「腸」と「乳酸菌」と「免疫力」について

善玉菌を増やし、腸内環境を改善し

免疫力を高める働きのある乳酸菌。

ヨーグルトや漬物、納豆やチーズなどの発酵食品には

生きた乳酸菌が含まれています。

食物と違い乳酸菌は、胃の中で消化分解されず

大きな粒子のまま腸まで到達します。

ここで「免疫機能」について、少し専門的な話になりますが・・

小腸の壁の一部に存在する腸管免疫組織のパイエル板を

ご存知でしょうか。

外敵や異物に対し、必要に応じて抗体を産生したり

白血球を活性化させたり、免疫機能を賦活しています。

パイエル板には、ＮＫ細胞などのリンパ球やマクロファージが

集結しており、パイエル板の上には「М細胞」と呼ばれるものが

存在します。

　　

ここを刺激することで、マクロファージが活性化し

サイトカインが放出されます。

乳酸菌の粒子の大きさが10.0µmを超えると

М細胞への貪食（刺激力）は著しく低くなり

粒子の大きさが小さいほど、刺激力が強くなることが

わかっています。

つまり、免疫力を発揮するためには

「粒子の大きさを小さくする」ことが効果的である

と、考えられているのです。

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