世田谷にてカサンドラの支援をする
看護職ボランティア団体
@ and me nursing
カサンドラチームです
次回の自助会は
ピアトーク(お話交流会)
4月21日(日)10時半~
三軒茶屋男女共同参画センター
らぷらすにておこないます
カサンドラさんのお話の中で
よく出てくるのが
今日の表題
【論点がズレていく】です
これを読んで
ほとんどの方はこう思うと思います
女性の会話って
次々に色んなことがでてきて
まとまりないよね
色んな話って楽しくない?
それとどう違うの?
って思いますよね
その通り!会話って流動的
その場の雰囲気で色々変わっていきます
お話の上手な方だと
話題が豊富で色んなところに派生して
お話が飛んでいきますよね
それもすごく楽しい
でも
カサンドラ家の場合
それとは違う論点のズレ方をします
おそらく、私の仮定ですが
触れられたくないことに触れられないように
また
都合のよい解釈にしたくて
そらしていくうちに、
話の焦点がズレていっている
そんな感じがします
でも1つブレないのは
カサンドラさんの話したい内容
最初から変わらなくて
一貫しています
なので
論点をズラされたと感じます。
発達障がいの方とのコミュニケーションの難しさは色んな形ででてきますが、大事なことを話したい時に、この論点ズラしをされると非常に困ります。
これではわかりヅライので
例を出しましょう
カサンドラ家の話です
ある日
カサンドラさんが
洋服を脱いで
お風呂に入ろうとしたところ
【痛ッ】
足に何かが刺さり血が出てきました
何だろうと足元を見るとガラスの破片
そういえば最近
カサンドラさんのお気に入りの
ガラスの置物が見当たらない
お風呂をあがってから夫に聞きます
カサンドラ【ガラスが落ちてて足に刺さったの】
カサンドラ【私のお気に入りの置物知ってる?】
夫【てへっ!ばれちゃった】
夫【言うのを忘れてた】
夫【あんな邪魔なところに置いておくから】
夫【落ちて割れたんだよ】
夫【あんなもの必要?】
カサンドラ【ガラスの破片が散らばってたよ。危ないじゃない】
カサンドラ【割れたなら破片をきちんと始末してくれないと】
少し怒りの感情が混じります
夫はその様子に少しイラついたよう
夫【気をつけて歩かない方が悪い】
夫【お前だって俺のイヤホン水没させたろ】
カサンドラ【いやいや、イヤホン壊したからってケガしないし】
カサンドラ【壊れたのは仕方ないけど、ガラスの破片は片付けてよ】
夫【お前だって、洋服だしっぱなし、化粧品だしっぱなしだろ】
カサンドラ【壊れたものを足元に置いておくと危ないでしょ】
カサンドラ【それに私のお気に入りなの】
夫【気をつけて歩かない方が悪い】
夫【また買えばいい】
この時点で、夫の怒りボルテージはMAX
足音をドスンドスンとたてて
どこかへ行ってしまいます
カサンドラさん釈然としないまま
その場に座りこみます
私のお気に入りが壊された
→私に伝えるべきではないか
→謝るべきではないか
ガラスの破片でケガをした
→きちんと片付けるべきではないか
→謝るべきではないか
夫と言えば
最初の言葉は
【てへっ!バレちゃった】です
カサンドラさんは
その最初の一言だけでも
十分怒り、悲しく、むなしい気持ちなのに
その後のやりとり
カサンドラさんと夫の会話は
いつもこんな風に展開していく
いつもと同じ対応
なすすべがない思いをかかえます
カウンセリングに行きました
カウンセラーさんに
あなたは、自分がこうあるべきを相手に押し付けていない?
あるべき姿を追い求めるからツラくて
むなしいんさばゃないかな
あなたの考え方や
夫への対応を変えてみたら?
と言われた
んーーーー。
誰なら自分の思いを理解してくれるのか
と感じたそうです
ーーーーーーーーーーーー
これは
あるカサンドラ家の話しです
カサンドラさんは
神経質で几帳面な方が多いと言われますが
そんなことないように思います
すごく優しい方や
洞察力のある方がいらして
とても勉強になります
こんな空しさをかかえていませんか
理解してもらえる場で
少しお話するだけでも
肩の荷がおりることもあります
どうぞ自助会をご利用下さい
東京世田谷にてカサンドラの自助会を開催している看護職ボランティア団体
@ and me nursing の
カサンドラチームです
次回の自助会は
4月21日です
今日のお話は
カサンドラさんが体調悪い時に
夫から言われてショックを受けた言葉です
仕事をしていて
乳児、幼児のいるカサンドラ家
毎日忙しく過ぎていきます
ある時、職場でなんか熱っぽいと思った
カサンドラさん
わぁ、熱がある⤵️
取り急ぎ会社を早引けして
自宅に戻ります
保育園に預けた子どもを引き取りに行くまで、家で寝てようと思いました。
夫に助けを求めようと思い、
LINEを1つ入れました
【体調悪いから早く帰れたらお願い】
お迎えの時間に目覚ましをセット
倒れるように横になりました
夕方、アラームがなり
お迎えの時間
夫からは
【どうしたの?】と何回も連絡あり
寝てたから返信できませんでした
返信してるとお迎えに間に合いません
夫のLINEでは
お迎えに行くと書いてなかったので
カサンドラさんは保育園に急ぎます
子どもを家に連れて帰って
とりあえず夕飯を食べさせ
寝かせる準備完了
カサンドラさんは
またもや
倒れるように横になります
夜、夫が帰ってきました
ぐっすり寝ている
カサンドラさんを起こします
なんだか酒くさい
カサンドラさん【え?お酒飲んできたの?】
夫【早く帰れなかったし、ご飯ないと思ったから同僚とごはんたべてきた】
【LINEしたけど返事なかったし】
カサンドラさん【絶句】
夫【体調どうなの?】
カサンドラ【なんか風邪ひいたみたい】
夫【なーんだ風邪かあ】
夫はあたかも
心配して損したような口ぶり
熱はどのくらいあるのかとか
症状とか、ごはん食べれたかとか
何も聞いてこない
お酒を飲むとすぐ眠くなるタイプの夫
着替えもそこそこに爆睡
連絡したのに
早く帰ってきてくれてないし
お酒飲む余裕あるし
この人、何言ってる?
飲み物を取りに行く元気もない
カサンドラさん
頼みの夫は
高いびきで寝てる
苦々しい思いで夫の顔をみた
カサンドラさんが体調の悪い時に
役にたったことがない夫
いつもこんな感じのやりとり
カサンドラさんは
体調悪いのもあって涙腺崩壊
熱にうなされながら一人泣いていた
ーーーーーーーーーーー
これまで
カサンドラさんの体調不良の話は
何回か書いてきたので
もしかしたら
同じエピソードがあるかも
なんかズレた対応をする夫
どう言ったら
頼れるのかずっと模索してる
やってほしい要件を手短に書くと
今度は症状を聞いてくる
症状を書くと
報告だと思って
【わかった】というLINEの返事
LINEやメールに色々書くと飛ばし読み
思いがちゃんと伝わらない
体調が悪いと
特に心身に堪える
なーんだ、風邪かあはないよね
とカサンドラさんは思うのであった
ーーーーーーーーーーーーー
同ような思いをしている方は
いらっしゃいませんか
イレギュラー対応が苦手な特性だと
病気の時にどう対応の仕方が独特ですね
自助会では
同じような経験をしている方が集まります
お一人で悩まないように
こんにちは
世田谷にてカサンドラの自助会を開催する
看護職ボランティア団体です
今日のテーマは
【疲れている】がわかってもらえない
です
コミュニケーションが
とれているご家庭では
このテーマは全くわからないかもしれません
あるカサンドラさんのお話でした
そのカサンドラさんは
こう言います
【私にはなぜだわかりませんが】と前置き
【夫に対して、「今日疲れたぁ」と言うとソワソワし始めて、向こうも「俺も疲れた、こんなことや、あんなことがあって、さらにこんなこともあった」と上から会話をかぶせてくるんです。】と
【疲れているなら、○○(家事の一部)をやろうか】とか
【じゃあ今日の夕飯は外食する?】とか
【今日は早く寝た方がいいね】とか
【仕事で何かあったの?】とか
そんな言葉をかけてほしいと思うんですが
うちの夫の場合
私(カサンドラさん)が疲れたと言うと
自分の方が疲れているという
【疲れ自慢】をしたり
疲れは【気のせい】にしたり
【たまたま疲れた節】を論じてみたり
「疲れた」というワードがでてこないよう
たたみかけるよいたに話してきたり【言わせない作戦】
会話を避けてスーっととこかへ行ってしまったり【逃げる作戦】
だから
私は、疲れたとは言いますが、その【疲れた理由】を夫に言わなくなったことや、いたわってほしいと思う気持ちがなくなってきたことに気づきました。と語ります
どんなに寝不足でも
へとへとになっても
ボロ雑巾のようにくたくたになっても
【疲れたから先に寝る】と短く言い放って、やることを手短に済ませて寝るしかありません、
何で疲れていたのか、何があったのかを聞いてほしいと思うことはありますが、そもそも無理なのであきらめました。と語ります。
でも、
【疲れた】を夫に言ってもラチがあかないことは、生活する中で理解してきましたが、その他にも言わなくなったことが色々あるなぁと。
しゃべっても仕方ないとあきらめることが増えてきたのと、カサンドラ状態がひどくなってきたのが同じ頃です
一番身近で生活する人に
自分の状態をわかってもらえない
生活を助け合えない関係
ってツラいものですね
とそのカサンドラさんは言います
発達障がいの特性にもよりますが
コミュニケーションの難しさは
色んなところにでてくるようてす
そのカサンドラさん
【どうせわかってもらえない】し、子どもが大きくなって、子どもを頼りにした方が早いので、夫とは何も話さなくなりましたと言う
でもね
【何も話さない】、【理解してほしいと思わない】方が、ケンカは減りますし、ストレスはたまらなくなりました
と思っていますが
なんだか寂しそうな表情が印象的でした
発達障がい特性をもつ方とのコミュニケーションの難しさについては、色んな形で吐露されます
カサンドラさんの【わかってもらえなくてツラい思い】はひとそれぞれだから、
こんなもとかしさを分かち合える場が自助会です。
前回のブログに予約サイトを載せました。
ご参加希望の方はそちらからご予約ください