監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジャンル アクション アドベンチャー/冒険
出演 ティモシー・シャラメ ゼンデイヤ レベッカ・ファーガソン ジョシュ・ブローリン オースティン・バトラー フローレンス・ピュー デイヴ・バウティスタ クリストファー・ウォーケン レア・セドゥ ステラン・スカルスガルド
鑑賞方法 映画館(IMAXレーザー/GTテクノロジー)
とんでもないものを観てしまった・・・。
というのが観終わった直後の感想。
上映が終わった映画館は、エンドロールが終わった後もたとえようのない感動に飲まれて沈黙の間がありました。
人はこういう体験を指して”圧巻”と呼ぶのでしょう。
映画冒頭からはじまる戦闘シーンまでで、はやくも芸術性にしてもアクションシーンにしてもあの完成度の1作目ですら全く比べ物にならないとんでもない別次元の作品であることを見せつけられます。その後も映像美はもちろん、地響きのような重低音に体ごと揺さぶられ、豪華絢爛な役者陣の容姿や演技に魅了させられ、紡がれるストーリーに夢中にさせられ・・・。
本作は1作目よりは芸術度はやや薄まるもののエンタメ性が増して、より大衆性のある作品になるよう絶妙にチューニングされているように感じました。
この匙加減の上手さはドゥニ・ヴィルヌーヴの手腕。さすがです。
今回はIMAXレーザー/GTテクノロジーの上映で観た訳ですが、やっぱり本作はこの上映方式で観ることを前提に作ったのでしょう。15年前にこの方式を体験して以来、この体験のトリコになってたくさんの映画を観てきましたが、いよいよその決定版的な作品が世に生まれたという印象を受けました。
もう映画であって映画ではない別物のエンタメ、そして芸術体験。
ほぼ間違いなく次作があることも明らかで、それも今から本当に楽しみです。