ポップ・ミュージックのトリコ -77ページ目

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

 

監督
フェデ・アルバレス

ジャンル
ホラー SF スリラー

出演
ケイリー・スピーニー
デヴィッド・ジョンソン
アーチー・ルノー
イザベラ・メルセード
アイリーン・ウー
スパイク・ファーン
 
鑑賞方法
映画館(ドルビーシネマ)
 

 

はい、2回観ました。

メチャクチャ面白かったぁ。

映画館もしっかりお客さんが入っていて年齢層は広め。

出来栄えにうるさそうな古参のエイリアンファンも多く来ている様子で、映画が始まる前からあれこれ講釈が始まっていて、こういうのってあんまり途中から面白くなかったら、最後エンドロールが始まったら文句がヒソヒソ聞こえてくるヤツやな、ていう妙な緊張感がありましたが、終わったら全員無言。

そう、満場一致の大満足の出来栄え。みんな出口に向かう口々に「凄かった…」とつぶやくのがやっと。

監督がホラーが得意な人だからというのもあって、ちゃんと最後までぎっしり怖くて最高でした。

 

本作は実は元々独占配信作品として企画されていたそうで、それが急遽”これはイケると判断されたのか劇場公開作品として繰り上げられたらしく、壮大な『エイリアン2』とかに比べるとベースはこじんまりした印象が確かにあります。観終わってからエンドロールのキャストの表示のところで、「こんな少ない登場人物だったんだ」と再認識。小さく始めたところから大きく作りこめているのは低予算であることが多いホラー作品を撮っている監督の手腕でしょう。

 

キャストは若手中心で、新時代のエイリアンシリーズ作品ということを強く感じさせられます。

しかも割と丁寧に若い世代の主人公たちがもう人生が詰んでしまっている描写を描いていて、なぜ彼らが危険を冒してでも怪しい冒険に向かうことにしたのかについて、観ている側にちゃんと納得をさせてくれます。

いままでの作品はこの動機の部分の描写は少な目で、むしろエイリアンに出会うまでの道中でひとりひとりの個人の描写や関係性をサラッと見せた後は早々とエイリアンとのやりとりに移行する過去作とは違うつくり。

 

それでも”アンドロイドと人間”というエイリアンシリーズで絶対に触れられてきたテーマはストーリー上できちんと触れており、この作品がただのお化け屋敷映画ではなく、人間の弱さとそれゆえの愚かさやある種の残酷さについての寓話として本作が機能するようにできています。

ここはリドリー・スコットがアドバイスをしたのでしょうね。

 

絵作りも素晴らしく、エイリアンの造形描写はグロテスクだし、赤い照明でのエイリアンとの戦闘も今っぽくて痺れました。

さらにわざと入れたに違いない監督の代表作『ドント・ブリーズ』のような音を立ててはいけないシチュエーションでの演出も微笑ましいのにちゃんと怖い。

 

生粋のエイリアン好きの人の中には監督が2020年代の色に染めた本作を観て、”テセウスの船”よろしく、もはやエイリアンではない、と嘆く人もいるのかもしれません。

しかしそんな辛口のひとたちも、主人公を演じたケイリー・スピーニーとアンドロイドを演じたデヴィッド・ジョンソンの魅力にはそれだけを観るだけでも値打ちがあると感じたと思います。

私もこの主人公二人の物語はまだまだ先を見てみたいですね。

 

ちゃんと怖いエイリアン、お見事でした。

 

Playlist(Spotify)※最新チャート分

 

1位 "ライラック" Mrs.GREEN APPLE

 

2位 "Lucky" RIIZE

K-POPながら日本のジャニーズの王道のようなカワイイ感じのイメージ。

上手く日本のマーケットを狙ってくる感じがやっぱり凄い。

カワイイ感じなのにルックスは超美形。

ホントに同じ人類なのかというレベルのハイスペック。

”見よ日本人、これがアイドルだ”とでもいいたげなグループがまたひとつ日本に乗り込んできましたね。

どうするんだ日本の芸能界!?

 

3位 "ファタール" GEMN

 

4位 "familie" Mrs.GREEN APPLE

 

5位 "はいよろこんで" こっちのけんと

当ブログでもピックアップで何度か取り上げたこの曲。どんどんチャートを駆け上がってトップ5にか行ってきました。

いやいや邦楽チャートでこんな動きって久しぶり。若い世代だけでなくオトナ世代にもひろがったヒットなんてことで言えば20年ぶりとかのレベルなんじゃないかな。

 

6位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

 

 

 

今週のピックアップ

 

"新しい恋人達に" back number

フジ月9ドラマ『海のはじまり』の主題歌。

物語も佳境に入ってきて視聴率も最近の月9ではずば抜けていいんじゃないでしょうか。

ドラマの内容は有村架純が演じる役がとにかくかわいそうで切ない。

観ているこちらまでつい同じ気持ちになってしまいます。

役者陣の演技がみんな凄くて日本のドラマのレベルについては悪口を言われがちで、特に月9は期待値が高すぎて毎回気の毒なのですが、今回のドラマはそんなプレッシャーをはねのけてようやく勝ち取った大金星だと思います。月9の期待値に応える作品をついに完成させた制作陣、役者陣に拍手を贈りたい。まだ観てない人はぜひ一気見をしてください。

めちゃくちゃ面白いです。

back numberのことにも触れましょう。

彼らの曲はほんとドラマ起用が多くしかもヒットすることが多いんですよね。

ポストミスチルとして完璧に機能しています。

クリスマスの定番曲の王座を絶対王者の山下達郎から奪い取ったということも彼らの偉業のひとつ。

 

"幾億光年" Omoinotake

こちらは半年前のTBS火10ドラマの『Eye Love You』の主題歌。

髭男が掘り起こしながら、もう本人達はやらなくなった路線の曲をしっかりフォローしてその座にすっぽりおさまった感じの曲。こういうフォロワーがしっかり出てくるとJ-POPも90年代の黄金期のような分厚いものになっていくはずです。何も開拓者だけが歴史の主役ではなくて、こうしてそのトレンドをしっかり根付かせて支えるプロらしい仕事人もきちんと評価されているというのが、この曲が半年以上チャートにいることの意味だと思います。

邦楽界、健全な感じでいいですね。

 

"青と夏" Mrs.GREEN APPLE

 当ブログのヘビロテ曲!

もうさんざんコメントしてきたのでさすがに不要かな。

ここまでポップでキャッチーなロックをとことん研ぎ澄ませるバンドがまた日本に現れたことがほんと素晴らしい。

世界を見回してもこのレベルのこだわり抜いた仕事をしているポップロックのバンドはいないと思います。

 

"怪獣の花唄" Vaundy

この感じで選曲するなら外すわけにはいかないVaundy。

20年代の小室哲哉になるくらいのポテンシャルはあって、誰が歌っても彼が作った歌とわかるメロディ。

しかもちゃんとカッコいいんですよね。そしてサウンドはオールジャンル。懐メロから最新ポップスからロックまでなんでもできちゃいます。エルヴィス・コステロみたいな人ですね。

 

"点描の唄" Mrs.GREEN APPLE feat.井上苑子
当ブログのヘビロテ曲その2!

なんだかんだの理屈は抜いてとにかく個人的ツボな流麗なハーモニーと熱いヴォーカルのかけあい!

これが美しすぎるほどうまく絡み合って聴く者の感情をつかんだままとんでもない高みにつれて行ってしまいます。

ここまで大仰なサウンドアレンジだと大抵ダサくなってしまうのに、ちゃんと甘酸っぱいポップロックの旨味が残っているのも凄い。

どうやってつくったらこんなもんができたんだろう。

アウトロのピアノもいいですね。たいていのポップロックなら、繰り返しながらフェードアウトとかにするのに潔く歌唱を終わらせてしかもドラムロールとかもナシ。

ロックの公式をすべて外して合唱コンクールの伴奏のような終わらせ方をするというのはもはや変態的な感性。

よく日本のロックはパクリばっかりと言われてきましたが、この曲は音楽の神が降臨して紡いだかのような唯一無二な音世界。しかも超POP。最盛期のジェフ・リンのELOとかでしか例えられないレベル。

 

 

 

Playlist(Spotify)

 

1位 "A Bar Song (Tipsy)" Shaboozey

produce:S.Cook, N.Sastry

 

2位 "I Had Some Help" Post Malone feat. Morgan Wallen

produce:Hoskins, Charlie Handsome, Louis Bell

 

3位 "Espresso" Sabrina Carpenter

produce:J.Bunetta

 

4位 "Please Please Please" Sabrina Carpenter

produce:J.M.Antonoff

 

5位 "Taste" Sabrina Carpenter
produce:J.H.Ryan, J.Bunetta, I.Kirkpatrick

 

 

Shaboozeyが8週連続で首位に。これで通算9週目のトップ.

 

 

 

今週のピックアップ

 

"28" Zach Bryan

 

"Stick Season" Noah Kahan

 

"Sailor Song" Gigi Perez

 

"Tailor Swif" A$AP Rocky

 

"Sorry Not Sorry" Lil Yachty & Veeze

 

トップ5が先週から内容が変わらず米国チャートでは珍しくポップ目な感じなのでピックアップではカントリーやらヒップホップやら渋めでセレクト。

コロナ前あたりは同じような曲ばかりで少し退屈なチャートでしたが、今はまたいろいろなものが混ざっていて楽しいですね。

洋楽はこの時期からリリースが活発化しますので、振り落とされないようにしっかりついていきながら流行音楽を楽しみたいです。