カシミヤ店長気まぐれブログ -27ページ目

2006年4月3日 新年度の始まりですね

こんにちわ 今日の朝は街のあちこちで新入社員らしき若い人たちを見かけました。彼らにとっては今日から新しい社会人生活のスタートなんですね。初々しい感じがとっても新鮮でした。僕にとってはもう20年以上も前の思い出ですけどね。。。 あのころの新鮮な気持ちを改めて思い出して、今年度もがんばろうと思いました。今年度もどうぞよろしくお願いします!いよいよ春が来ましたね!

2006年3月27日 カシミヤミンク加工つづき~

東京の取引先様よりミンク加工のサンプル(マフラー)が到着しました。いや~改めて柔らかさと暖かさを実感!ん~ ほんとに素敵だ!昔三船敏郎さんのコマーシャルで『ん~ 寝てみたいっ!』て言うのがありましたが、まさに『ん~ 巻いてみたいっ!』

ということで早速首に巻いてみました。巻く前はちくちくしそうな予感!それがね、それがね、ぜんぜんちくちくしません!それに巻く前はアンゴラみたいに毛だらけになるんやろっ。って予測してたんだけど毛が取れません。(ちょっとは取れますよそりゃ。)これすごくいいです。僕もいろいろミンク加工見てきたけど、生涯最長の毛足の長さですね。はい。今年の秋冬絶対商品化したいです~。ということで乞うご期待です!

ミンク加工サンプル カシミヤニット&セーター通販ウェブサイトカシミエール

2006年3月23日 ミンク加工ってご存知?

ミンク加工ってご存知ですか?クリーニング屋さんなどで時々耳にする言葉かもしれませんね。クリーニング屋さんにおけるミンク加工というのは、1、フワッと感が戻る。 2、肌触りがとってもソフトになる。3、毛布・ぬいぐるみ・フリース・オーバーなどにお勧めである。ということで、いわば風合いを出すことを主眼としているようです。 それに対して、セーターの製造関係者におけるミンク加工というのは、「もうこれはほんとに毛皮じゃないの?」とか「アンゴラ100%じゃないんですか~」ってびっくりたまげるぐらい毛を出させる加工を言うのです。昨日東京に出張してきました。日本や中国の多くの染色工場様に染料を販売している会社の社長に会って来ました。こちらの会社ではミンク加工を得意としているそうです。別名ファー加工なんていうそうです。なるほどなるほど(^.^) 早速社長にミンク加工されたセーターとマフラーを見せていただきました。お~。たまげました。僕思わず「ほんとにこれカシミヤなんですか?アンゴラちゃうんですか?」なんて失礼なこと言ってしまいました。見た目はまさに毛皮のようで、近づくとアンゴラのようです。でも触ると妖艶な風合いがカシミヤであることをアピールしてきます。本当に不思議な感じ。狼の皮を被った羊のようです。(なんのこっちゃ^_^;) ということで、カシミヤのミンク加工。この秋冬展開します。たぶんマフラーぐらいで。請うご期待です。 あ、そうそう、アンゴラみたいに見えるけど、アンゴラみたいに周りのものすべてを毛だらけにしないところもカシミヤミンク加工の偉いところです。(多少は毛抜けるけどね)いずれにしても近日サンプルなどをここでご紹介しますね!ではでは!

3月18日 アパレル業界

アパレル業界って華やかな感じがしますか?僕は十数年前に就職する時は、めちゃめちゃおしゃれな業界だなあと思っていました。華やかでおしゃれで、素敵な業界だなと。アパレル会社のデザイナーなんて食事とかもイタリアンとかフレンチとかしか食べないんだろうなと、親子丼とか焼肉定食なんて食べないんだろうと勝手に思い込んでました。 ところがです!入社初日から目の回る忙しさ、親子丼どころかまともに食事もできない忙しさだったのです。しかもおしゃれとはまったく縁遠い世界 涙。手動糸巻き機で糸を巻き巻きしたり、重たいパッキン(段ボール箱)を担いであがったり下がったり。汗だくの日々。しかも夜が遅い!ほぼ毎日0時を超えてましたね。帰りのタクシーの運転手さんから「お宅の会社は3交替なの?」なんて聞かれて本当にトホホでした。 アパレル業界はまさに労働集約型の産業といえるでしょう。より良いものをより早くより安く製造供給するために、変更、修正、改善、は日常茶飯事です。一枚の商品に本当に多くの人々が関わり多くの人々の努力と協力で生み出されているわけですね。アパレル業界の内側はおしゃれとは縁遠い世界ではありますが、たくさんの人々の泥臭いがんばりで成り立っているといえるでしょう。

3月16日 中空カシミヤって何?

こんにちわ 今日は神戸は朝からずっと雨降りです。一雨ごとに暖かくなっていくのでしょうか。
さて、皆様は中空カシミヤをご存知でしょうか?ほかにもいろいろ呼び方があるようですが、一般的に中空カシミヤと呼んでいるようです。では中空カシミヤとは何ぞや?
芯となるナイロンの糸の周りにカシミヤの糸を巻いていきます。もちろん機械できちんと巻いていくわけです。言い方を変えるとカシミヤの糸の中心にナイロンの糸が通っているわけですねね。プリッツのまわりにチョコレートがあるようなイメージです。この時の混用率はカシミヤ75%ナイロン25%となります。

その糸で、セーターを編んでいきます。(セーターの製造説明はこちらをご覧下さい )セーターが編まれて形になった後である溶剤のでセーターを洗うとあら不思議、カシミヤの中心を通っているナイロンの糸が溶けてなくなってしまうのです。つまりマカロニみたいになるわけですね。当然ナイロンは溶けて無くなっているので混用率はカシミヤ100%となります。

なぜこんなことするのでしょう?これはカシミヤの風合いをさらに高めて、やわらかく軽やかにしてくための一種の技法と言えます。実際に編地を見ましたが、とっても軽いです。でも貧弱な軽さではなくてきちんとカシミヤが詰まってる感じがします。
カシミエールでも原料の製造ロットなどの問題が解決すれば、今年の秋冬で是非展開して皆様にご提供できればなあと思っています。これからもまたご報告していきますね~!