊はバカだって。)
そして作中には早産によりとても小さく生まれた双子の兄弟と
弁護士の父親と主婦の母親が出てくる。
双子の弟くんの方がダウン症で、夫婦は悩み、そして
父親はこんな子供はいらないとまでいう。
ここで熱くなる研修医。いざとなったらこの子を引き取って
自分で育てるとまで言う。バカ言うな~・・なんて読んでて
思ったけど、なんとか話はいい方向に進んで良かったものの
色々考えさせられる話でした。
次は小児科。
小児科医はどんどん少なくなっているそう。
これはわけわからん親が多かったり、少子化が原因かと
思っていたけど、実際は病院の数。儲からないんだね。
作中でも救急車でたらいまわしにされ亡くなる子供が出てくる。
医療の現実に正直・・・不信感持っちゃったかな・・チビがいる身
としては・・・もちろん現実と漫画は違うと分かってはいるけどさ・・。
そしてガン病棟。
これも悲惨だ。ガンなんて誰でもかかってしまう可能性のある病気。
死について・・告知について・・抗がん剤について・・かなり考えさせ
られる内容でした。ちなみにここでも主人公熱いです・・。
精神科・・
終わり方がなんとなくだけど、主人公は研修期間が終わると
精神科に行くのかな?と思ったりした。
色々な患者が出てきて、彼らの気持ち、恋愛、などを織り交ぜて
精神科というもの患者本人の偏見などを鋭くかく。
また精神病患者が起こした事件としてかなり記憶に残る
池田小の殺人事件(犯人は異例の速さで死刑になった)を
モデルとした事件が書かれている。
この事件によって偏見を受け、とうとう自殺未遂をした退院した
患者の描写まで・・・。これは結構キツイ。
だけど・・・さ、精神科も気楽に行ける場でいいと思う。
そして精神の病気に関しても一昔前に比べるとかなり
偏見も少なくなってきたと思う。
分かりやすい例で鬱病。
一昔前はなまけ病なんて言われていたけど、今ではココロの
風邪としてだいぶ認知されてきていると聞いた。
そ、環境や状況によって誰にでもならないとはいえないんだもんねっ。
あとヤバイ?かなと思ったら早めに病院に行くが吉でごんす。
まだ大丈夫・・・自分に甘えてはいけないんだと無理したら
後がとってもしんどいもんです。
あ、そうそうこの作品はドラマ化されていたそうです。
だけどこの精神科編は流石に無理だろうなと思ったり。
(ガン編まではドラマ化されているみたい。)
で・・・もしも気が滅入ってしまったら、同じく研修医を
テーマにした森本梢子さん(ごくせん)の
「研修医なな子」読むとよいと思うのでありました。
家裁の人/魚戸おさむ 原作:毛利甚八
(画像がこんなのしかなかった・・ちなみに全15巻)
前々から読んでみたら?と言われてて読んでみた。
ストーリーは文字通り家裁(家庭裁判所)を舞台に
植物が好きな癒し系の裁判官のお話。
実は個人的な話ではあるけど、家裁には何度も行ってるし
今の自分の生活には大切な場所でもある。
その上でこの本を読んでみた。
描かれた時期を見ると1巻が出たのが1989年。
だからかかなり今の家裁は色々と配慮されているんだと
思ったことがある。
家裁なだけにいくつも離婚に関する話が出てくるんだけど
当時の調停って申立人と相手方の待合場所って、病院の
診療室の前に置かれた長椅子みたいだったんだなあと驚いた。
そして申し立て人と相手方が並んで座って待っている。ひえええ。
もしこの光景を見てひるんだ方、大丈夫だ。
今は申立人と相手方の部屋は完全に別個で、相手と顔を
合わせないという配慮がされているんで、安心してよろし。
そしてこの離婚以外にも少年事件など色々扱っている。
(家裁で護送車から下ろされて警察官に連れられて入る
男の子も見た事がある。。。複雑な気持ちになった)
ただ古い作品なので、例の調停の長椅子みたいに現在とは
全然違うので(法律も色々変わっているし)一昔前の
家裁の様子と思って気楽に読んでいいんじゃないかなと思う。
そしてこの本で知った当時の調査官や裁判官たちの
仕事内容・・。月に扱う事件が500・・・唖然。
現在はもっと多いのかもしれませんね。
調停・裁判離婚も増えているし、今この作品を復活したら
かなり内容も変化しているんじゃないかなと思ったり。
裁判官・・・大変だな・・。
この作品には色々な事件が取り扱われ、大忙しの
裁判官が仕事をこなしていくんだけど、やっぱり漫画の
主人公なだけあって、彼はとても素敵な人間。
多数事件を抱えているからと、やっぱり事務的に作業
して欲しくないし、こんな裁判官が増えたらいいのになあと
思うのであった。
ついでにおいらも離婚の裁判中w
なかなか気が滅入る時もあるけどさ、最後くらいは頑張るぜい。
へっへっへっ♪
MONSTER/浦沢直樹
遂に読んでしまった・・・。
そして読んだ後、なんだか力が抜けた。
なんてすごい話なんだ・・設定なんだ・・・
全18巻で文庫化はまだみたいなんだけど、いずれ
文庫化もされるんじゃないかなと予想。
そうなったらまた読者も増えるだろうな。
これはアニメになって深夜一年半も放送されていたそうだし
そのアニメも珍しく原作に忠実で、原作ファンにも人気が
高いらしい。
その上ロードオブリングだったかの監督?がハリウッド映画の
権利を取得したらしく、いずれ映画化されるという。
日本映画だったら「そのうちレンタルで半額の日にみよ~」
と思ってたと思うけど、ハリウッドなら・・・見に行くかも。
で、ヨハン役はクラクラする位の美青年を起用して下さいよっっ!
監督さん。
テンマ役は中国人ではなく、ちゃんと日本の俳優(無名でOK)
して欲しい。ルンゲ警部はエーベルバッハ氏のようにコワモテの
ドイツ人のおじさんを・・・。
この作品は全18巻で長いといえば長いんだけども
1巻を手に入れたら・・・もう続きを読まずにはいられません。
設定等もとても良くできているので、特に映画好きの方には
オススメできます。
ちなみに小学館の本。
小学館の少女漫画はとにかくアダルト描写に力を入れて
少女漫画として言葉は悪いけどクソに堕ちたと思っているんだけど
青年漫画の方はこれ以外にもいくつか読んだけど、いい作品が
多くてクオリティ高いんだなと落差に落胆。
少女漫画部門も見習って方向転換して欲しいものです。
さて、この作品なのですが、ストーリーはアニメにもなってるし
なんといっても2000万部も売り上げたという大ヒット作だそうなので
あらすじもご存知の方も多数おられるとは思うんですが
日本を離れドイツで外科医をやっていたDrテンマが頭を撃たれた
少年の命を救うというすばらしい事をした事が仇となります。
実はこの少年は非人間的な実験により創造された悪魔のような
子供。名前はヨハン。双子の妹・ニナがいる。
そもそも悪魔というものは、美しく人を魅了するという。
もうまさにヨハンは悪魔ではないかと思う。
このヨハン少年が病室から突然消えた後、不可解な連続殺人が
起こり状況的に犯人にされてしまったのがテンマ医師。
以来彼は警察に追われ逃亡生活を強いられるはめに。
彼が逃げ続けるには理由があった。
自分が救ってしまった悪魔をこの手で滅ぼすという目的が・・。
この逃亡生活で彼は色々な人に出会う。
ヨハンの双子の妹であるニナ、裏社会の人間たち・・
彼らと出会い、時には暖かい感情を、そして時には・・・。
全18巻という長編ながら全然飽きさせず、次の巻が
読みたくてたまらなくなるというのは見事だと思う。
そしてラストには謎を残すというのがなんとも。
やっぱりこの作者って凄い!
もう私の拙い文章ではあるけど、是非コミックスも読んで
欲しいです。一本の長編アクション映画を見た気分に
なれますよ。
アニメDVD BOXで全5
パタリロ源氏物語/魔夜峰央
まさか・・・あのパタリロが源氏物語になるとは
一体誰が想像したでしょうか。
源氏物語といえば一番有名なので大和和紀氏の
「あさきゆめみし」等、数々漫画化されておりますが
その中で一番今までの源氏物語ワールドをぶっ壊した
楽しい作品がこれだったりして。
イヤハヤ、源氏物語に安部清明などを絡ませるとは。
しかも安部~といえば大抵美青年で正義の人っぽく
描かれる事が多いのに、ここでは某悪魔(ヒントはハエ)
が演じて?おるのですからビックリでした。
しかし・・パタリロに源氏物語・・・・
光源氏は一体誰なんだろ?
まさかパタリロ本人!?なんて思っておったわけですが
読むとバンコランなのです。
あの美少年キラーが平安ワールドでは女性キラーと
なって、更に原作にはない(と思う)陰陽師(パタ)が
密接に関わるという、紫式部も真っ青の話となってます。
ちなみに他キャストですが、光源氏の兄だっけ・・
あさきゆめみしではイケメンとして描かれていた
あの人はここではロリコンとなってます。ふっふっふっ。
そして光源氏の正妻となった紫の上は・・もちろん
前髪を半分たらしたあの美少年が演じます。
他にもスーパーキャットが兄・間者猫のような役割で
活躍してるし、パタリロ陰陽師の部下たちは
タマネギ部隊だしで、「あさき・・」と違って源氏物語の
勉強には決してなりませんが、女性好きのバンコラン
というとてもとても珍しいモノを見られるという特典が
あります。
ちなみについ最近3巻が出たばかり。
まだまだ続くだろうな。明石の君は一体誰がやるんだろ。
「パタリロ源氏物語!」1~3巻発売中
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Last Update:July 09, 2006

