1.輝く50代、60代と、そうでない人
あなたの周りにいる人で、50代、60代になってもイキイキしている人、いませんか?
反対に、40代なのに、50代、なかには60代に見えてしまう人もいますね。
私も現在58歳。
そのため、輝く50代、60代を過ごしている人と、そうでない人の違いがなにか以前からとても興味がありました。
2.40歳は人生の正午
歳を重ねても輝く人と、そうでない人。
この違いは40代の過ごし方にあるのではないかと、私は考えています。
40代になると、仕事やプライベートでさまざまな経験を積み、人生の折り返し地点に立つようになります。
心理学者のユングも、人生を一日にたとえて、「40歳は人生の正午」といっています。
40歳で12時を迎えて、あとはゆっくり夜に向かっていく。
40歳をピークに、人生の下り坂ということです。
3.自分の限界と向き合う40代
色々な経験を重ねるなかで、自分の欠点や弱点、そして限界が見えてきます。
40代になれば、もし独身なら「結婚は難しいだろう」と考えたり、社内でも「このままうまくいっても、せいぜい○○○止まりだろう」と判断できます。
歳を重ねると、希望が淡い期待に変わり、やがて叶わぬ夢へ変わっていきます。
そのような時期をどのように過ごすかで、後半の人生が決まるように思います。
「俺の人生もここまでか」
「私の人生ってこんなものなのね」
そう思った途端に、老化が始まります。
4.自分を認め受け入れる
では、50代、60代になってもイキイキしているは、何が違うのか。
それは、自分の限界を認め受け入れる。
そして今の自分の身の丈に合う、新たな目標を設定しています。
自分の短所や欠点を認めつつ、長所や強みに目を向ける。
次に、自分を好きになる努力をする。
自分を好きになることは、輝く50代や60代を迎えるために、最も大切なことだと考えています。
自分を好きになれると、自信を持って行動できるようになるからです。
その結果、人生がもっと楽しくなります。
自分を好きになるためには、自分の良いところに目を向けてください。
すぐに見つからないと思うので、根気強く探す努力が必要です。
そして、すぐに見つからないということは、いつも自分を否定的に見ている証拠です。
欠点や短所がいっぱいあるけれど、良いところもある。
そんな自分を認めて受け入れる。
「自分とうまく付き合う」という感覚です。
よく持病を抱えている人が「もう一生治らないから、この先うまく病気と付き合いながら生きていくしかないね」とおっしゃいます。
そのような感覚です。
そして、自分をいたわること。
自分をいたわるとは、自分をねぎらい、大切にすることです。
自分を責めたり、無理せず、自分に優しくなりましょう。
自分をいたわることで、心と体がリラックスし、より充実した人生を送ることができます。
それが、輝く50代、60代を迎えるための秘訣です。