カッサフォルテ犬猫コラム -74ページ目

熱中症に注意!5

実際に熱中症で来院した子たちの状況を見てみると、
一番多いのは締め切った室内にいて熱中症になったケースです。
どのケースでも窓を開けておいた、扇風機をかけておいたそうなのですが、
それでは不十分であることがわかります。
少しだけ窓を開けた車内に10分だけ置いておかれたワンちゃんは
病院に着いた時にはすでに亡くなっていました。
確か、短頭種の子だったと思います。
 
二番目は暑いさなかにお散歩や運動をしていたケースです。
このケースでは飼い主さんがそばにいてすぐに気づくことが多いので、
比較的軽症で済みましたが、中にはしばらく入院が必要になったケースもありました。
 
人間でもよくニュースになっているように熱中症は生命を脅かす状態です。
命が助かってもそのあと長い療養が必要になったり、
後遺症が残ってしまうこともあります。
温度に気を配って熱中症にさせないように気をつけてあげてください。

熱中症に注意!4

ネコちゃんはワンちゃんに比べると熱中症になりにくいようです。
ネコちゃんはご先祖が元々砂漠に住んでいたので比較的暑さに強いのと、
涼しいところを求めていろいろ動き回れるからではないかと思っています。
ただし、高温多湿の日本の夏では油断はできません。
 
ワンちゃんの中でもパグやブルドッグなどの短頭種と呼ばれる子たちは特に要注意です。
ワンちゃんは呼吸によって体温を下げますが、
短頭種の子たちは呼吸器系が弱いので体温が下がりにくいのです。
大型犬に分類されるワンちゃんたちも体が大きい分体温が下がりにくいので注意が必要です。
 
続きます。

熱中症に注意!3

○暑い時間の散歩などを避ける。
暑い時間の運動が危険なのは人間と変わりません。
人間よりも体温を下げるのが苦手なワンちゃん、ネコちゃんには命取りになります。
涼しくなったと思っても、地面が熱を持っていると
ワンちゃんたちが歩く高さではまだまだ暑いことがあります。
お散歩に行くなら早朝の地面が熱くなる前か、
日が落ちて路面の温度が下がってからにしてあげてください。
 
○熱中症かもと思ったらまず冷やす。
ぐったりしていて体が熱いなどの症状があったら、
まず体を冷やしてから病院へ連絡を。
エアコンなどで室温を下げ、体を濡らしてから扇風機などで風を当てるのがいいでしょう。
首やわきの下、太ももの内側など太い血管がある部分に保冷材などを当てるのも効果的です。
ただし、氷風呂に入れるなどの極端なことはダメです。
急激に外側を冷やすと、体の表面の血管が収縮してしまって外に熱を放出できなくなってしまいます。
そうなると、体の表面が冷えていても体の中は温度が高い状態になり逆効果です。
 
続きます。