ガン細胞は
私たちの体内で毎日生まれては
免疫細胞によって殺されていきます。
しかし、免疫細胞の機能が低下していると
いつものようにガン細胞を殺しきれず
生き残るものが現れてしまい
さらなる条件が整うと
ガン細胞が増殖を繰り返してしまうこととなります。
「早期ガン」と呼ばれる大きさにまで増殖するのには
多くの場合
10年~20年という長い年月を要するとされています。
けれども
この「早期ガン」から「進行ガン」となるまでには
あまり時間がかかりません。
その期間、およそ2~3年と言われています。
ガン細胞が増殖していく部位にもよって状況は異なりますが
胃などの粘膜にできる場合は
ガン細胞が上皮に当たる部分
表面に近い粘膜層までにとどまっている状態を
「早期ガン」と言います。
しかし
ガン細胞が粘膜組織よりも深い層の組織にまで広がっていることを
「進行ガン」と呼び
一般的には、治療が難しくなるとされます。
ここからさらに進行していきますと
隣の臓器へ広がっていったり
リンパ節への転移
遠く離れた臓器や骨への転移へと
広がっていくこととなります。
深く、広く…と広がっていく前の
「早期ガン」の段階で
治療に取り組めると、治癒する確率が高いとされています。
とはいえ
「早期ガン」となるまでの長い年月の間
体はなんらかの信号を発信しているはずです。
その信号をキャッチし
真摯に受け止めて
生活スタイルを見直すことで
ガン細胞が増殖し続けることを断ち切ることができます。
だからこそ
ガンは 『生活習慣病』 と言われるのですね。