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梅雨の晴れ間③

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          公園にて




走る人 きょうは暑かったです。

「君は汗が流れると調子がいい

体質だ」と、

むかし,

汗学の権威

言われました。






 歩いてみたら、やはり、

調子がいい。間違いない。

汗の先生は正しい。






 今日は梅雨明けを思わせる

天気でしたが、梅雨はまだ

明けていないんだそうです。





 今日は片瀬海岸のイタリアン

で、にんにくトマトのスパゲッティ

を食べようと自転車を走らせたの

ですが・・・






途中で「らあめん」という看板を見た

とたん、にんにくトマトは急きょ中止、

「醤油煮干しらあめん」に変更しました。





 節操がないといわれれば、

おっしゃるとおり。面目ない。






煮干しと書いてあるからには。

さぞかし煮干しの香りと味がグーんと

期待できそう、と思ったのが大きな

間違い。早とちり。





 「こなくそ!煮干しが効いとらんぜよ。」

つい土佐弁が出るくらい

煮干しが効いてない。

なんでか。

なにゆえか。

Why?

ぜよ。





 むかし、荻窪の教会通りのちっぽけな

5人で満員というカウンターだけの店で

食べたラーメンの

煮干しはすごかった。

香りも味も圧倒される迫力だった。

ですよね。

御同輩。





 あの店はなくなったけど、どこかで

やってないですかね。煮干しの迫力の

あるラーメン屋。

もう20年くらいごぶさたですよ

ほんとに。




 梅雨の晴れ間が

いつのまにかラ-メンの話に

なってしまったけど、

ま、いっか。





 マヨ焼きそばもうまいらしい

けど、まだたべてない。

どこが一番うまいか、

しらべてからにしょうと

おもっています。

 次回はマヨ焼きそばに

するかな。

梅雨の晴れ間②

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      ビルの谷間の路地




走る人 そして事件が起こったと

書いたのはいいが、はたと

頭を抱え込んでしまいました。





 あの記憶はいまもって

定かでないのです。




 とにかく壇上から飛び降りた

ラジオ体操の号令のおじさん

が目の前の女の子の所に

駆け寄ったのです。





 女の子は両手で顔をおさえ

しゃがみ込んでいます。




 なにが起こったのか? みな

ざわざわと騒いでいますが、

状況がつかめません。




 気が気ではありませんでした。

なにしろあの美少女が倒れたの

ですから。





 美少女はやがてT田さんのおば

さんとK山さんちのお姉さんに

両側から支えられながら、

グラウンドを去っていきました。





 ぼくは言いようのない悲しさを

おぼえました。





 ラジオ体操がおわったあとも

ぼくはグラウンドにひとり残って

いました。





 美少女がいた場所へ行ってみ

ました。そこには朝露に濡れた

ラッパ草が一面に咲いていました。

 



 その時の光景を思い出すとき、

いつもラッパ草の上にうっすらと

虹がかかっているのでした。






 美少女の姿を見たのは、

それが最後でした。

 

ビルの谷間

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       ビルの谷間の全景







走る人 話の途中ですが、ビルの谷間で

思い出したことがあります。






 こんなせまい空間で連想するのは

東京・本郷菊坂の樋口一葉の家です。





 質屋の伊勢屋もすぐちかくにあり、

独特の日本家屋がごちゃごちゃと

ひしめいている区画でした。





 樋口一葉はとても貧乏で、質屋

がなくては毎日の生活に事欠く有様

でした。





 家と家にはさまれたせまい路地に

ポンプ式の古い井戸がありました。

 その井戸を囲んで貧しいひとびとの

毎日の生活がくりひろげられていた

のです。





 その井戸のある風景がなくなったと

聞きました。風景がまるごとなくなった

というのです。

 いったいなにが起こったのでしょう?





 月刊「文藝春秋」の巻頭に立花隆が

そのことについて書いています。





 樋口一葉の旧宅を訪ねる観光客の

大群が押し寄せて、周囲の住民が

悲鳴をあげたのが原因だというのです。





 毎日押しかけてくる観光客という

もののすさまじさは、容易に想像

できます。

 そこに生活している人に迷惑にな

ないようにという配慮など、全然

なく、他人の家に堂々と土足で乗り

こんで来る傍若無人の振る舞いは、

最近の日本人の得意技ですから。






 その結果、樋口一葉の旧宅という

いわば有形文化財が、すべて、煙の

ように消えてしまったのだそうです。

梅雨の晴れ間

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      ビルの谷間の路地に咲く







走る人  都会のビルの谷間を見て

歩くのが好きで、たまにビルの

谷間に何があるのかを、

細かく調べることがあります。






 ヘンな趣味ですが、それが

けっこう面白いのです。

 廃墟めぐりにちょっと似て

います。




 廃墟は人間が過去に住んで

いた跡で、その痕跡からさまざまな

人間ドラマを想像する楽しみがあり

ます。





 ビルの谷間は人間が現在住んで

おり、存在を証明するブツが、

たとえば今回は自転車が、

「おれは生きてるよー」と

証言しているのが聞こえてきて、

ドラマを美しく想像する余地が

ほとんどありません。






 それでもドラマはあるのです。

 今回は小さな花の群落です。

 ラッパ草の花が咲いています。

 ラッパ草にはある想い出があります。





 

 小学校のころ、夏休みにラジオ体操

 の集いというのがあり、近所の原っぱ

 小学生が集められました。





 ぼくは列のいちばん前にいました。

 3列くらい右の列のいちばん前に

 女の子がいました。

 その子は「みゆき」と言う名前で、

 学校では有名でした。






  そのころ学校でいちばんかわい

 かったのです。今でいえば美人

 でした。こどもながら色気もあり

 ぼくらのあいだでは、まさに

 マドンナだったのです。







 その子がすぐ右側にいるとわかって、

 ぼくは気が気じゃなく、いつになく

 緊張しました。

 





  ラジオ体操の先生が真ん中の壇の

 上に立って、体操の開始の号令を

 かけました。




  いよいよ体操が始まろうとした

 丁度そのとき事件は起こりました。

  







 

母子スズメ

ポストたずねて三千里                                        わが子にえさを口移しに与える母スズメ





走る人  朝から雨です。





  こんな天気じゃえさもとりにくい

だろうと、庭にごはんの残りを撒き

ました。






 しばらくして庭を見るとスズメが

三羽きていました。






 よくよく見ると口移しにえさを

与えているスズメがいるでは

ありませんか。





 親子だろうか?

 えさを与えている方より

もらっている方がおおきいような

感じでしたから、ちょっと目をうた

がいましたが。





 でももらっているスズメは

からだをちじめて、胸毛をふくらませて

いかにも幼い風で、こどもこども

しています。巣立ちしてから

間もないのでしょうかね。

えさの食べ方もまだ上手じゃない

ようです。






 親スズメの方は自分で食べる

よりこどもに与えるほうに熱心で、

一心にご飯粒をくちうつしに与え

ていました。







 こどもを第一に考えるんですね。

 母親はありがたいですね。  

幡が谷六号通商店街ぶらり散歩⑤

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          メニューの黒板






走る人 給仕さんが注文をとりにきます。

メニューのトップにあるフェデリーニ

”シラスのぺペロンチーノ・ボッタルガ

かけ”というのが気になりました。

フェデリーニは細麺のスパゲティー

いわばそうめんのような感じのパスタ

です。





 ボッタルガはからすみのこと。

 給仕さんに聞いてみました。

「これ、めっちゃウマい?」

 給仕さん「めっちゃウマいです。

私も驚きました」





 「めっちゃ」というのは給仕さん

の世代に合わせた言葉で、

ふつう私はこの言葉は使いません。

 でも使ってみると、相手にスムーズ

に伝わるので不思議な感じがしました。





 それに決定。ついでにワインも注文。

 ハウスワインは昼のサービスとして

300円だとのこと。モンテプルチアーノ

だというのでこれも決定。グラスワイン

としては安いです。





 ガラス窓が大きくとってあって外に

坪庭?がしつらえてあります。

 庭がみえるから広々とした感じが

したのです。




 奥の端っ子で帽子をかぶった男が

ひとりうつむいてパスタを食べて

いるのが見えました。短パン姿の

若造かなと思いましたが、

「食べる時ぐらい帽子を脱げよ」と

言いたくなりました。





 前菜の生ハムサラダとフォカッチャ

をつまみながらワインを楽しみます。

厨房の中ものぞけます。





 ボッタルガのかかったぺペロンが

来ました。給仕さんの言葉はウソ

ではありませんでした。そうめんに

からすみがこんなに合うとは!

赤トウガラシでしびれた舌を赤ワイン

で洗い落としながら厨房の奥を眺め

たりしました。





 最後はブラッドオレンジのジェラー

トが大きすぎて全部食べるのが大変

でした。コーヒーも及第点。







 メニューの黒板を眺めていると、

給仕さんが近くまで持ってきてくれ

ましてのでカメラでパチリ。

 夕方5時半から夜のメニューが

楽しめるそうです。




夜のメニューで気になったのは、

ペンネリガーテ岩中豚のポルチーニ

クリーム(レモン風味)、

ズワイ蟹とセリのリゾットピラフ、

キンキのアクアパッツア、

以上の3つです。





 お勘定をしょうと思ったら、前に

奥の帽子の若造が立ちふさが

ったので顔をよく見ると、

若造ではなくおっさんで、さらに

良く見ると、

俳優の大杉漣でした。

帽子をかぶっていた理由はこれで

わかりました。俳優はいろんなこと

気を使う大変な職業です。






かれがドアの外へ出たときちょうど

若い女性3人とすれ違い、大杉漣

に気づいた女性が「きゃあ!」と

悲鳴を上げるのが聞こえました。





幡が谷の散歩はけっこう味のある

ものでしたよ。




幡が谷六号通商店街ぶらり散歩④

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       イタリアン・レストラン







走る人  六号商店街を通り抜けて

大きな通りに出ます。

 信号を渡ります。






 角に小公園があって、ベンチで

のんびり腰を伸ばしている老人

がいます。

 土曜の午後。

 いいですねえ。のんびりできて。






 右手を見ると、イタリアの三色旗が

風にへんぽんと

ひるがえっている

のが見えます。





 そこまで行ってみると、

どうやら地下へ下りるらしい。階段

あります。






 薄暗い階段を下りるのは嫌な

ものですが、店のドアを開けると

意外や意外、広々としているでは

ありませんか。

 両側に二つの空間があって、

左はカウンター席、右はテーブル席に

なっています。






 テーブル席は4人がけが3~4席分、

分けて2人がけにも変えられます。

それとソファがひとつ。

 ソファがあると何だかぐっと落ち着き

ますね。

いろんな使い方ができますし。

 

 






 ソファの上の高いところに

巨大な角を広げた鹿が壁から

首を出して見下ろしています。

外国映画でよく見ますね。





 

 瞬間、その鹿と目が合って

しまい、

「見られた」という感じがしました。

おかしなもので、つい

受け身の姿勢になってしまう

から不思議です。






 鹿の目は、一見おだやかそう

にみえますけど、

こちらの腹の底まですべてお見透し

のような感じがして、

包み隠さず白状したくなります。






 なんでこんなものを壁に掛ける

のですかね?












 




 

幡が谷六号通商店街ぶらり散歩③

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     古書店には敬意を表して・・





走る人 だいたい古書店を見つけると

敬意を表する意味でかならず

中をのぞきます。






 だまって通り過ぎるような

失礼なまねはいたしません。






 古書店には2種類あって、

ただ単に古本を売っている店。

もうひとつは、主人に好みが

あって、ある一定の審美眼(?)

によって選ばれた本が並ぶ店。






 それは本棚を一瞥しただけで

わかるのです。本に顔が出ている

のです。独特の癖のある顔が。






 この小林書店の場合はどうかと

いいますと、

顔が出てましたよ。顔が。

ひっかかるんです。こっちのアンテナ

にピーンとくるのです。





 なにか一冊買いたくなります。

 團鬼六の本をみつけました。

 つい先ごろ亡くなりましたね。

 それで追悼の意味をこめて2冊

購入しました。黙祷。


幡が谷六号通商店街ぶらり散歩②

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      結構にぎやかな商店街






走る人  商店街は結構にぎやか

でした。ちょうど昼時でしたから

食べ物屋はお客でいっぱい

でした。





 ステーキ屋さんも満員で、

メニューの写真を見る限りでは

いかにも美味しそうなお店

でした。そこでグーグルで

検索するとなんと詳細地図が

出ていて、このステーキ屋は

「和牛sigeta」か「ハーベスト」

だと判明。興味のある人は

ぜひ行ってごらん。






 斜め右に、古書店が見えます。

古書店のある商店街は、筋の

通った商店街で、信頼がおけます。

(根拠はとくにないのですが)


幡が谷六号通商店街ぶらり散歩①

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     幡が谷駅から少し歩くと・・・






走る人商店街を歩くのは好きですが、

「六号通商店街」という名前に

まず感心しました。






 六号通りとはいったい何なのか。

非常に気になります。





 地図を見ると六号通りは甲州街道

から北上して中野新橋へ達し、

その先は神田川に突きあたります。





 

 甲州街道へもどって、その先を

見ますと玉川上水緑道に突きあたり

ます。





 ひょっとすると、この道は昔、神田川と

玉川上水を南北に結ぶ運河だったのでは

との想像がふくらみます。

 でもなぜ六号なの?

 わかりません。

 調べてみる必要がありそうです。