1.転職で成功する自己アピール
履歴書や職務経歴書、そして面接でも重要となる自己アピール。
採用担当者は、あなたのこれまでの経験を基に何が出来るか=能力を評価しています。
そのため、転職活動では自分の能力を効果的に伝える必要があります。
今日は、書籍の紹介と合わせて、自己アピールの重要性をお伝えします。
第2章:自己アピールの重要性
将来性を期待して採用される新卒生と違い、転職の場合はこれまでの経験が重視されます。
企業は即戦力を求めているからです。
そのため、これまでの経験から培った能力を評価して採否を判断しています。
このような状況において、自己アピールは自分の価値を訴え、内定のチャンスをつかむための重要な手段になります。
2.自己アピールの作り方
自己アピールはこれまでの経験を整理して、その中から自分の強みや長所を把握し、具体的なエピソードや数字を交えて伝えることが大切です。
入社してから今日に至るまで、いつ・どこで・なにをしたか。
自分の年表を作るように、これまでの経験を振り返る。
自己アピールを作る方法は、このように比較的簡単ですが、実際は多くの方がそれをしていません。
始めても、残念ながら途中で挫折してしまう方が、ほとんどではないでしょうか。
3.なぜ経験の棚卸しが出来ないのか
自己アピール作成のために、過去の経験の棚卸しをする。
そこで気付いたことをを整理して、エピソードや数字を交えて、自己アピールを作る。
作成方法はこのように簡単なのですが、多くの方が途中で挫折してしまう。
その理由は、「面倒臭い」という方が多いのですが、本当の理由はもっと深いところにあります。
それが心理的要因=メンタルブロックです。
4.メンタルブロックとは
キャリアの棚卸しにおけるメンタルブロック。
メンタルブロックとは、自分の潜在意識にあるネガティブな思いや観念によって、本来の力を発揮出来ない状態のことです。
一例として、
「自分は勉強が苦手だから、テストで良い点を取るのは無理だ」
「自分は人前に出るのが苦手だから、プレゼンテーションなんて絶対に出来ない」
などの思い込みがあると、その思い込みが原因で実力が発揮出来ないことがあります。
「プレゼンテーションなんて絶対に出来ない」と考えていれば(信じていれば)、そのような機会を避けるでしょうし、練習して克服しようとも考えないでしょう。
実際の能力と思い込みでは、思い込み=メンタルブロックが行動に大きく影響を与えます。
自己アピールを作成するときのメンタルブロックには、下記の思い込みが考えられます。
「自分は大したことをしていないから、アピールすることなんてない」
「少し上手に出来たこともあるけど、職場にはもっと凄い人がいた」
「評価されたことも無いし、管理職経験もないから書くことがない」
「簡単な仕事ばかりで、専門的な仕事をしてきた訳ではない」
「これといった資格や免許もない」
このような思い込みがあると、キャリアの棚卸しをしようと考えないし、仮に始めても強みや長所が見つからず、途中で放棄してしまいます。
最初から「無い」と決めつけているわけですから、見えなくなっている。
赤いサングラスを掛けていたら、赤い物が見えなくなってしまう。
それと同じで、無いと決めつけているわけですから、見つからなくて当然です。
そのため、自己アピールを見つける前に、メンタルブロックを外す必要があります。
メンタルブロックを解消するには、まず自分にメンタルブロックがあることに、気付くことが大切です。
「大したことはない」
「誰でも出来ること」
「資格や免許がない」
このような思い込みは、実は他人との比較から生じています。
意識的・無意識的に関わらず、他人と比べてしまっているために、思い込みを持ってしまう。
そこで、今後一切他人と比較しないこと。
まず社会に出た時の頃の自分と、今の自分を比べてみましょう。
必ず、今の方が上手に出来ることがあるはずです。
それが、あなたの強みや長所です。
比べるのは過去の自分と今の自分です。
その差が成長した部分であり、あなたの強みや長所になります。
■書籍出版のご紹介
この度、自己アピール作成に特化した書籍を出版しました。
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自己アピール作成で悩んでいるなら、ぜひご一度ください。