インフォームドコンセントを改めて考える② | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

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□インフォームド・コンセントを改めて考える②
病気と医療の内容について説明を受けるときの手引き[1]




なかなか花粉が舞う季節になり、マスクが手放せなくなりました。みなさんはいかがですか?




さて、今週も、インフォームドコンセントについて書いてみます。インフォームドコンセントの手引きという小冊子を読んだら、とてもわかりやすく何回かに分けて紹介しようと思います。




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以下、内容


インフォームド・コンセントの場面では、患者も医療者もお互いにリラックスしながら、大切なことを相談できる環境や雰囲気を整えることが肝心です。



【患者】
相談をする前の準備についての手引き

・一緒に相談をしたい人がいるのであれば、事前に伝えておきましょう。

・医療者が面談時間をどのくらいとっているのか事前に確認しましょう。面談日時を決める際に確認するといいかもしれません。

・医療者からの説明を後で思い出すことができるように、メモの準備をしましょう。

・自分から医療者に伝えたいことをあらかじめメモにまとめて準備をしておきましょう。




【医療者】
関係者と環境設定に関する手引き

○関係者について確認しましょう
・同席者が必要かどうかあらかじめ患者に尋ねましょう。

・一緒に相談したい家族や友人がいるかどうか、そして常にその方(方々)と一緒に相談したいか確認しておきましょう。

・患者の承諾があれば、医師と医師以外の医療スタッフも面談に加わるようにしましょう。



○相談しやすい環境を設定しましょう。
・静かにゆっくりと話ができる部屋を確保しましょう。

・患者が相談しやすいように座席の配置等に気を配りましょう。

・外来などのついでに行うのではなく、面談の予約を独立して確保するようにしましょう。

・最初に説明の時間の目安(1時間とか45分など
)を伝えましょう。


○相談内容を確認できるための準備をしましょう。

・説明文書のような記録に残るもの用意しましょう。

・説明を聞きながらメモを取ったり録音したりして良いことを医療者側から患者側に伝えましょう。(患者側はメモを取ることをためらう人が多いので、医療者側から言ってもらえると安心してメモできます。)

・患者に心配事、説明を受ける前に気にかかってること、私生活上で大切にしていることや仕事などの都合をメモしてきてもらいましょう。




来週は"病気と医療の内容について説明を受ける時の手引き[1]"
よろしくお願いいたします。