痴呆症、の名称が認知症に変更になるようです

こういった変更は結構珍しくなく、例えば成人病が、生活習慣病になったりしましたが、そういう変更を知っていないと、何のことかよくわかりませんよね。

痴呆、という言葉には侮蔑的な意味を含んでいるというのは、確かに否定しません。だとしたら、その意味についてもっと語り合ったりして、しっかりとその真の意味を認識させていかないといけないのではないかなぁ、というように思います。なぜなら、こういった単語の多様性が広がっていくと、それはそれで迷ったり認識できないといった問題が起きてくるからなんです。

同義語、という言葉があります。文字通り、同じ意味を指す言葉、ということなのですが、医療の世界において、専門用語的にも、一般用語的にも、同義語が相当多いのです。例えば、はしか、と、ましん、どちらとも麻疹のことを指します。インターネットが普及したことで、情報を検索できる機会は飛躍的に向上しましたが、例えば、「がん」を検索しようとするときに、検索語として、「がん」以外にも、「ガン」、「癌」などといった他の候補も十分に考えられ、しかもどれも正しいといえば正しいんですよね。ただ、医学的にはがん、というひらがな表記が一番正しいとされてはいるものの、そのことさえも浸透しているかといえば疑問です。

いろんな言葉が医学ではでてきますが、惑わされないように、是非気をつけてください。ちなみに、CAREWAVEの病状検索では、ある程度の同義語は、同じ検索語として認知されるようになっているので、わからなかった場合に軽い辞書的な使用をしてみるとおもしろいかもしれません。
もういくつ寝るとお正月♪なんてのも鬼が笑わなくなってきた今日この頃ですね。お正月の風物詩といえば、凧揚げと餅つき、羽付あたりでしょうか。餅つきなんかは、年末に行うところも多いかもしれませんね。

そのお餅を、年始にお雑煮などにして食べて、のどに詰まらせてしまう、というニュースが毎年数件はありますよね。よくあることですから、気をつけてくださいね。その際に問題になるのは、嚥下(えんげ)です。

嚥下とは、食べ物をかんだり飲み込んだりする一連の動作のことを指します。

えんか、とも発音するときがあるかもしれませんが、医療においてはえんげです。
さて、この嚥下がうまくいかないことを、嚥下障害、ということがあります。その原因は病気や老化など様々ですが、主として問題なのは舌など、口の周りの動きが衰えることなのです。

嚥下が衰えることを予防する運動があります。この運動の利点は、嚥下障害の予防になることとともに、顔のダイエットにもなるということなんですねー。正月はお餅だけじゃなく、高カロリーな食事が続くでしょうから、今から運動しておくことはいいかもしれませんよ。
以前、あのニュースはどうなった?というトピックで紹介した鳥インフルエンザですが、国内で感染例が出ていたらしいですね。さて、鳥インフルエンザってどういう病気なんでしょうか。今回の騒動(というほどでもないかもしれませんが)で話題になっているのは、鳥インフルエンザ、ですが、正確には高病原性鳥インフルエンザ、というものです。

高病原性鳥インフルエンザとは、鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスのものをいいます。

専門家の間では鳥フル、なんて略され方をすることもあります。まぁ、トリビア程度の知識ですけど、どこかでどうぞ。

今回の感染例に関しても、陽性であったけれど特に問題がなかった、という程度に収まっているはずです。つまり、人間にはあまり害があるわけではないんですよね。もちろん、まったく関係ない、とは言い切れないんですが、主に家畜、特に鶏あたりに感染する病気なんですよ。

ということで、もし身近に感染例があったとしても、落ち着いて行動しましょう。あと、鶏の肉を食べても大丈夫?ということに関しては、ほぼ大丈夫、という答えが厚生労働省から出ていますので、安心して水炊きをいただきましょう。時期ですからね、鍋。
具合が悪くなったようです。さて、まずどうしましょう?

通常でしたら、休む、薬を飲む、病院にいく、という3つがまずとる手として考えられるでしょうか。でも、本当に休んでもいいの?とか、どんな薬で対応したらいいんだろう?とか、どこの診療科に行けばいいんだろう?など、案を実行しようとする際の障壁は、案外大きいかもしれません。

まず、休む、という案は、結構通用します。
漠然と体調が悪いといったときや、腹痛、頭痛といった、よくありがちな症状の場合、休むというか、安静にすることがまず重要なのです。疲労が原因だった場合は、それで解消されることもありますし、腹痛なども、案外楽になることも多いです。

では、最初から薬や病院を選択したほうがよいときはどういうときでしょうか。

まず、激痛が感じられるとき、または、不快感やめまいなどの症状のときはそれが激しいとき、これはすぐに病院にかかりましょう。安静にしても悪くはないのですが、場合によっては一刻を争うこともあります。

今までに感じたことのない痛みや不快感、というと判断はなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも我慢できないほどのものを感じたときは、我慢する必要はないので、すぐに病院に行くべきでしょう。場合によっては救急車などの選択肢も考えます。

あとは、安静にしていても体調がよくならないときも、やはりその次の手を考えるべきです。まずは薬を服用する、という手もよいでしょう。そのときは、薬を買うときに薬剤師さんに相談するとよりよい結果を得ることができるはずです。なんてったって専門家ですから。

かぜの諸症状、といったものは、案外軽く捕らえがちですが、その症状が長く続くときは、かぜ以外の病気の初期段階ということも十分に考えられます。この場合のひとつの目安は2週間です。2週間たってもかぜがよくならないとき、それは病院を受診しましょう。今話題のC型肝炎も、その症状はかぜとほとんど一緒ですから。もちろんインフルエンザなども時期的に考えられますよね。また、薬を飲んでも治らない、というときはもっと早く、1週間程度でも病院を受診することをお勧めします。

あとは、安静にしている時間がない!という場合もそうでしょう。年末になって、皆さん忙しいですよね。頭痛には頭痛薬や、腹痛にはそれようの薬を服用するのは、もちろん間違っていません。この場合気をつけないといけないのは、頭痛薬で頭痛を消すことで、頭痛の原因となっているものをあまり表面化させないで対処療法的に状態を良化させてしまうことです。これは腹痛などにももちろんいえます。忙しいときには無理でしょうけど、時間が少しできたら、まず安静にしてみることも大切ですね。

もちろん、素人判断は大変危険です。なので、ある程度は自分でどうにかするとしても、ある程度以上は専門家の判断を仰ぎましょう。時節柄忙しい日々が続くとは思いますが、早く治す、ということも、時間を大切にするひとつの選択肢ですから。

混合医療、各地でいろんな話題に上っているようです。
先日のエントリーでその概要について述べさせていただいたのですが、それも改めて説明させていただいた上で、その抱える問題点などについて言及します。…って表現硬いですね。実際に、数年後には、知ってると知ってないでは大きな違いがでてしまうことでしょうから、知っておいて損はないと思いますよ。

さて、混合医療とは、保険診療と、保険のきかない自由診療を組み合わせた診療のことです。

現状、保険診療と自由診療を組み合わせると何が問題なのかというと、保険診療は何割かの負担で診療が受けられるのですが、自由診療だと、全額負担しないといけないんです。通常かぜの治療だと保険診療内で問題ないのですが、思いもよらない大病を患うと、たとえばがん等、その治療の中で、どうしても日本では未承認の薬剤を使用しないといけないような事態になることがあります。そういった未承認薬剤は当然自由診療なのですが、それをいったん使用すると、今まで保険でまかなわれていたはずの部分まで全額負担しないといけないようになります。これが混合医療の一番の問題点です。

今混合医療を認めようとしていることの利点は、医療費が安くなることです。全額負担の何割かですむわけですから、家計は大助かりになること間違いなしです。ただ、自由診療部分も何割かの負担ですむ、というわけではない、ということは注意してください。自由診療部分は、あくまでも全額負担ですからね。

混合医療に対して、日本医師会は明確に反対しているわけですが、そこで述べられているような、混合医療を認める上での欠点は、医療が日本国民に平等に提供されるサービスではなくなる、ということです。現在、入院する部屋などのアメニティをのぞいて、日本において受けられる医療のレベルは、保険診療内において支払う金額の大きさなどにはまったく反映されず、総じて平等なサービスであるということができます。これは国民皆保険などが大きく寄与しているのですが、これが混合医療が認められ始めると、そうはいかなくなってくる側面もあります。また、現在未承認薬の使用は、いったん使用するとそれ以後治療にかかわるすべてが全額負担になることなどが大きく障壁となっていることが認められるわけですが、混合医療になると、その障壁が大きく取り除かれます。すると、医薬品会社は急いで承認を取り付けるというインセンティブが低くなります。これも問題点でしょう。

それともうひとつ気をつけなければならないことがあります。それは、政府の今後の動向です。混合医療の利点は、医療費が安くなること、何ですが、これって政府の今までの政策の方向とは違った方向だな、と思いませんか?政府としたら、医療費の支出はなるべく少なくする方向で話をしたいはずです。それなのに、これに関してはなぜなんでしょうか?

まだ憶測ですが、これに関しては、現在保険診療として認めている部分を、徐々に自由診療にしていくのではないか、ということも考えられます。たとえば、比較的単純な治療ですむもの(たとえば軽度の腹痛など)は、混合医療が認められれば、自由診療にされてしまう可能性もあります。腹痛プラスかぜ、といった治療でも、混合医療なら、かぜは保険内だけど、腹痛は自由診療、といったことが容易になりますからね。この場合、腹痛は結構なりやすいでしょうから、家計の医療費は、多分多少は上がることになると思います。

このように、混合医療に関しては、利点と欠点や、今後の動向を含め、まだ推移を見守らないといけないものでしょう。はてさてどうなるのか、政府の結論に注目が集まります。

【追記】
混合医療と混合診療、どちらの言葉が正しいのでしょうか?
今年のはやり物の中でも、健康グッズや関連商品は花盛りでした。

その中でも最も注目を受けたのは、「コエンザイムQ10」(CoQ10)でしょう。ぱっと聞いただけでは何のことかはよくわからないものの、印象的に、健康関係のサプリメントであるという前提があるだけに、なにかすごくよいサプリメントのような気がしてきてしまうから、ネーミングって不思議です。さて、CoQ10(コーキューテン、とも略されるらしいですが)って、どういうものなんでしょうか?

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2005年の花粉は、2004年に比べて20~30倍の量だそうですが、その上、花粉が飛ぶ期間も長くなるかもしれないようです。

それに連動し、花粉予報、というものを、製薬会社各社が競うかたちで提供されるそうです。夕方のニュースでも、花粉症の飛散予報、というような名前で花粉の時期には放送されていたりしますよね。花粉情報教会、というものもあるように、日本では花粉症は大変重要なアレルギー症状です。

アレルギーにはいろんなものがあり、花粉症はその中でもひとつの種類に過ぎませんが、春先や初秋など、決まった時期にだけ発症するというアレルギーで、その上、くしゃみ鼻水鼻づまり目のかゆみ、などといった症状によって通常生活にも支障が出てしまう厄介なものです。市販の鼻炎薬は大変効くものがありますが、実は気をつけないといけない点もさまざまあるんですよ。

まず、気をつけなければならないのは、かぜの症状と大変似ていることです。鼻水鼻づまり、なんてのは、鼻かぜの症状と一緒ですからね。この場合は、熱が出ているかどうかや、せきが出ているかどうかなどによって判別できることもあります。

その次は、花粉症以外にもアレルギー症状はないのか?ということです。薬によっては、特定のアレルギー症状の方には服用できないものもあります。花粉症、というものは結構甘く見られがちですが、アレルギー症状、というと、ちょっとは印象が違って聞こえませんか?自分のアレルギー症状の原因がどこにあるのか、というのは、病院で簡単に検査できますから、一度検査を受けてみることは大変おすすめです。

花粉予報が出るのは、早くて来年1月だそうです。それってもう来月なんですよね。来年の話をすると鬼が笑うなんていいますが、鬼が笑っても今から花粉の対策を立てておくことも、いざとなったときに違いが出ますよね。
電通が13日に、消費者調査に基づく今年の話題・注目商品を発表しました。今年のテーマは「心層快転」だそうで、言葉の意味はよく分かりませんが、それにちなんだ商品が並んでいるようです。

その中でも注目したのは、5位黒酢、6位にがり商品、7位豆乳ブーム、の中盤3連発です。いわれてみたら、確かに今年流行りましたよね。でも、豆乳って、今年でしたっけ?去年あたりからいわれているような気がしたのですが、気のせいでしょうか。

これらの商品に共通しているのは、お昼のテレビや、日曜の夜のテレビなどで紹介されているもの、でしょう。ぼやっと表現してますが、つまりは健康関連のテレビで紹介されているものなのです。影響力強いですよね、ほんと。

世の中、健康がブームなのでしょう。それはすごく良いことだと思います。でも、健康でいつづける、というのは実はすごく難しいことでもあるんですよね。ですから、黒酢やにがりなどで、常に健康を意識しておくことが、健康でいつづけることへの第一歩なんだと思います。この調子で、ぜひ健康に気をつけて、年末を乗り切りましょう!
京都通認定試験、というのがあったそうですね。その中で印象的だったのは、「はんなり」というものの意味を問う問題だったのですが、知ってますか?ちなみに答えは、明るくて華やかなさまを意味しています。例えば着物を見て、はんなりしたお色どすなぁ、というようなことで使います。ぜひ使ってみてください…、って、使う場所も限られますよねぇ。トリビアでした。

さて、C型肝炎が話題に上ったと思えば、前にもE型肝炎についてちょっとニュースでやっていたかと思えば、日本でも流行する可能性が出てきたようです。ぜひお気をつけください…、といっても、どう気をつけていいやら?って感じですよね。

ウイルス肝炎は、血液や体液などで主に感染します。これは、豚肉で感染した、ということも同様で、これはつまり豚の血液からの感染ということです。つまり、豚肉に関してもちゃんと熱して調理したらそれほど問題はないはずです。なので、過剰の注意は必要ないと思っていいです。

C型肝炎のフィブリノゲンに関してはちょっと違うので、心当たりの方はまずは落ち着いて、最寄の病院にて血液検査を受診してくださいね。
このニュースを読んで、ちょっと考えてしまいました。たぶんすぐにリンクが切れるので、ちょっと転載します。

<2004年12月11日 朝刊 1・27面>
南部病院経営移譲へ

 県議会(外間盛善議長)十二月定例会は十日、一般質問が行われた。稲嶺恵一知事は、経営悪化が指摘され存続の行方が焦点となっている県立南部病院について、「県立として継続することは困難」との認識を示した上で、「救急医療等、地域で必要とされている医療については、経営移譲で確保を図っていきたい」と述べ、同病院の経営移譲を進める方針を明らかにした。同病院の経営移譲を県が明言するのは初めて。新垣哲司氏(自民)に答えた。(以下略)


身近にあった病院がなくなった経験、ありますか?移転などを除いて、完全に廃業になった病院のことなんですが、たぶんあまり経験がないんじゃないかなぁ、と思います。

病院がなぜなくならないのか、というと、病院は公共財だからなんですよね。もちろん、医療サービスを提供することで経済活動をやっているといえるんですが、それ以上に、付近住民の健康を守ったりする社会的な意味が大きいんです。これは、都道府県や、市町村が経営している病院でも、個人が経営している病院でも、ほぼ同じです。

で、これは特に国立、公立病院に多いのですが、赤字経営なんですよ。特に、高度先進医療を提供している病院なんかは顕著です。某国立大学病院なんかは、年間しゃれにならない額の赤字を出していますからねぇ。しかも、一般企業の会計に照らし合わせたら、たぶんもっと赤字の額が増えるんじゃないかと思いますし。

これは、病院経営がうまくいっていないとか下手だ、という以前に、採算を度外視しているから、という理由が大きいです。高度先進医療を提供するとなると、医療機器もそろえないといけないですし、これがまた高いんです!ついついびっくりマークをつけてしまうほどの高さなんですが、それ以外にも人もそろえないといけないですし、数え上げたらきりがありません。

で、このニュースです。これは、地方の病院ならどこもが同じ状況だとは思うのですが、地域の住民の健康を守るために必要な機器や人材を確保しても、その費用がまかなえるだけの収入は、その付近住民の治療だけでは絶対にまかなえません。なので、地方の財政を圧迫しているんですよね。これが通常なら聖域なき構造改革とか言われ、病院の数を減らしたりする方向になりそうなものですが、やっぱり病院だとそうもうまく行かないんですよね。
郵便局を民営化、なんて話と一緒に考える手もうまくいくのかな、という内容なので、このニュースの中で出されている案がうまくいくかはよく分かりません。

人口の都心一極集中が起こってもう久しいですが、医療資源も都心にかなり集中してしまっているのも明らかです。今の時代、医療格差をどのように埋めていけるのか、インターネットがこんなに普及している時代ですし、今までになかったような案が出されてもいいころあいなのではないかなぁ、と個人的には期待しています。