外耳炎6
耳ダニによる外耳炎はかなりかゆみが強いです。
耳ダニは正式にはミミヒゼンダニといい、
耳の中で血液やリンパ液をエサとしてます。
耳ダニによる外耳炎では乾いた黒っぽい耳垢がたくさん出ます。
しかし、他の原因の外耳炎も併発していることも多いので耳垢の外観だけでは判断できません。
耳垢を顕微鏡で見てダニの成虫や卵が見つかればすぐに診断がつくのですが、
寄生している数が少ないとなかなか見つからないことがあり、
繰り返し検査が必要な場合や試験的に耳ダニに対する治療をすることもあります。
耳ダニによる外耳炎はほとんどが子犬や子猫、外に出るネコちゃんで見られます。
耳ダニは接触によってうつるのでそれ以外で見ることは少ないです。
恐らく子犬、子猫の場合はお母さんから、
外に出るネコちゃんでは野良ネコちゃんからもらってしまうのでしょう。
治療は、耳の中をきれいにして、ダニを殺すお薬使います。
今は背中に垂らすことで耳ダニにも効く薬があるのでこれを使うことが多いです。
続きます。
外耳炎5
間が空いてしまいましたが、外耳炎のお話の続きです。
外耳炎の原因として二番目に多いのはマラセチアでしょう。
二番目と言ってもマラセチアは珍しいものではなく、
診察する頻度は細菌による外耳炎とほとんど変わらないかもしれません。
マラセチアはカビや酵母菌の一種で、
細菌とはちょっと違うので抗生物質は効きません。
マラセチアによる外耳炎では、茶~黒色の油っぽく、
ちょっと酸っぱいにおいがする耳垢が特徴です。
マラセチアは外耳炎だけでなく皮膚炎の原因になることもあります。
治療は、耳をきれいにしてカビに対して効果のある薬を点耳します。
症状がひどい子の場合は飲み薬も併用することがあります。
また、マラセチアに対してアレルギーを持っている子がおり、
そういう場合は汚れ方の割に炎症がかなりひどいことがあります。
続きます。
ノミ注意報!
外耳炎のお話をしている途中ですが、
ちょっとここで注意報です。
今年はどうやらノミが多いようです。
今月に入ってから、ノミがいたと来院される方が例年よりも多いです。
ノミの駆除薬は寄生されてから投与しても効果はありますが、
ノミに刺されるとかゆみがとても強いですし、
下手をすると家の中でノミを繁殖させることにもなりかねません。
ぜひノミに寄生される前に予防してあげてください。