上下2回のつもりでいたが、

予定外の長さになってしまった。

今回が「水分補給」の最終話となる。

 

前2回をまだ読んでいない方は、

先に読まれたほうが理解しやすいだろう。

⇩  ⇩  ⇩

 

 

さて、高齢者施設などで取り組まれている

1日1.5ℓの「水分補給」だが、

細胞外液が0.9%の食塩水の成分に近いため、

水だけでなく、塩分・ミネラル分の摂取

重要であると、AIから回答があった。

 

そしてなぜ必要なのか、

AIによる理由の説明が続いた。

 

塩分(ナトリウム)の必要性

・塩分は体内の水分バランスを維持するため

 に必要です。ナトリウムは細胞外液中で重

 要な電解質であり、神経伝達や筋肉の収縮

 に関与しています。

・適切なナトリウム摂取は、脱水を防ぐため

 に重要です。

ミネラルの役割

ミネラルは体内のさまざまな生化学的プロ

 セスに関与しています。例えば、カルシウ

 ムは骨や歯の健康に必要であり、鉄は赤血

 球の形成に関与しています。

・ミネラルは食事から摂取することで、体内

 の機能をサポートします。

バランスが重要

過剰な塩分摂取高血圧や心血管疾患のリ

 ス クを増加させる可能性があります。し

 たがっ て、適切な量を摂取することが重

 要です。

ミネラルも適切なバランスで摂取する必要

 が あります。

 

いずれも食事を通じて

適切な摂取をすることで、

体内の水分バランスと

健康を維持できるという。

 

 

ところで、摂取に注意したい水分がある。

アルコール飲料カフェイン飲料である。

利尿作用が高く、過剰に摂取すると、

必要な水分まで体外に排出されてしまう。

 

アルコール

尿の量を減らす働きのあるホルモンの分泌を

抑制するため、トイレが近くなります。適量

を守って摂取しましょう。

カフェイン

コーヒーやお茶に含まれているカフェイン

体内の老廃物を排出する効果があります。適

度に摂取することでデトックスやむくみ解消

に効果的ですが、過剰摂取は注意が必要です。

カリウム

野菜やフルーツに多く含まれており、体内の

塩分を尿として排出する働きがあります。

圧を下げる効果も期待できますが、過剰摂取

は疲労や脱水症状を引き起こす可能性があり

ます。

 

ビールとワインは、

アルコールとカリウムを含んでいる。

また以前このブログで、

コーヒーの認知症予防効果を綴ったが、

焙煎の成分に効果があるので、

何杯も飲む方は、

デカフェのほうが望ましいかもしれない。

 

細胞内や、細胞を覆う水分に着目し、

定期的な「水分摂取」について述べてきた。

細胞外液の説明部分では、

毛細血管の役割が登場した。

以前、毛細血管の血流不全は、

ストレス等に起因し、

酸欠状態を引き起こすことで、

細胞の老化を招くことも書いた。

 

老化細胞が慢性炎症を生じさせ、

認知症発症へと繋がるという研究も、

このブログでは紹介してきた。

 

これらの過去ブログと合わせ、

「水分補給」を考察すると、

その重要性がより理解できることだろう。

 

(『認知症が改善する「水分補給」を深掘り』完)

 

(過去の関連ブログです)

 

 

 

▲弥生・3月、遊歩道の寒緋桜がいまにも咲き出しそうになっています