久々に「水分補給」について書こう。
このブログでは過去に3度ほど、
テーマとして取り上げたことがあるが、
今回はAIとの対話により、
別の角度からアプローチを試みたい。
ところで夏場でないこの時期に、
なぜ水分補給について書くかといえば、
フランスの生理・生物学者ルネ・キントンが、
1897年に唱えた療法を目にしたことによる。
「細胞を包む細胞外液環境の悪化が病気を産む」
という素質医学を博士は提唱した。
パスツールに基づく近代医学とは、
一線を画する医学かもしれないが、
120年前、フランスでは脚光を浴び、
スペインの特定海域の水深30mの海水で
つくられたキントン・プラズマを用い、
点滴・経口投与により多くの人命を救ったという。
なぜ上記が認知症と結びついたかといえば、
「細胞を包む細胞外液」という部分に、
僕が着目をすることになったからだった。
そこでAIに尋ねてみたところ、
「人間の細胞は水がないとつくられない」と、
回答があった。胃で消化吸収された食べ物は、
タンパク質の分解酵素により、
腸でアミノ酸に分解され、血液を通して、
各細胞に運ばれていく。
このタンパク質分解に水は不可欠だという。
このAIの回答で「1日1.5ℓの水分補給」で、
認知症改善が見られた話を思い出した。
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再びAIに認知症の人の「水分補給」に
ついて尋ねてみたところ、
「十分な水分摂取により、血管を通して
水分が行き渡り、脳内血流が促される」という。
また「栄養や酸素が神経細胞に届けられることで、
脳が活性化し、認知機能が高まる」という。
研究段階の事例と断ったうえでの回答だった。
AIによると、細胞の70~85%は水分だという。
そして、その水分を増やすためには、
水と電解質(ナトリウム、カリウムなど)、
ビタミン、タンパク質などの成分が重要だという。
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ちなみに細胞の水分量は、
年齢・性別・体系によって変化する。
65歳以上の高齢者では、
水分量は約50~55%に減少する。
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これが老化につながるのだろうか?
細胞レベルだけでなく、
高齢者は体内の水分量が減少することで、
身体機能の低下やフレイルを起こすので、
改めて「水分補給」を意識してもらいたい。
(㊥に続く)
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