6.21 センターから野犬王ルーサーを引き出しました | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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小美玉市柴高の野犬王ルーサーが、茨城県動物指導センターに捕獲されたのは今年の1月。


野犬は畜産農家さんのエリアに多発します。


豚や鶏を食べて野犬たちは必死に生き延びてきました。


もう若くはないルーサーが群れで生きてこれたのには、それなりの心身ともの強さや賢さ、用心深さがあったからなのでしょう。


センター個別房の狭い空間に、諦めた目をしてジッと横たわっている巨体。


手脚は赤くなり脱毛が見られるようになりました。


その光景を見て、パイナップルさんがCRPセンターレスキューペアレント様として引き出してくださることになりました。


お迎えに行ってくださったみなみママさん、S病院での処置におつきあいくださいましたあんこさん、第1シェルターに入れるまでの搬送、遅くまで誠にありがとうございました。


S動物病院の先生方にも、お忙しいなか、このたびもまた、助けて頂きました。獣医さんのご協力なくては成り立たない保護活動です。


会員一同、感謝致します。



みなみママさんよりご報告がありましたダウンダウンダウンダウンダウン


センター引き出しのルーサー。


バリケンに入れるのに鎮静かけて入れたそうで。

容易に向かって咬みに来るとのことです。


捕獲器ではなく、豚を殺された牧場の方たちがトラップで。入ったところをセンター捕獲員が吹き矢で麻酔かけて捕獲です。


これからシェルター行きますが、チェーンリードも着けなくてはならず。

どうしたものか…と。


体重も30kgあり。

シニアで弱っているからと予約したとのことですが、弱っていることはないです。


S病院に行って鎮静かけてもらいます。



byみなみママさん











センター到着時には、
すでにバリケンに入った状態でルーサーは覚醒していました。
ワイヤーリードと布リードをつけてくれていましたが、
噛み切られますしバリケンに入れたままでも破壊されると思いましたので、あんこさんに連絡して、S動物病院へ行きました。

フィラリア陽性でセンターで一度鎮静使用していることから循環器への影響を考慮し鎮静なしで処置してくださいました。

バリケンから出しエリカラをつけられるまでは、かなり大暴れしました。

触らなければ、向かって咬んでくることはありません。

あんこさんが最後までお手伝いしてくれ、第1シェルターに入りました。

byみなみママさん






























あんこさんからもご報告を頂きました照れダウンダウンダウン



【診察日】2024.06.21(金)
S動物病院

【ルーサー】
オス、去勢済、フィラリア陽性。シニア
本日引き出し時、鎮静がかかっていたとのことですが、シェルターに搬送中に意識がもどってしまったため。

たまたま自宅の犬猫の診療で、S動物病院を16時に予約していたので、一緒に診てもらいました。

センターで使った鎮静剤の種類もわからなかったので、鎮静なしでカラー装着。チェーンリードも付けてもらいました。

■体重 30kg

■便検査
回虫(+)
※明日からドロンタールを3日間投与

■採血できそうだったので、血液検査をお願いしました。
外注に出しました。

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【ココ】血管肉腫
プレビコックス57(痛み止め)二週間分 

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第1シェルターに入ったルーサー君。



みなみママさん、あんこさん、大変お疲れ様でした。

ありがとうございました。


動物病院の獣医さん、看護師さん、鎮静をしないでのルーサーの処置、チェーンかけに、本当に感謝致します。


人を知らない、恐怖に怯えた野犬だけでなく、脱走癖のある犬、自由でいたい犬たちは紐リードを容易く噛み切ります。ワイヤーリードも引きちぎります。


オペしてくださるときには、鎮静下で必ずチェーンとワイヤーリードを付けてくださいませ。



僕も最初はとても怖がられていたの。キキ





老犬ハラスも、当初は怖がられていました。


が、甘々な家庭犬に。





2015年に問題となっていた常総野犬の群れを全頭保護し譲渡した官民協働のプロジェクトがありました。茨城県、常総市、CAPIN、県獣医師会、住民、議員で全頭捕獲にむけ動いていたときは、捕獲したらセンターに連絡し、センターから迎えが来てセンターにて避妊去勢とワクチン、フィラリア検査を済ませ、常総市のシェルター(当時は牛小屋跡地)に搬送されてきました。電気も水もないところで、CAPINのメンバーが慣らしお世話し、2019年に完結。全頭譲渡となりました。その常総市のシェルターは今では立派なJOSO WAN ZEROのシェルターに発展しました。


ハラスは野犬王でした。








あのときはセンターにも野犬の扱いに慣れた職員さん(高藤さん、佐藤さん)たちがおられ、捕獲した野犬には必ず二重首輪、チェーンとワイヤーリード、丸紐リードを付けてくださいました。


チェーンとワイヤーリードは束ねられ、結束バンドで15センチおきに留めてありました。





これから、世話して慣らしていく、長い時間がボランティアを待っています。


その過程で脱走があってはなりません。


毎日苦労するボランティアさんたちが泣かない、最低限のやるべき工夫、噛み切られないリードをご準備くださっていました。


センターから出せば終わり、ではなく、その先を見越して、県は避妊去勢をしてください。


チェーンやワイヤーリードは備品としてセンターでも購入出来るように、センター長さんが考えていけるよう、予算は付いているはずです。よろしくお願いします。こちらからも持っていきますので。民間ボランティアさんが後に困らないよう、人慣れしていない犬たちには、鎮静下でしかできない処置をお願い致します。







CRPセンターレスキューペアレントのパイナップル様、お待たせ致しました。


ルーサーは決まった方がお世話します。
一年前のサナやメリアのように。

焦らず、ゆったり。

ルーサーはきっと慣れます。このお顔❗️




シェルターボランティアさん、ご苦労をおかけ致しますが、どうかよろしくお願いします。
シェルターボランティアさんを募集しています、一緒に助けましょう。あなたのお力が必要です。






by鶴田真子美(おかめ)