子育てと仕事の両立のコツ 心の余裕を持つこと
1.子育てと仕事の両立今の時代、子育てと仕事の両立は、多くの女性が直面する課題です。私が子供の頃は専業主婦が当たり前でした。しかし、私の母親は働いていたので、家に入るために玄関の鍵を持って登校していました。そのような子供は、当時「鍵っ子」といわれていました。私を含めて、クラスに鍵っ子は2人しかいませんでした。それから40年。専業主婦は、もう死語になったのかもしれません。2.両立の葛藤仕事に打ち込みたい気持ちと、子どもと過ごす時間を大切にしたい気持ちの間で、葛藤を抱える女性も多いでしょう。そのような葛藤を抱えている女性に、ぜひ伝えたいことがあります。それは、子育てと仕事の両立が出来るということです。もちろん、両立は簡単ではありません。時には、仕事や子育てで忙しすぎて、心身ともに疲れ果ててしまうこともあるでしょう。しかし、それでも、両立は不可能ではないのです。その理由は、子育てと仕事の両立の意味を「両方完璧にこなすこと」ではなく、「自分に出来る範囲でこなすこと」ととらえるからです。そのため、仕事で高い成果を上げたい人は仕事の比重と高くする。反対に、子どもとたくさん触れ合いたい人は、子育てに時間を割きましょう。このように、両方100点を目指さないこと。両方完璧にこなしたいという気持ちも、悪いことではありません。しかし、両方完璧にこなすことを目指すと、必ずどこかで無理が生じます。その結果、心身ともに疲れ果ててしまい、やがて仕事や子育ての両方に支障をきたしてしまいます。子育てと仕事の両立においては、「自分らしく生きること」を大切にすることが大切です。3.両立の方法ここでは、子育てと仕事の両立のコツを3つご紹介します。その1.優先順位を決めるたとえば、仕事を7割で子育て3割など、おおまかな割合を決めます。次に、それぞれの範囲のなかで優先順位を決める。すべてに完璧を求めないことが大切です。その2.休みながら進めるそもそも、仕事にしても、子育てにしても、どちらも負荷が掛かることです。体力が必要になり、常に時間が足りない状態になる。だから、休息の時間を十分に取ることが大切です。無理せず、楽しめる範囲で行いましょう。自分のペースで進めてください。その3.周囲の人の協力を得る地域の子育てサポートを利用したり、食事の宅配を利用する。家事代行サービスやクリーニングを活用する。掃除や洗濯をまとめて行い、回数を減らす。両親や親戚に頼む。全部自分でやろうとせず、出来ることは他者へ任せることを考えていきましょう。4.子育ては幸せな時間子育ては大変ですが、限られた時間になります。子供が大きくなれば、自然と手が離れていく。一緒に過ごす時間を大切にしてください。だから、楽しいと思える範囲で子育てを行い、無理をしないこと。良い妻や良い母になろうとすると苦しくなります。出来る範囲で無理なく行うことを心掛けていきましょう。